「メルセデス・ベンツ/V220d 」いつかは欲しい世界に誇るゴージャス・ミニバン
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    2016.01.09

    「メルセデス・ベンツ/V220d 」いつかは欲しい世界に誇るゴージャス・ミニバン

    商用車チックだった先代から大変身!

    V 006

    ひところのブームは落ち着いたとはいえ、小さなお子さんがいるファミリーにとって、普段使いからオートキャンプにまで便利に使えるミニバンは、依然として人気の高いクルマ。
    日本では商用バンをベースに、乗り心地やシートアレンジなどの快適性能を高めたタイプへと独自の進化を遂げたが、欧米ではいまだに商用車の雰囲気を色濃く残したものが多く、実用的ではあってもラグジュアリーな装備は少なかった。
    高級車ブランドのメルセデス・ベンツも然りで、ミニバンのVクラスは日本で15年以上にわたって発売されてきたものの、乗員が心地よく過ごすためのきめ細かな配慮を施した国産高級ミニバンと比べて、少々物足りなさを感じたものだ。質実剛健なドイツ車らしいつくりでは他を圧倒していたが…。
    しかし、昨年秋に導入された3代目は違う。第一に顔つきが迫力のあるものになった。グリル中央に巨大なエンブレムをあつらえた押し出しの強いデザインは、高級車の代名詞であるメルセデス・ベンツであることを声高に主張する。全体のスタイリングも立体感の強いデザインでまとめられているのだ。

    欧州車ならではの優れた機能

    すべてのシートがしっかりしたつくりで、極上のドライブが味わえる

    すべてのシートがしっかりしたつくりで、極上のドライブが味わえる

    ボディサイズは3種類あり、一番大きい「エクストラロング」では全長5380㎜にも達する。真ん中の「ロング」でも5150㎜あり、よほど長尺物ばかり積むのでなければこちらで十分だ。
    独立式の2列目シートは後ろ向きにして対座式にできるほか、2、3列目をすべて取り外すことも可能。ファミリーユースのみならず、1~2名乗車でのトランスポーター的な使い方にも対応する優れた機能性は、合理的価値観を伝統としてきた欧州車ならでは。
    加えて新型では室内を優しく照らすアンビエントライトや同乗者が楽しめるエンターテイメントシステムも採用し、国産高級ミニバンにひけをとらない(というか超えている)ラグジュアリーな空間を実現。自転車ホルダーやテールゲントテントといったアウトドア向けのアクセサリーも用意されているのもうれしい。

     

    先進の安全装備も満載!

    ナビ操作などが直感的に行なえる。細部の仕上げも美しい

    ナビ操作などが直感的に行なえる。細部の仕上げも美しい

    乗員の安全を高める装備も満載。車線逸脱防止システムやドアミラーの死角範囲をレーダーでモニタリングし危険を警告する「ブラインドスポットアシスト」、走行中の横風に対して車輪の片側をブレーキ制御して安定感を高める「クロスウインドアシスト」(実際に強風が吹き荒れる海沿いで試乗したが不安な印象は微塵もなかった)、さらにはドライバーの疲労や眠気を検知して警告する「アテンションアシスト」まで付いている。エンジンはすべてディーゼルで、中低速域のトルクの厚みと静粛性に優れる。そしてナチュラルなハンドリングと上質な乗り心地に加え、小回りも利くFRレイアウト(フロントエンジン/後輪駆動)にこだわるメルセデス・ベンツならではの、がっしりとした上質な乗り味。長距離の移動時にも快適で疲れにくく「ベンツに乗っててよかった!」と実感できることだろう。価格も含め、フィールドでガシガシと使うには気が引けるほどの高級車だが、グランピングを楽しめる施設が増えている今、ドライブもラグジュアリーにという人には気になるクルマではないだろうか。

    ラゲッジは写真のように上下に分割することも可能

    ラゲッジは写真のように上下に分割することも可能

    【メルセデス・ベンツ・V220d アヴァンギャルド ロング】
    全長×全幅×全高:5150×1930×1880㎜
    車両重量:2420kg
    最低地上高:105㎜
    最小回転半径:5・6m
    エンジン/排気量:直列4気筒DOHCディーゼルターボ/2142cc
    JC08モード燃費:未公表
    最高出力/最大トルク:163ps/380Nm
    トランスミッション:7AT
    駆動方式:2WD
    価格:¥6,950,000
    問い合わせ先:メルセデス・ベンツ 0120・190・610

     

     

     

     

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