パタゴニアの新生「ナノ・パフ・ジャケット」を自腹買いレビュー!着用して分かったポイントとは? | アウトドアウェア 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
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    2025.12.30

    パタゴニアの新生「ナノ・パフ・ジャケット」を自腹買いレビュー!着用して分かったポイントとは?

    パタゴニアの新生「ナノ・パフ・ジャケット」を自腹買いレビュー!着用して分かったポイントとは?
    パタゴニアのアウターの中でも長い歴史を持つナノ・パフシリーズ。2025年秋冬に、久しぶりのリニューアルを果たした。従来品を持っている筆者が今回の新生ナノパフを着てみて、いいところ・気になったところを紹介する。

    保温性、撥水性、軽さを兼ね備えた優秀アウター

    ジャケット
    きれいに映える胸元のロゴ。

    「ナノ・パフ・ジャケット」は、プリマロフトという化繊を封入したインサレーションアウター。レンガのような独自のキルティング構造を採用し、全体的にバランスよく保温材を入れているのが特徴で、ジャケットのほか、ベスト、フーディも展開。さらに、2025年秋冬にはハイロフトという厚手モデルも登場した。

    シェルは軽量なリップストップのリサイクル・ポリエステル100%を使用、軽度の水分を弾くDWR(耐久性撥水)加工は、PFASを意図的に使用せずに製造しているもの。

    ジャケット
    「ナノ・パフ・ジャケット」¥33,550

    今回レビューする「ナノ・パフ・ジャケット」はフルジップ仕様で、脱ぎ着がしやすく、気温差が激しい場面でも体温調整がしやすい。また、従来のモデルと比べて肩まわりにゆとりを持たせた設計になっており、腕の可動域がより広がっている。

    ジャケット
    腰回りを少し絞ったデザインになっている。

    パタゴニアのウェアはグローバルフィットを採用しており、日本人だと基本的には大きめのサイジングに感じられる。筆者は身長164cmと平均身長より低く、普段はSサイズを着用していることが多い。しかし、今回の「ナノ・パフ・ジャケット」は珍しくMサイズをチョイス。

    その理由は後ほど説明するとして、ここからは、「ナノ・パフ・ジャケット」の特徴を写真とともに細かく紹介する。

    ジャケット
    袖口にはリブが付いており、風が入りにくい仕様。
    ジャケット
    ポケットは素手がちょうど入るくらい。深みがあり、iPhone 13 miniがしっかり収納できる。
    ジャケット
    襟の高さは首がちょうど収まるくらいで、個人的にはぴったり。
    ジャケット
    左胸の内側にポケットがあり、この中にジャケット本体を入れて収納できる。
    ナノパフ
    収納すると、17×23cmとコンパクトに。iPhone 13 miniと比較すると大体のサイズ感がわかる。
    ジャケット
    裾にはドローコードが付いており、下からの風をシャットアウト。
    ジャケット
    プリマロフトのタブは内側に配されている。

    中綿には「プリマロフト・ゴールド・インサレーション・エコ」というものを使っており、使用済みのプラスチック製品などを再生したリサイクルポリエステルを採用。表地・裏地だけでなく、保温材もエコ素材を使っているのだ。

    魅力は「暑すぎず、雨でも安心して着られる」こと!

    暑がりで、12月に入ってもたまにフリースベストで十分な筆者。ダウンジャケットを着るのは雪が降っているときや冬キャンプなど、寒さがグッと冷え込んだときになるわけだが、日中と夜との寒暖差が激しいのがこの季節。

    フリースベストとダウンジャケットのちょうど中間にあたる暖かさを得られるのが、「ナノ・パフ・ジャケット」! 保温材の封入量は60gとそこまで多くないので、着膨れもせず程よい暖かみがある。また、中にメリノウールのTシャツを着たり、上にダウンベストを着たりと、重ね着で自由に着られるサイジングも◎。

    何より、屋外で仕事をしていると急な天候の変化で雨に打たれることもしばしば。冬場に雨に打たれ、ダウンが縮んでしまったら非常に悲しい。化繊の中綿なら、そんな心配をせずに動けるところも嬉しい。

    購入前は必ずフィッティングを!

    ジャケット
    手が被さるくらい長い袖。

    普段パタゴニアをアウターはSサイズを着ているが、今回の「ナノ・パフ・ジャケット」はワンサイズ大きいMサイズを選んだ。ボディはピッタリなのだが、袖はかなり余っている。「ゆったりして着たい!」という理由ではなく、Sサイズを試着したところ、ボディがややタイトで窮屈に感じたのだ。

    ボディの着心地を優先するか、袖の長さを優先するか……。筆者は悩んだ末「ボディの着心地」を優先して大きめのMサイズを選んだ。

    ということで、ほかのジャケットのサイズ感でそのまま購入すると着られない可能性が出てくるため、購入する際は事前にお店へ足を運び、着比べてみることをおすすめしたい。

    適度な暖かみを得たい人におすすめの一着

    ジャケット
    ”着て、修理して、次に渡そう”というキャッチコピー。

    インサレーションの性能が向上し、化繊でも非常に暖かいウェアが増えている昨今。程よく暖かいジャケットが欲しい……と思っている人は、「ナノ・パフ・ジャケット」がおすすめ。季節の変わり目などにはかなり重宝する。

    筆者は新生「ナノ・パフ・ジャケット」で編集部に行く日が多くなった。適度な暖かみのあるアウターを探している人は、ぜひチェックしていただきたい。

    商品概要

    「ナノ・パフ・ジャケット」

    価格:¥33,550
    サイズ:XS〜XL
    重量:369g

    商品の詳しい詳細はこちら

    小川 迪裕

    『ロウホウ』代表

    アウトドア&ファッションメディアの編集者、ライター、コンテンツディレクター。雑誌、WEBメディアの編集と執筆に加え、ブランドのホームページやブックレットの製作も行なう。愛車はトヨタ・ランドクルーザープラド(通称・95プラド)。愛犬のジャック・ラッセル・テリアとともに、家族で北海道を旅するのが今の夢。

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