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サスティナブル&ローカル

2023.03.15

目標は月間約1トンのコーヒー豆かすの再活用!Oisixからフードロスを減らす「黒糖あられ」他が登場

環境問題を考える上で、フードロスを減らすことは喫緊の課題。

そんな中、ミールキットなどの宅配サービス「Oisix」などを手掛けるオイシックス・ラ・大地では、コーヒーを抽出したあとに残るコーヒー豆かすを再活用した新商品「コーヒーから生まれた 黒糖あられ」「コーヒーから生まれた チョコあられ」の販売を2023年2月23日(木)より始めました。

同商品は、飲食チェーン「PRONTO」を展開するプロントコーポレーションとの共同開発になっています。

Oisixからフードロスを減らす「黒糖あられ」他が登場

廃棄されていたコーヒー豆かすを再活用する試み

オイシックス・ラ・大地ではフードロスへの取り組みとして、規格外で出荷されなかった野菜を積極的にミールキットへ活用してきました。

2021年7月からはこれまで加工の際に捨てられていたものや、食品を生産する際に発生する副産物に付加価値を付け、アップグレードした新しい食品に生まれ変わらせようという取り組み「Upcycle by Oisix」をスタート。

これまでにブロッコリーの茎を使ったチップスや、バナナの皮を使ったジャムなどを開発。2023年1月には、チョーヤ梅酒で梅酒を製造する際に使われる梅(従来は飼料や肥料に使われていたもの)を、「梅酒から生まれた しっとりドライフルーツ」という製品に加工し、販売しています。

目標は月間約1トンのコーヒー豆かす再活用

食べられないものとして処分されていたものの価値を見出し、新たな食品として再活用する試みの第2弾として、今回は初めて外食産業とのコラボレーションを実現。プロントコーポレーションで廃棄されたコーヒー豆かすを活用した食品として、2品のあられを開発しました。この2商品への活用により、月間で約1トンのコーヒー豆かす再活用を目指しています。

「PRONTO」で取り扱うコーヒー豆は、こだわりをもって選定されています。また、コーヒー豆のかすには食物繊維が豊富に含まれているのだとか。その貴重な食材を「このまま捨てるのはもったいない」という気持ちから、両社の取り組みがスタートしたといいます。

「コーヒー豆かすはご家庭でもどうしても活用できず、捨ててしまう部分でした。脱臭効果など再利用はいろいろできるのですが、食品としては口にすることがなかったと思います。このあられ2品をぜひ味わっていただき、まだまだ食には可能性があるということを感じていただければ」(オイシックス・ラ・大地の執行役員 グリーンプロジェクト責任者の東海林園子さん)

香ばしいおいしさたっぷりの2品

コーヒー豆のかすともち米を使ってあられの生地を作り、香ばしく焼き上げたあられの周囲を黒糖やチョコレートでコーディング。

2品のうち「コーヒーから生まれた 黒糖あられ」のほうが食品ロス削減率は高く、1袋70gあたりにつきコーヒー豆のかす15gを使用。

一般的なあられよりもやや固焼き感があるぐらいで、香ばしさもありおいしく食べられました。

「コーヒーから生まれた 黒糖あられ」430円(税込み)

「コーヒーから生まれた 黒糖あられ」430円(税込み)

「コーヒーから生まれた チョコあられ」430円(税込み)

「コーヒーから生まれた チョコあられ」430円(税込み)

コーヒー豆かすを「コーヒーグラウンズ」と呼んで可能性を模索中

コーヒー豆かすを提供したプロントコーポレーションでも、これまでは床材や壁材などの建材に混ぜて再利用したり、製紙メーカーと組んで紙の素材に混ぜこんで茶色い再生紙を作ったりするなどのサステナブルな取り組みを行ってきたといます。

とはいえ、口に入れるものという形でコーヒー豆かすをアップサイクルしたのは今回が初。カフェ業界でも初めての試みです。

プロントコーポレーション経営企画本部の森谷晋一SDGs推進担当部長は「これを第1弾として、さらにコーヒー豆かすの可能性を模索し、アップサイクルの商品を作っていきたい」とコメントしています。

「コーヒーから生まれた 黒糖あられ」「コーヒーから生まれた チョコあられ」はOisixのほか、渋谷のCHOOSEBASE SHIBUYAで販売。スーパーやフードセレクトショップなどからも既に問い合わせがあり、今後より手の取りやすい場所での販売も検討していくそうです。

取材・文/北本祐子

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