100均のワイヤーハンガーでフライパンを自作。『さばいどる かほなん』が無人島暮らしをイメージしたワイルドな調理器具を実験! | サバイバル・防災 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
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    2021.06.20

    100均のワイヤーハンガーでフライパンを自作。『さばいどる かほなん』が無人島暮らしをイメージしたワイルドな調理器具を実験!

    ハンガーとアルミホイルがあればフライパンは自作できる。

    無人島暮らしを目指して今日も新たなアイデアを実験

    いつか無人島で自給自足をしながら暮らすことを目指して、日々サバイバルの修行に励む”さばいどる かほなん”。YouTubeのチャンネル登録数は37万1000を突破。さらに2021年6月22日には、第2作となる著書『アウトドアが100倍楽しくなる! さばいどるのワイルドキャンプ』(すばる舎刊)も発売。そんな勢いのあるかほなんが、災害時を想定した調理器具の作り方を教えてくれた。

    “もしものとき”のために備えて

    「今回は、”災害時などに役立つかも?”というアイデアとして、ハンガーとアルミホイルで使い捨てのフライパンを作ってみます。用意するのは、ワイヤーハンガーとアルミホイルだけ。ハンガーは、針金だけでできているものを使うのがポイントです。ビニールコーティングされた色がついたものは、火で溶けてしまうので使いません。アルミホイルは、油を使わないでも焦げ付かないフライパン用を使ってみました」

    今回、かほなんが災害時を想定して用意した材料。ワイヤーハンガーとアルミホイルのみ。

    いつものようにYouTube用のカメラの前で軽快なトークとともに作業を開始した。

    YouTube用のカメラの前で焚き火をしながら、この日のテーマを話すかほなん。

    限られた材料で簡単に作れる

    「まずは、ハンガーの下の部分の真ん中を伸ばして四角形にします。アルミホイルは、二重にするので長めにカットします。それを四角くしたハンガーに巻き巻きします。アルミホイルの端をハンガーの枠にしっかりと巻き付けておきます。これでフライパンのできあがり!」

    フライパンの枠は、こんな感じに。

    アルミホイルをワイヤーハンガーで作った枠にあわせてカット。二重にするのがポイント。

    アルミホイルでワイヤーハンガーを包むような感じで。

    アルミホイルの端をワイヤーハンガーに巻く。

    道具を使わず素早くフライパンが完成。実際に使えるか、料理をしてみるようだ。

    即席フライパンの完成!

    果たしてベーコンエッグは焼けるのか?

    「映画『ハウルの動く城』に出てきた美味しそうなベーコンエッグのイメージで料理します。材料は、卵2個と厚切りベーコンだけ。これを焚き火で焼いてきま~す」

    材料は、卵2個と厚切りベーコン。

    簡易フライパンの上に卵2個と厚切りベーコン2枚を載せる。最初は、フライパンを手持ちして焚き火台の上であぶったが、安定しないため網を置いてその上にフライパンを置いた。

    今回は、ある程度、焼けるまではアルミホイルで覆わずに調理。

    「ある程度、熱が入ったら上にもう1枚アルミホイルを被せてふんわり蒸し焼きにします」

    途中からアルミホイルで蓋をして蒸していく。

    美味しそうなベーコンエッグが焼き上がった

    上から被せたアルミホイルを剥がすと美味しそうな焼き具合のベーコンエッグができていた。

    「ジャーン!ベーコンエッグの完成です」

    「焚き火だと、ちょっと火が強すぎたかな~???卵がアルミホイルにくっついちゃってますね。このアルミホイルは直火NGだったかも??片面がシリコン加工されているから、ほんとうだったらスルッと取れるんだけど。しょうがない。フライパンから直に食べるか!」

    焼き上がったベーコンエッグをYouTube用のカメラで撮影したら実食開始だ。

    「美味しい!じつはここに別の撮影で作ったご飯とサバ缶料理があるので、一緒に食べちゃいます。スペシャルな朝ごはんって感じですね。最高~」

    ゆっくりと食事を楽しむかほなん。最後に感想を聞いてみた。

    ハンガーで作ったフライパン。実験の感想は?

    「今日は初めてハンガーでフライパンを作ってみましたが、アルミホイルからうまく剥がれなかったのが残念です。う~ん、もうちょっと工夫が必要な結果になっちゃいました。皆さんも、自分なりに工夫をして、災害時に備えるためとか、ちょっと変わったクッカーづくりとして、キャンプなんかで挑戦してもらえたらうれしいです。今日はここまで。バイバイ~」

    試食を終え、感想を語るかほなん。

    市販の調理器具でキャンプ飯を作るのもいいが、自分の手で作った道具で料理することで、普段とはまた違った楽しさを発見できる。キャンプに行くときに、そんなアイデアがひとつあると、楽しい時間がさらに充実するのでは?

    【ご注意】災害時、非常時を想定して実験しています。アルミホイルによる健康被害などが気になる方は、事前にご自身で調べ、自己判断で行なってください。

    構成/山本修二

    私が実験しました!
    さばいどる
    かほなん
    サバイバルするアイドルで「さばいどる」。キャンプ、釣り、登山などのアウトドアが好きな女の子。普段は東海地方のライブハウスなどでアイドル(さばいどる)として活動。夢は、無人島を買って暮らすこと。そのためのスキルを身につけるため修行中。YouTube「さばいどるチャンネル」では、アウトドア道具の使い方や自腹で買った商品のテスト、登山、キャンプレポなどを楽しく紹介している。2冊目の著書となる『アウトドアが100倍楽しくなる! さばいどるのワイルドキャンプ』(すばる舎刊)は2021年6月22日発売。http://survidol.com/

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