向かい合って休憩できる軽キャンパーってスゴイんです!「N-VAN MV」をレビュー | キャンピングカー・車中泊 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル

キャンピングカー・車中泊

2026.07.18

向かい合って休憩できる軽キャンパーってスゴイんです!「N-VAN MV」をレビュー

向かい合って休憩できる軽キャンパーってスゴイんです!「N-VAN MV」をレビュー
キャンピングカーの達人、伴 隆之が注目モデルをレビュー! 今回はみんな大好き軽キャンパーだ。
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伴 隆之のキャンピングカー速報

エブリイやアトレーとはエンジン搭載位置が異なるN-VANがベース

ROCKY2 N-VAN MV。全長×全幅×全高:3395×1475×1945(2WD)/1960(4WD)mm。乗車定員:4人/就寝定員:2人

軽キャンピングカーで人気のベース車といえば、スズキ・エブリイ、ダイハツ・アトレー&ハイゼット。その次に人気なのがホンダの商用車であるN-VANです。軽ワンボックスであるエブリイやアトレーはエンジンがシート下にある、いわゆるキャブオーバータイプ。しかし、N-VANのほうはエンジンがボンネット下に収まるFFレイアウトを採用しており、荷室長はキャブオーバーより短いものの、低床&センタータンクレイアウトによる乗用車のようなシート高や1365mmの室内高、助手席側のピラーレス構造を採用した大開口のドア、さらに乗り心地のよさが最大の特徴と言えます。今回はそんなN-VANベースのキャンピングカー「N-VAN MV」をじっくり見ていこうと思います。

と、その前に製造・販売するビルダー「ロッキー2」を簡単に紹介しましょう。同社はキャンピングカーの新車・中古車販売のみならず、キャンピングカー専門の特定認証工場を完備しており、購入後の修理や改装、車検まで、ユーザーサポートが充実しているのが魅力のビルダーです。

そんな同社のオリジナルモデルが「MV(マウンテンビレッジ)」シリーズ。すでに、三菱のデリカD:5やホンダのステップワゴン、フリードクロススターといったミニバンをベースにベッドや家具、電装システムを搭載して普段使いと旅の両立を図ったモデルを販売。そして、新たにシリーズの仲間に加わったのが「N-VAN MW」になります。

ベース車の長所を活かし、対面リビングモードを搭載

マットの組み替えで対面やコの字リビングに展開が可能。

いちばんの注目はベース車の長所を活かした作りにより、運転席後方に対面のリビング展開ができる設計。軽キャンピングカーといえばベッドモードのみで、休憩や食事も和室よろしくあぐらをかいてというのが今までの一般的な展開方法。しかし、最近は対面リビングや横座りリビングモードを搭載し、2人がフロアに足を下ろして食事や休憩ができるライプが人気となっています。MWのほうも対面やコの字にリビング展開ができ、中央にテーブルをセットし、さまざまなくつろぎかたができます。

ベッドサイズは長さ1870(運転席側は1750)×幅1130mm。
運転席には回転機構付きの専用シートを採用。これによりベッド長を1750mmにできる。

こうしたリビングやベッドモードの展開を可能にしているのが、フレームにアルミの角材を採用していること。アルミは軽量なだけでなく耐久性や耐荷重もあり、取り付けや取り外しも簡単。リビングやベッド展開時はフレームが収納スペースになり、移動時はフレームとマットが荷室にスッキリと収納もできる設計です。また、リアクオーターウインドウ部分には左右両サイドにキャビネットが備わっており、収納庫として活用できるほか、荷室右側にはオプションで車載クーラーの装着も可能です。

よくあるウッドフレームではなく、軽量・高強度のアルミ角材をフレームに採用。
ベッド下のスペースはまるっと収納スペースとして活用できるのが特徴。
右キャビネット内にあるカウンター下に引き出し式レールを装備。ここにテーブルを引っかけることができる設計。
右キャビネット内には照明などの集中スイッチのほか、電圧計が集約される。
4人での移動でもマットとフレームは写真のように荷室にきれいに収まる。

そんなN-VAN MVはニーズに合わせた2つのグレードを展開。ベッドキットやキャビネットなどが標準装備の「MV camper」と、クーラーや電装システムまで搭載した本格モデルの「MV complete」を用意。MV completeなどクーラー装着時では、電装システムに100Ahリチウムイオンサブバッテリーに加え、1500Wインバーターを搭載。断熱施工もされており、さらに快適な車中泊旅ができる仕様となっています。

荷室左側のキャビネットには扉付き収納庫と収納棚、スリムカウンターを装備。
取材車はMV completeで右側キャビネット内に車載クーラーがインストールされている。暑い日も快適。
荷室右側には電装系が収まるボックスを装備。写真は開発中の200Ahのサブバッテリーを搭載するが、市販モデルでは100Ahリチウムイオンサブバッテリーにインバーター、走行充電器などが装備される。

気になる価格はMV camper が295万9900円〜、MV complete 436万5900円〜。

N-VANの魅力である圧倒的な室内高や乗用車的な走りのよさにプラスして、車中泊が楽しめる1台。ソロやカップル旅で活用しやすく仕上がっているのが好印象でした。

問)ロッキー2

著者画像

伴 隆之さん

編集者・ライター

大学卒業後、自動車専門誌の編集者として勤務し、その後独立。1999年から2年ほどカリフォルニアに住んでいたこともあり、アウトドアと旅が趣味。ニュージーランドでのキャンピングカー旅が特に好きで南北計4回ほど走破。現在は旅やキャンピングカーを中心にアウトドアやオートバイなどの誌面や動画を製作。愛車は1967年式イノチェンティ・ランブレッタと日産エルグランドをベースに自身で製作した車中泊カー。他誌にて全国のRVパークを巡り、その魅力を紹介中。

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