防災キャンプは何のためにするの?体験方法やおすすめギアを紹介 | サバイバル・防災 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
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    サバイバル・防災

    2025.10.21

    防災キャンプは何のためにするの?体験方法やおすすめギアを紹介

    防災キャンプは何のためにするの?体験方法やおすすめギアを紹介
    防災キャンプとは、災害に備えて防災の知識やスキルを身に付けたり、防災について考えたりするための場。近年注目度が高まっています。実際の災害時にも役立つため、防災キャンプを体験する方法や、活用したいキャンプギアを紹介します。
    (写真:photoAC)

    防災キャンプで避難生活を体験するには?

    防災キャンプは防災訓練の一種です。避難場所などに実際に泊まって、避難生活を疑似体験したり、防災について学んだりします。

    防災意識を高めるだけでなく、万一のときの行動や、準備しておくべきものなど実践できることを学ぶのが主な目的です。では、防災キャンプを体験するにはどうすればよいのでしょうか?

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    体験する方法

    地域のイベントなどに参加する

    地域の公民館や学校の体育館など、指定避難所に泊まる防災キャンプを実施している自治体は多くあります。

    自分で寝床や食事の支度をしたり、みんなでゲームや運動をしたりしながら防災について考えてもらうのが目的です。あえて不便な生活をすることで、創意工夫や他人と協力する気持ちなども学べるでしょう。

    家族で参加できる防災キャンプも少なくありません。千葉県市原市では2023年7月に1泊2日で防災ファミリーキャンプが開催されました。竹の飯ごう体験や、食べられる雑草の見分け方と実食、Tシャツと竹で担架を作るなど、もしものときに役立つ技術のレクチャーなどが体験できたそうです。

    2023年度防災ファミリーキャンプ|千葉県市原市

    自宅で実践も可能

    自宅の部屋や庭にテントを設営したり、電気やガスを使わずに食事の支度をしたりして防災キャンプを実践するのも1つのアイデアです。近年注目されている『ベランピング』のように、ベランダでキャンプをするのもよいでしょう。

    自宅での防災キャンプは、実際に避難生活をするときに必要なものが分かるというメリットがあります。例えば、電気が止まればエアコンや扇風機は使えません。ガスや水道も止まってしまう可能性もあります。

    防災キャンプは暑さ・寒さ対策や、水・食料の必要量を把握するのに役立ちます。対策を具体的に考えたり、避難所での過ごし方や待ち合わせ場所を決めたりなど、家族で防災について話し合うきっかけにもなるでしょう。

    防災キャンプは何に役立つ?

    「キャンプの経験はあるから防災キャンプは必要ない」と考える人もいるかもしれません。しかし、レジャーとして楽しむキャンプと、災害時の避難生活は異なります。防災キャンプは、非常時への備えや万一のときの行動を学ぶ機会でもあるのです。

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    防災キャンプのメリット

    防災意識が高まる

    日常生活の中で「災害への備えをしよう」「防災について考えよう」といわれても、自分ごととしてとらえるのは、なかなか難しいでしょう。「災害時には避難所に行けば大丈夫」と考える人も少なくありません。

    しかし、避難所では自発的に生活スペースの確保や、設営も自分たちでする必要があります。防災キャンプは、実際に避難生活をすることになったときに、どう動けばよいかを知るための訓練です。

    また、地域の人たちとの交流も、防災キャンプの目的の1つといえます。日頃、交流の少ない近所の人と話をしたり、協力したりすることで、いざというときに助け合える関係も築けるでしょう。

    防災への備えができる

    キャンプ用品を防災用にそろえていても、実際に使おうとしたら「使い方が分からない」「破損していた」というケースもあります。そのため、防災キャンプは自宅の備えを再確認するよい機会にもなります。

    例えば、テントは設営のしやすさや軽さだけでなく、破れたりカビが生えたりしていないかを確認してみましょう。併せて非常用の食料や水も期限の確認をしておきます。

    自宅で防災キャンプをするときは、期限の迫ったものの入れ替えを兼ねて、非常食を食べるのもおすすめです。家族全員に行き渡る量があるかも見直しつつ、必要なら補充しましょう。

    万一のときに役立つスキルを学べる

    災害時には、大人だけでなく子どもも、自分で自分の命や安全を守るスキルが必要です。「煙が発生しているところでは姿勢を低くして、鼻や口にハンカチをあてる」といった知識は、日常生活ではなかなか学ぶ機会がありません。

