家族の姿を描いた2本の新作映画で、心地よい刺激を感じよう | 映画 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル

映画

2026.06.27

家族の姿を描いた2本の新作映画で、心地よい刺激を感じよう

家族の姿を描いた2本の新作映画で、心地よい刺激を感じよう
ネイチャーライフのヒントにつながる映画をBE-PALが推薦。今月も2本ご紹介!
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CINEMA 01

北欧アイスランドの田舎町、ある不完全な家族の物語

『きれっぱしの愛』

(配給:NOROSHI、ギャガ)

●監督・脚本/フリーヌル・パルマソン 
●出演/サーガ・ガルザルスドッティル、スベリル・グドナソンほか 
●7/3~ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次公開

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©STILL VIVID, SNOWGLOBE, HOBAB, MANEKI FILMS, FILM I VÄST, ARTE FRANCE CINEMA

芸術家のアンナ、クールな長女、わんぱく盛りの双子の兄弟、愛犬パンダ。アンナの元夫で漁師のマグヌスもやってきて食卓を囲む。緑に囲まれたサンルームに、朝の光が差し込む──。
 
アイスランド出身の監督が実子と愛犬をそのまま起用して描く、ある家族の物語。アンナとマグヌスはもう夫婦じゃない、けどまだ家族的。アンナは3人の子育てを一手に担いながら自分の表現と格闘し、マグヌスは元妻への未練のような思い、居場所を失くした怒りと悲しみを心に収めきれない。それぞれに揺れ動く相反する感情が、アイスランドの豊かな自然、季節の移り変わりのなかで点描されていく。ニワトリを飼ったり、みんなでハイキングに行ったり、海を見下ろす丘に3姉弟が騎士の像をつくって矢を放ったり(?)。どこか滑稽で膨大な些末事と、夕日で黄金色になる草原や疾走するウマと。不完全で、なんか笑えてしょうもない。家族こそがすべて。

CINEMA 02

娘はどこに? 五感を刺激するハラハラどきどき

『シラート』

(配給:トランスフォーマー)

●監督/オリベル・ラシェ 
●脚本/オリベル・ラシェ、サンティアゴ・フィジョル 
●出演/セルジ・ロペス、ブルーノ・ヌニェス・アルホナほか 
●新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町、Bunkamuraル・シネマ渋谷宮下ほか全国公開中

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©2025 LOS DESERTORES FILMS, A.I.E., TELEFÓNICA AUDIOVISUAL DIGITAL, S.L.U.,FILMES DA ERMIDA, S.L., EL DESEO DA, S.L.U., URI FILMS, S.L.,4A4 PRODUCTIONS

砂漠に築かれた、巨大スピーカーを積み上げた壁。そこから夜通し流れる爆音のダンス音楽、体を揺らす無数の輩がつくる波──。
 
レイブパーティに参加したまま失踪した娘を探し、父と息子がやってくる。でも娘は見つからない。つぎのレイブ会場に向かう参加者を追い、ふたりはモロッコの山岳地帯から砂漠の奥へと車を走らせるが……。
 
砂漠にならず者という〝マッドマックス”な世界観、異様にシンプルなストーリー、不穏なトランス、待ち構える衝撃の連鎖。こちらの脳みそまでくらくらに。

※構成/浅見祥子(CINEMA)

(BE-PAL 2026年7月号より)

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