今回は非自立式テントとの違いや、それぞれのメリット・デメリットを分かりやすく解説。またおすすめのモデルもご紹介します。
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自立式テントとは?非自立式テントとの違い

自立式テントとは、フレームを組み立ててインナーテントに通すだけで、ペグやロープで地面に固定しなくてもテント単体で形状を維持できるテントのことです。
非自立式テントは、ワンポールテントやツェルトのように、地面にペグを打ち込んでロープをピンと張ることで初めて立ち上がる構造を指します。非自立式はパーツが少なく軽量で風情あるシルエットが魅力ですが、地面が硬くてペグが刺さらない場所や、砂浜・アスファルト・ウッドデッキなどでは設営が難しくなります。
一方の自立式テントは、ポール自体のテンションで立ち上がるため、設営場所の地面の硬さを選ばず、初心者でも直感的に組み立てられるのが最大の特長です。
自立式テントを選ぶメリット・デメリット
設営・撤収が簡単

自立式テントの最大のメリットは、設営・撤収のしやすさです。ポールの構造がわかりやすく、スリーブに通すかフックを引っ掛けるだけで立体化するため、はじめてのキャンプ・はじめてのテント設営の方におすすめです。
撤収時もポールを抜くだけで素早くたためるため、悪天候時の撤収や撤収時間を短縮したい場合、スムーズに作業ができます。
ペグなしでも形を維持しやすい
ペグダウンを行わなくてもテントの形状が自立して完成するため、設営後に「やっぱりあっちに移動したい」「出入り口の向きを変えたい」といった場合でも、テントを持ち上げてそのまま移動させることができます。非自立式では一度ペグをすべて抜いて最初から張り直す必要がありますが、自立式ならこうした調整が労せず行えます。
幅広いキャンプ場で使いやすい

キャンプ場の地面環境は、芝生・土・砂浜・岩場・ウッドデッキなど多彩です。硬い地面や砂地ではペグが効きにくく設営に苦労することがありますが、自立式テントならフレームで自立するため、多くのサイトで確実に設営できます。
重量や収納サイズに注意
デメリットとして挙げられるのが重量と収納サイズです。
自立させるために複数本のフレームが必要となるため、ポール1本やトレッキングポールで設営できる非自立式テントに比べると総重量が重くなり、収納時のサイズも大きくなります。
徒歩でのキャンプや登山など、荷物の軽量化・コンパクト化が最優先される場合には注意が必要です。
自立式テントの選び方
ソロ・デュオ・ファミリーなど使用人数で選ぶ