    実際に体を動かして、やってみる防災キャンプでの経験は、万一のときに役立つでしょう。

    応急手当や火の起こし方、避難所での段ボール活用法など、内容は開催する自治体や団体によってさまざまです。防災キャンプで、災害時に自分の命や安全を守るためのスキルを身に付けましょう。

    防災用としても活躍するキャンプギア

    テントや寝袋などのキャンプギアは、防災用としても活用できます。機能性や持ち運びやすさなど、キャンプだけでなく避難所でも活躍するおすすめキャンプギアを紹介します。

    ブランド・商品画像販売サイト詳細情報
    価格

    コールマン

    ツーリングドームエアー/LX+

    ¥30,580

    ロゴス

    丸洗いやわらか あったかシュラフ・0

    ¥10,890

    サーマレスト

    Zライトソル

    ¥9,790

    ザ・ノース・フェイス

    BCダッフル M

    ¥26,400

    テント:コールマン「ツーリングドームエアー/LX+」

    2〜3人用のコンパクトなテントです。内側のサイズは約210×180×110cmと、大人でもゆったりと使える広さを確保しています。収納時は約φ21×49cmとコンパクトになり、バイクや車の荷台にも積み込みやすく、持ち運びにも便利です。

    通気性に優れた大型ベンチレーションを装備しており、テント内の空気循環を促し、結露を軽減します。

    コールマン独自の遮光生地『ダークルーム™テクノロジー』を採用しており、太陽光をブロックしてテント内の温度上昇を抑え、朝までぐっすり眠れる快適な空間を実現します。

    コールマン ツーリングドームエアー/LX+

    サイズ:使用時:約345×210×120cm、インナーサイズ:約210×180×110cm
    収納時サイズ:約φ21×49cm
    重量:約5.9kg
    付属品:ペグ、ロープ、メッシュハンガー、収納ケース

    寝袋:ロゴス「丸洗いやわらか あったかシュラフ・0」

    適正温度0度まで対応する、肌触りの良いやわらかな封筒型シュラフです。封筒型のため、全身がすっぽり包まれて体温を逃しにくく、あたたかく快適に眠ることができます。

    名前の通り、丸洗いが可能で、汚れやニオイが気になったときに洗濯機で洗うことができるので、いつでも清潔な状態を保てます。

    同じ品番のシュラフであれば、ファスナーでの連結が可能なので、家族で一緒に寝ることもでき、寝ている間に子どもが寝袋から出てしまう心配もありません。

    収納時はコンパクトにまとまり、専用の収納袋は口が大きく開くので、出し入れも簡単にできます。

    ロゴス 丸洗いやわらか あったかシュラフ・0

    サイズ:(約)幅75×長さ190cm
    収納時サイズ:(約)直径30×長さ41cm
    重量:(約)2.3kg
    付属品:収納袋

    マット:サーマレスト「Zライトソル」

    テントや避難所の床に寝袋を敷くときに、断熱効果のあるシートやマットレスを併用すると、下から熱や冷気が伝わってくるのを防いでくれます。

    『Zライトソル』は断熱性向上のために、表面にアルミの蒸着加工をしているのが特徴です。加工なしと比べると断熱性が約20%高くなるとされています。約2cmの厚さがあるものの、折り畳み式で約410gと軽量なのも魅力です。持ち運びやすく設営も簡単にできるでしょう。

    サーマレスト Zライトソル

    サイズ:約51×183×2cm
    収納時サイズ:約51×13×14cm
    重量:約410g

    バックパック:ザ・ノース・フェイス「BCダッフルM」

    容量65Lと、旅の荷物を十分に収納できるMサイズのダッフルバッグです。ショルダーハーネスが付いているため、重い荷物でもバックパックのように背負って運ぶことができます。

    摩擦強度と耐水性に優れた『TPEファブリックラミネート』という生地を使用しており、アウトドアシーンでも気兼ねなく使用できる高い耐久性を備えています。

    両サイドには、グラブハンドルとキャリー用ハンドルを設けており、持ち方を変えながら運ぶことが可能です。D字型に大きく開くメインコンパートメントは、荷物の出し入れがしやすく、内部にあるメッシュポケットで小物の整理も簡単にできます。

