何百年も守られてきた、ラダックの知られざる祈りの場所を訪ねて

2018.01.10

ラダック・ザンスカールの旅2

ラダックの中心部レーから、西に十数キロほどの場所に、ピャンという大きな村があります。この村の中心部にはピャン・ゴンパというチベット仏教の立派な僧院があるのですが、村の東外れの小高い場所に、村人たちによってずっと管理されてきた、小さなお堂があります。

グル・ラカンとも呼ばれるこの小さなお堂の中に入ると、暗がりの中に、目の覚めるような深い赤と青で描かれた壁画が浮かび上がってきます。このお堂の由来は定かではありませんが、壁画の様式などから、13〜14世紀頃に建てられたのではないかと考えられています。

レーから西に約60キロ。少し標高の下がったインダス川沿いの村、サスポル。この村にも、あまり知られていない祈りの場所があります。村の北側の崖の斜面にある洞窟に、壁画の描かれたお堂があるのです。

村人たちからダクプクと呼ばれる洞窟の内部。狭い空間の中にびっしりと描かれた千仏画や守護尊の数々。この洞窟の由来も詳しいことはわかっていませんが、15〜16世紀頃に描かれたものではないか、と言われています。

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