多くのテントに表記されている定員は、大人が横になれる最大人数を表していることがほとんどです。そのため、荷物をテント内に置くスペースや快適な居住空間を確保するには、実際の使用人数+1人分のサイズを選ぶのがおすすめです。
実際に筆者が登山用で使うテントは、ソロでも2人用を選んでいます。
思った以上に荷物はスペースを取るので、上記の通り+1人分のサイズがゆったりと快適に過ごせます。
ドーム型・ロッジ型など形状で選ぶ
自立式テントにはいくつかの形状バリエーションがあります。
代表的なのがドーム型で、クロスさせたポールで作るスタンダードな形状です。風を受け流しやすく、軽量で設営も容易です。
一方ロッジ型やツールーム型は壁面が垂直に近く天井が高いため、家の中にいるような抜群の開放感があります。
ファミリーキャンプや長期滞在でのんびりと過ごしたい方には大型のツールームやロッジ型、機動性重視ならドーム型が適しています。
耐水圧・耐風性をチェックする
キャンプ中の急な天候変化に対応するため、フライシートなどの耐水圧は必ず確認しましょう。一般的なキャンプでの目安は耐水圧1,500mm〜2,000mmです。
これ以上の数値があれば強い雨でも浸水の心配はありません。高ければよいというわけでもなく、通気性が落ちて結露しやすくなるため、2,000mm前後がおすすめです。
またフレームの素材がアルミニウムのものは、柔軟性と強度が高く耐風性に優れています。
重量・収納サイズを確認する
移動手段に合わせた重量とサイズ選びも重要です。
マイカーでキャンプ場へ向かうオートキャンプなら、大きく重くても広さや耐久性を優先して問題ありませんが、ツーリングやバックパック・登山で使用する場合は軽量コンパクトなものを選びましょう。またオートバイの場合、積載可能な容量に収まるかも確認しておきましょう。
オールシーズン用と3シーズン用の違い
テントは対応シーズンによって構造が異なります。春夏秋の3シーズン用は、インナーテントに大きなメッシュパネルが配置され、通気性を重視して涼しく過ごせる設計になっています。
4シーズン・オールシーズン用は、冷気の侵入を防ぐスカートが装備され、生地も厚手で保温性が高くなっています。
冬キャンプや積雪期に使う予定がある場合は、スカート付きをはじめとした冬期の環境に対応できるモデルを選びましょう。
おすすめの自立式テント8選
ソロキャンプ向けモデル
Colemanのツーリングドーム/STは、コンパクトながら前室も確保した1人用テントです。
フィールドに馴染むカラーリングとデザインもポイントです。
Coleman ツーリングドーム/ST
簡単設営なコンパクトテント
デュオキャンプ向けモデル
snow peakのアメニティドームSは、同ブランドのベストセラーモデルで、エントリーユーザーにおすすめの機能性とコストパフォーマンスを持ちます。
小さなお子さん1名なら3人までカバーできる広さです。
snow peak アメニティドームS
Snow Peakのベストセラーモデル
ファミリーキャンプ向けモデル
エントリーユーザーにおすすめのファミリーキャンプモデルが、snow peakのアメニティドームMです。
同モデルの使い勝手の良さはそのままに、4人家族でも十分利用できるサイズです。
snow peak アメニティドームM
Snow Peakの定番モデル
軽量で持ち運びやすいモデル
NaturehikeのCloud Up2(10Dモデル)は、梱包重量1150gを誇る軽量テントです。
必要な耐久性を確保しつつ、優れた軽量コンパクト性で移動中のストレスを軽減してくれます。
Naturehike Cloud Up2
優れた軽量性を誇るテント
耐風性に優れたモデル
MSRのエリクサーシリーズは耐久性・耐風性に優れたテントです。
安心して過ごせる堅牢なモデルなので、登山からキャンプまで、あらゆるシチュエーションで活躍します。
MSR エリクサー2
耐久性・耐風性に優れたテント
コスパに優れたモデル
BUNDOKのソロドームは、必要な機能性を備えつつコストパフォーマンスに優れたモデル。
テント以外の道具一式も揃えてキャンプをはじめたい方におすすめです。
BUNDOK ソロドーム 1 (BDK-08)
コストパフォーマンスに優れたモデル
登山・ツーリング向けモデル
mont-bellのステラリッジテントは、登山を愛好する方なら知らない者はいないと言われる人気モデルです。
軽量かつ耐久性に優れ、使い勝手が非常によいです。
mont-bell ステラリッジテント
登山・ツーリング向けモデル
オールシーズン対応モデル
PUROMONTEのVLシリーズは、過酷な山岳環境でオールシーズン対応するテントです。
十分な耐久性を確保しながら、軽量かつ使用中の使い勝手にも随所に配慮されています。
PUROMONTE VL-28 4S
4シーズン対応の軽量コンパクトテント
自立式テントを快適に使うポイント
ペグ・ガイロープを正しく使用する
自立式テントはペグダウンとガイロープを正しく使うことでモデル自体が持つ耐久性を発揮します。
突風が吹くと荷物を入れていないテントは簡単に吹き飛ばされて重大事故につながります。
自立させた後は必ず四隅のペグダウンを行い、ガイロープをしっかり地面に張って風対策を行いましょう。
設営場所を選ぶ
テントを立てる前に周囲を観察し、水はけが良く平坦な場所を選びましょう。窪地や雨水の通り道、崖の直下、落枝の恐れがある大きな木の下は避けることで、ユーザーの安全を確保し、かつテントの破損を予防できます。
またグランドシートをテントの下に敷くことで、地面からの湿気遮断やテント底面の破れ・汚れ防止に大きな効果があります。
雨・風への対策を行う
設営時は風上に対してテントの低い面やポールの強度が強い面を向けるように配置します。
雨天時はフライシートとインナーテントが接触しないよう、ロープのテンションをしっかり張って隙間を作りましょう。
接触していると雨水がインナーに浸透する原因になるので、設営時に妥協せずしっかり作業することが大切です。
使用後のお手入れと保管方法
キャンプや登山から帰宅したら、できるだけ早くテントを陰干しして完全乾燥させます。
また泥汚れは濡れタオルで優しく拭き取り、生地の劣化を防ぎましょう。
湿気が残ったまま収納袋に入れて保管すると、カビの発生や生地のコーティングが加水分解してベタつき・剥がれを起こします。
風通しの良い乾燥した日陰での保管がおすすめです。
自立式テントを選んで設営しやすく快適なキャンプを楽しもう

自立式テントは高い耐久性と居住性を持つだけでなく、優れた汎用性を持つテントです。
さまざまなブランドから多彩なモデルが展開されているので、用途や好みに合わせた、お気に入りのテントは必ず見つかります。
自立式テントで快適で楽しいキャンプを楽しみましょう。