    ザ・ノース・フェイス BCダッフル M

    サイズ:64.5×35.5cm
    容量:65L
    重量:約1,740g
    付属品:収納用メッシュバッグ

    防災用にあると便利なキャンプ用品

    ランプやマルチツールといった小物類も準備しておく方が、いざというときにも役立ちます。利便性だけでなく、避難生活を快適にするのにもおすすめです。

    ブランド・商品画像販売サイト詳細情報
    価格

    コールマン

    クアッドマルチパネルランタンplus

    ¥12,870

    ビクトリノックス

    フィールドマスター

    ¥5,280~

    ジェントス

    GD-180H

    ¥4,400〜

    OHKEY

    ファーストエイド キット

    ¥3,080〜

    ランタン:コールマン「クアッドマルチパネルランタンplus」

    4つの発光パネルを搭載し、さまざまなシーンで活躍する多機能なランタンです。

    メインランタンとしてはもちろん、パネルを取り外せば個別に使用できるため、テント内や食事の際の手元を照らせます。各パネルはマグネットで金属面に貼り付けられるので、車のメンテナンスやガレージ作業などでも両手を空けて作業ができて便利です。

    USBポートからモバイル機器への充電も可能なので、災害時やアウトドアでスマートフォンの充電が切れそうになった時にも安心です。状況に応じて光量を調節できる調光機能を備えており、IPX4対応の防水性能も備えているので、急な雨でも心配なく使えます。

    コールマン クアッドマルチパネルランタンplus

    サイズ:約φ14.5×23.5cm
    重量:約1.2kg
    付属品:USB Type-Cケーブル

    マルチツール:ビクトリノックス「フィールドマスター」

    100年以上の歴史があるビクトリノックスのマルチツールです。さまざまなタイプがありますが『フィールドマスター』は、ナイフ・はさみ・のこぎり・ドライバーといった15種類のツールが1本に収められています。

    アウトドア用品として評価の高い、マルチツールの定番的存在ともいえます。防災キャンプでも非常に役立つでしょう。

    1本用意しておけば、別々に準備する手間が省けるだけでなく、収納スペースも節約できます。長さ約9cmとコンパクトなので、携帯にも便利です。付属のキーリングでダッフルバッグの金具部分に付けておいてもよいでしょう。

    ビクトリノックス フィールドマスター

    サイズ:9.1×2.6×0.2cm
    重量:100g

    ヘッドライト:ジェントス「GD-180H」

    ヘッドライトは、特に子どもがいる家庭におすすめです。子どもを抱っこしたり、手をつないだりしていると、懐中電灯では不便な場面が多々あるためです。両手が使えるヘッドライトなら、落とす心配もありません。

    『GD-180H』は、乾電池・充電のどちらにも対応可能です。延長コードと背面クリップを併用すれば、ベルトなどの頭部以外の場所にも装着できます。拡散する光を中央に集めるコリメータレンズ採用で、より遠くまで照らせるのも魅力です。

    また耐塵・防滴仕様のIP64準拠で、ホコリや水しぶきにも耐性があり、屋外での使用に適しています。

    ジェントス GD-180H

    サイズ:ヘッド部:約5.86×4.09×3.65cm、電池ボックス部:約7.7×5.9×3.65cm
    重量:約177g(充電池含む)
    付属品:すべり止め付きヘッドバンド、延長コード、Micro USBケーブル、専用充電池

    ファーストエイドキット:OHKEY「ファーストエイド キット」

    ばんそうこうや包帯をはじめ、応急手当に必要なものがコンパクトにまとめられています。ケースはちょっとした水ぬれにも対応できる生活防水仕様です。

    災害時には感染症のリスクも懸念されます。アルコール綿やウェットシート・使い捨て手袋は、応急手当だけでなく感染予防にも役立つでしょう。

    寒さをしのぐのに有効なアルミブランケットや、自分の所在を知らせたり助けを呼んだりするためのホイッスルなど、災害時に役立つグッズも収められています。荷物や防災袋に加えておきたいキットといえます。

    OHKEY ファーストエイド キット

    サイズ:21×14×7cm
    重量:380g

    まとめ

    防災キャンプは訓練であると同時に、防災について考えるよい機会でもあります。「防災に対する準備をしなくては」と思っていても、何からはじめればよいのか分からないという人は少なくありません。

    ゲームやクイズなど、楽しみながら防災の知識を得られるため、親子で参加するのもおすすめです。災害はいつ起こるか分かりません。いざというときにも落ち着いて、自分で自分を守る行動ができるよう、防災キャンプで学んでみましょう。

    BE-PAL.NET編集部

    アウトドア月刊誌『BE-PAL』のウェブサイト。キャンプ上級者ライターや山岳ガイド、ショップスタッフ、釣りの専門家、自転車や車の専門ライターなど、さまざまなジャンルの達人が、ハウツーや商品のレビュー記事、行ってみたいアウトドアのスポット、おすすめのギアカタログなどを紹介。主にアウトドア初心者から中級者が読みたい!と思う記事を中心に配信しています。

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