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海外の旅

2023.09.05

アメリカの「マッスルビーチ」とは?あの“レジェンド”も筋トレしていた筋肉の聖地だった

“筋肉のビーチ”ってなんだかスゴそう。

ロサンゼルスにある2つの「マッスルビーチ」

ロサンゼルス空港から北に向かって10キロほどの位置にベニスビーチとサンタモニカという2つのビーチが隣り合わせに並んでいます。

ロサンゼルス近辺の観光地として有名で、どのガイドブックにも出てくると思います。

そして、それぞれに「マッスルビーチ」と呼ばれる場所があることはご存知でしょうか。

1930年代からサンタモニカにあった場所には「オリジナル・マッスルビーチ」の名称が冠され、その後ベニスビーチにできた同様の場所は1987年に「マッスルビーチ・ベニス」と正式に命名されました。

あの“シュワちゃん”が筋トレしていたビーチ

今ではベニスビーチの方が有名かもしれません。若き日のアーノルド・シュワルツェネッガーがここでトレーニングしていたことでも知られています。“Arnold Schwarzenegger Muscle Beach” で検索すると、数多くの写真や動画を見ることができるでしょう。

ボディビルダーたちにとってはまさに憧れの場所なのです。

映画『クリード』にも登場

最近では2023年公開の映画『クリード 過去の逆襲』でマイケル・B・ジョーダン演ずる主人公アドニスが2本のロープを片手ずつ握って綱登りをしていたシーンにもマッスルビーチが舞台として使われました。

海を眺め、潮風を感じながらトレーニング

「マッスルビーチ・ベニス」の屋外ジム。

マッスルビーチは、直訳すると“筋肉のビーチ”。

その名のとおり、「マッスルビーチ・ベニス」には、低いフェンスで囲まれた屋外ジムと、砂浜に建てられた鉄棒やつり輪、それにサンドバッグなどが並んだスペースがあります。これらは、誰でも自由に使うことができます(※ジムは有料)。

ここで真剣にトレーニングに励む人がいないわけではありませんが、現在ではむしろ見物や撮影スポットとしての側面が大きいようです。

マッスルビーチは多くの人が行き交う賑やかな場所にあります。トレーニングする人よりは、ギャラリーの人数の方が多いかもしれません。

したがって、懸垂でもベンチプレスでも、やるからには「見られる」ことを意識しなくてはいけません。もちろん、早朝などの時間帯は空いているので、孤独なトレーニングを好む人は早起きした方がよさそうです。

早朝の「マッスルビーチ・ベニス」。

真剣にやるにしても、遊び半分でやるにしても、海を眺めながら、そして潮風を感じながらトレーニングができる機会はなかなか貴重ではないでしょうか。

マイアミにも「マッスルビーチ」がオープン

面白いことに、ロサンゼルスから見ると北米大陸の反対側にある、フロリダ州のマイアミにも「マッスルビーチ」が最近オープンしました。

こちらの正式名称は「マッスルビーチ・サウスビーチ」です。

ベニスビーチの方は1日10ドルのジム使用料がかかりますが(※鉄棒などのスペースは無料)、マイアミの方は完全無料です。

マイアミにある「マッスルビーチ・サウスビーチ」。

ダンベルやバーベル、それにスクワット用ラックもあるので、本格的な筋トレに励んでいる人でも満足できる設備が整っています。

もっとも海水や潮風に日々さらされているバーはあちこちが錆びており、強烈な日差しのおかげで火傷しそうなくらい熱くなることもあります。

そもそも足元の砂だって安定した足場とはとても言えないので、“筋トレを行う場所”としてだけ考えると最高の環境ではないかもしれません。

それでも、室内のジムでは味わうことができない楽しみがここにはあります。

力を込めるときに思いきり大声で叫ぶことだってできるし、クールダウンに海へ飛び込むことだってできるのです。開放的な気分になって、同好の士と仲良くなれるかもしれません。

水着とサンダルでスクワット!

「マッスルビーチ」で特別な時間を過ごそう

太平洋に面したロサンゼルス、大西洋に面したマイアミ。

どちらも観光客に人気の高い都市です。訪れたときに時間があれば、それぞれの「マッスルビーチ」に足を向けてみてはいかがでしょうか。一風変わった体験ができると思います。

オリジナル・マッスルビーチ・サンタモニカ
https://www.santamonica.com/things-to-do/original-muscle-beach-santa-monica/ 

マッスルビーチ・ベニス
https://www.laparks.org/venice/muscle-beach-venice-outdoor-gym

マッスルビーチ・サウスビーチ
https://www.miamibeachfl.gov/city-hall/parks-and-recreation/parks-facilities-directory/lummus-park/ 

私が書きました!
米国在住ライター(海外書き人クラブ)
角谷剛
日本生まれ米国在住。米国で高校、日本で大学を卒業し、日米両国でIT系会社員生活を25年過ごしたのちに、趣味のスポーツがこうじてコーチ業に転身。日本のメディア多数で執筆。世界100ヵ国以上の現地在住日本人ライターの組織「海外書き人クラブ」会員。

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