ジビエバスツアーも開催! 長野市中条地区のサポーターが銀座に集結~! | 料理・レシピ 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
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    2018.08.15

    ジビエバスツアーも開催! 長野市中条地区のサポーターが銀座に集結~!

    コミュニティの活性化に向けてユニークな取り組みを行なっている、長野市中条地区(旧中条村)のイベントにお邪魔してきました~。中条地区は長野市街地から車で約30分。北アルプスを望む中山間地域です。ご多分にもれず人口減少が進んでおり、高齢化率は52%。古民家の空き家も多いということですが、大自然やゆったりとした古民家、ゆるやかに流れる時間……。都会にはない環境が気に入り、移住する人も少しずつ増えているとか。

    中条地区の魅力をPRすべく、中条地区の味噌づくり名人から地域おこし協力隊員、都心在住の中条ファンまで、さまざまな人が駆け付けました。 

    第1部ではジビエと地元の発酵食の紹介、第2部では写真家と地域住民の取り組み、移住アーティストによる創作活動についてのトークが行なわれました。

    地元でとれたジビエを使った料理に大満足♡

    中条地区では人口減少で山林に人が入らなくなったため、害獣による農林業への被害が年々、増えてきている。今までは有害駆除のために捕獲したシカやイノシシの約8割は埋めていたそうだが、現在、それを有効活用するべく食肉処理施設を建設中。来年度には新鮮&安全&おいしいジビエ肉が長野市内をはじめ首都圏などへも流通する予定だ。

    中条地区で捕れたシカ肉を使ったラタトゥイユ。シカ肉はあっさりとしている。鉄分やミネラルが多いのが特徴。

    イノシシ肉の甘酒朴葉巻。善光寺甘酒と2年熟成の手作り味噌のタレに漬け込んでいる。日本酒や赤ワインにあいそう!

    発酵食で健康な暮らしを実現!

    伝統的な食生活が受け継がれている中条地区では、手作りで味噌を作っている人も少なくない。イベントでは中条の味噌づくり名人の滝澤静子さんと、東京在住の発酵マイスターの藤本倫子さんのトークショーが行われた。

    市販の味噌はアルコールを加えて発酵を止める場合がほとんどだが、手作り味噌は無添加なので、発酵が進んでいく。「手作り味噌は腐ることはなく、古くなったものは味噌漬けやおにぎりの具として利用するいいですよ」と藤本さん(右)。

    左から3年熟成、2年熟成、1年熟成。色も味わいも全く異なる。白系の味噌はリラックス効果が高く、赤系の味噌は疲労回復によいとか。オススメは2年もので、味が整っていて、栄養価も高いそう。

    「手作り味噌はアミノ酸なども入っていないので、ずっと食べていても飽きないんです。自分で作った大豆で味噌を作ることをはじめ、自然のものを体に取り入れる食生活ができるのが、中条のいいところですね」と滝澤名人。

    昔ながらの暮らしを写真に残すプロジェクトが進行中!

    岐阜在住の写真家、服部貴康さんが中条のなかでももっとも高齢化が進んでいる地区を、10年間写真で記録。地区住民も編集作業に加わり、今年秋には写真集が出る予定だ。「過疎化は全国で起こっていること。写真で記録に残すことが、今後の日本の考えるうえで、ヒントになればいいと思い、取り組みました」と、服部さん。

     

    味噌づくり名人の滝澤さんも編集作業に参加している。

    アーティストの受け入れで、住民の意識が変わる!?

    中条地区ではアーティストを積極的に受け入れている。空き家をリノベしたアトリエでは、平面、立体、平面と立体の中間と、いろいろな作品作りができるため、国内外から個性的なメンバーが集まっている。さまざまな見方をする人を呼ぶことで、今まで見えなかった中条のよさも見えてくる。

    長野市の空き家バンクの情報を見て中条へ移住を決めた金属造形作家の角居康弘さん(右)。

    「SNSがあるので土地に縛られる必要はなくなってきたかな。ローカルであってもグローバルな発信ができる。中条にはそんな逆転現象が起きてきていると思います」

    中条の暮らしを体感したい人、集まれ~!8月25、26日 ジビエバスツアーを開催!

    昔ながらの暮らしを残しつつも、移住者がもたらす新しい感覚を受け入れ、おもしろい方向に変化を遂げつつある中条地区。興味のある人は、『中条サポータークラブ』主催のバスツアーに参加してみよう! バスツアーは東京発着。食材の調達(野菜の収穫)、テント設営から夕食(ジビエBBQ)準備まで、本格的なキャンプをしながら、中条の自然と暮らしを体験。地区内の移住者のみなさんとの交流も計画中だ。

    詳細は→ http://mushikura.info/?p=1635

     

    ◎構成・撮影/松村由美子

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