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自然へのダメージを最小限に! キャンプでミニマムインパクトな焚き火&皿洗いを実践しよう!

2021.05.23

本誌6月号の大特集『ぼくらにできるSDGs』(P40)で紹介している、『Leave No Trace』(※)の原則にのっとった、焚き火と皿洗いの方法を詳しくご紹介します。

 ※Leave No Trace』とは1980年代にアメリカで生まれた環境論理プログラム。

その1:直火のようで直火じゃない。マウントファイヤー式焚き火術

焚き火をする場合は、もちろん焚き火台を使うのがベストだが、やむ終えず直火をしなければならないときに活用したい、環境負荷の少ない、焚き火の方法だ。

 (1)無機質の土や砂(有機物の少ない河原の砂利がオススメ)を、焚き火をする場所まで運ぶ。バケツを使うのもよいが、レジャーシートを風呂敷代わりにして運ぶと便利。

 (2)レジャーシートを広げ、今回は運んできた川原の土を山のように盛り上げ、真ん中をくぼませる(阿蘇山のようなイメージ)。10センチ以上の高さがあるとよい。土の量は用途に合わせて加減しよう。これが火床になる。

 (3)火の粉でレジャーシートが燃えてしまわないよう、はみ出しているシートを土の下に折りこむ。

 

(4)土の上で火をおこし、焚き火をスタート!

 (5)薪を灰になるまで燃やしきったら、火床に水をかけて完全に消火する。

 もしも、炭が残ってしまったら、火ばさみなどでしっかり潰すこと。炭(炭素)はそれ以上、分解されないので、そのまま残すのは最悪の行為だ。

 

 (6)残った灰を、火床として使った土に混ぜたら、土の下に折りこんだシートを広げ、風呂敷状にして、採取した場所あるいは人が通らない場所に、分散させるようにばら撒く。焚き火をした場所やばら撒いた場所は、来た時と同じように平らにならしておこう。

焚き火の跡はこんな感じ。焦げ跡も残っていない。

直火OKのキャンプ場でも、この方法なら環境へのダメージを軽減できる。

その2:最小限の水と洗剤で食器類をピカピカに洗う方法

キャンプ場では炊事場棟の排水がダイレクトに川に流れれている場合も少なくない。

エコ洗剤を使うのはもちろん、少量の水+最小限の洗剤で食器や鍋を洗うことが、サステイナブルな暮らしにつながる。食器洗いは家でも応用できるので、ふだんから習慣化したい。

ただし、テフロン加工の食器や鍋はコーティングがはがれるのでこの方法は不向きだ。

 ●用意するもの

重曹、エコ洗剤、ゴムベラ、キッチンペーパー。

(1)ゴムベラで汚れをこそぎ落として集め、ゴミ袋に入れる。この作業だけでもかなり汚れが落ちる。

 

(2)重曹を全体に振りかけて30秒ほど待つ。30秒の間に、重曹が油を剥離してくれる。

 

 (3)キッチンペーパーでへばりついた汚れをきれいにこそぎ落とす(重曹で磨くような感覚で)。手抜きをせず、このプロセスをしっかりこなすと、あとの作業がスムーズになる。

 (4)エコ洗剤をスプレーし、スポンジで汚れを洗い流す。驚くほど少量の水でピカピカに!

 

 大量の皿や鍋を洗う場合は?

(1)~(3)までのプロセスは同じ。水洗いする際には、水をはった3つのタライを用意する。

ひとつめのタライには洗剤をいれておき、スポンジでじゃぶじゃぶ洗い、ふたつめですすぐ。3つめのタライにくぐらせて仕上げればOK

心配な時は最後に熱湯などで食器を消毒しておけば、大人数の食器洗いでも安心!

 空前のブームで、キャンプ場の自然や管理体制にも大きな負荷がかかっています。

環境負荷の少ない行動を心がけ、お気に入りのフィールドの自然環境の維持や保全を意識して行動をしたいものですね。母なる自然に感謝!

 

Leave No Trace』の詳細はコチラ→LNT Japan https://lntj.jp/

取材協力/ひの自然学校 https://hino-shakyo.or.jp/hino-shizengakkou/

※構成/松村由美子 撮影/中村文隆

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