2017.11.01

知られざる渓谷地帯、サングラ。石葺屋根の懐かしい村々を歩く

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キナウル・スピティの旅5

キナウル地方を流れるサトレジ川から枝分かれする支流、バスパ川に沿った地域に、サングラ谷と呼ばれる渓谷地帯が続いています。キナウルを離れる前にこの一帯も取材しておきたかったので、1泊2日の行程でサングラ谷を訪れることにしました。このあたりの道路も、あいかわらず「世界でもっとも危険な道路」の名にふさわしい危なっかしさです。

先に渓谷の奥まで車を走らせて、チットクルという村に来ました。標高はキナウルの中心部より少し上がって、3400メートルほど。国境にほど近い場所のため、ここから先の谷の奥に外国人が入ることは、基本的に禁じられています。

チットクルの村はとても静かで、人の気配も少ないなあ、といった印象。とはいえ、冬に備えて軒先に青菜を干して乾燥させていたりするのを見かけると、ここで穏やかな暮らしを営んでいる人たちがいるのだなあ、とわかります。

チットクルから少し引き返して、サングラという少し大きな町に着きました。チットクルでもそうでしたが、このあたりの民家では、薄くて平べったい石で屋根を葺いているのが特徴です。新しく建てられた家ではトタン板で屋根が作られているものも多いのですが、石葺きの屋根は見た目にもきれいで、どこか日本の昔の農村を思い起こさせるような懐かしさも感じます。

サングラの町の中で、ヒマそうにゲームに興じている男たち。この土地に限ず、インドでは、女の人たちはどこでも本当に働き者なのに、男たちは昼間からこんな風に遊んでるのを見かけることがとても多いです。なぜなんでしょう(苦笑)。

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