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CINEMA 01
マヌルネコもチーターも。世界のネコ科動物どーんと集合!
『劇場版ダーウィンが来た! 世界のネコのなかまたち』
(配給:ローソン・ユナイテッドシネマ)
●監督/井田彰彦
●語り/水瀬いのり
●声の出演/山田孝之、水瀬いのり、龍田直樹ほか
●10/2~ユナイテッド・シネマ豊洲ほか全国公開


世界中の生きものに密着するNHKのドキュメンタリー番組「ダーウィンが来た!」の映画化第6弾。今回登場するのはライオン、ヒョウ、ヤマネコらネコ科の動物。なかでも主役はチーター! 8年かけて追い続けた5頭のオスの群れ、彼らの物語を記録する。
チーターは本来、孤高のハンター。基本的に群れをつくらず、ときに時速100㎞にもなるスピードを活かして狩りも単独で行なう。一瞬でトップスピードに達し、小さな頭が上下動することなく、流れるように駆け抜ける。まずはチーターが走る姿の美しさに見とれる。そうしてカメラは5頭にズーム。リーダーとそれ以外のチーターとの関係性、狩りの緊張感、足手まといだった一匹がたどる紆余曲折。その〝定点観測〟には悲劇的な出来事も起きたりしてあまりにドラマティック。つくりものではないストーリーに心をつかまれる。
チーター以外の動物の狩りの風景、すいすい泳いで魚をつかまえるスナドリネコなども登場して興味は尽きない。いろんな種類の子ネコも登場。容赦ないハンターの顔と子ネコのカワイさと。ネコ科動物に沼る。
CINEMA 02
中東の野良猫を救え! 米国からひとっ飛び、究極のネコ愛が炸裂
『猫たちと7000マイルの旅』
(配給:ファインフィルムズ)
●監督/マイ・ホン
●ヒューマントラストシネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開中

人口の89%が他国からの臨時労働者で占められるカタールの首都ドーハでは、野良猫が増加。多様なバックグラウンドを持つ人々がその保護活動に取り組む。米国ミルウォーキーで猫カフェを営む客室乗務員のケイティは、25匹の野良猫をカタールから移送。新しい家族を見つけようとする。
なぜわざわざ中東のネコを保護? と思うも、野良猫だらけのカタールの街、病気でも障害があっても躊躇なく手を差し伸べる活動家。その過激な行動力と無償のネコ愛に心が動く。
CINEMA 03
主演女優は雌鶏! ニワトリの目に映る人間社会の真実
『雌鶏』
(配給:ハーク)
●監督/パールフィ・ジョルジ
●脚本/パールフィ・ジョルジ、ルットカイ・ジョーフィア
●9/25~シネマート新宿、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次公開

養鶏場で生まれ、大人になった雌鶏。黒い羽だからと規格外扱いになり、運転手が、自宅に持ち帰ることに。ガソリンスタンドに停車中、雌鶏はふと目に入ったハトに惹かれて大ジャンプ。自らの人(鶏?)生を選ぶ自由を手にする──。
CGやAIはナシ、ニワトリが8羽一役で演じる異色のハンガリー映画。過剰にドラマティックな初恋の始まりと、笑いを誘うニワトリパート。その背景で進行する悲劇的な人間の物語と、ふたつの世界が衝突する。多様性も、ここまで!?
※構成/浅見祥子
(BE-PAL 2026年10月号より)




