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春・夏・秋!グリーンシーズンの野沢温泉村が今、盛り上がっている

スキーやスノーボードなど、ウィンタースポーツ好きにはおなじみの長野県野沢温泉村。日本屈指の広大なゲレンデを有し、ウインターシーズンは国内外の雪山好きで賑わう。
そんな野沢温泉村は近年、春から秋にかけてのグリーンシーズンにも力を入れており、アウトドアファンはもちろん、旅好きにも広まっている。しかも豪雪地帯だけあって夏でも涼しく過ごしやすい。朝晩は長袖を羽織りたくなるほど。
かくいう、BE-PAL編集部のブッシュ早坂も、一年を通じて楽しめるアウトドアアクティビティーの豊富さや、景観、歴史、文化、地元の人との交流に惚れて、二拠点生活をはじめた野沢温泉村ファンのひとり。もちろん、涼しい気候もバッチリ合ってる! 地元の魅力をたっぷりご紹介いたします。

賑わう温泉街と遊べるフィールドが、ちょうど良いバランスなんです
野沢温泉村の中心地が温泉街。宿泊施設や共同浴場、飲食店にお土産屋さんなどの商店が並ぶエリアだ。はじめて来村する人は、温泉街を街ぶらして過ごすことが多い。
それだけでも十分楽しいが、少し足を伸ばすと自然豊かなフィールドや情緒あふれる古民家集落、季節の移ろいが楽しめる田園風景などが広がる。また、山、川、湖で遊べるアウトドアスポットも充実。「街」と「フィールド」が、“近くて、ちょうど良い”バランスで成り立っているのだ。

温泉街には、13もの温泉施設(共同浴場)「外湯」があり、誰でも自由に利用することができる。外湯は湯仲間と呼ばれる村人たちによって管理・維持されており、入浴は基本無料だが、入口の賽銭箱に寸志を入れて応援しよう。外湯はそれぞれ性質が異なり、湯巡り、温泉ホッピングするのが楽しい。

野沢温泉村の「穴場な絶景」「知る人ぞ知るスポット」を巡る自転車旅
7つの地区で構成される野沢温泉村。温泉街近くの「コンパスハウス」でMTBやEバイクなどの自転車をレンタルすることができ、同店では各種プライベートツアーも展開している。トレイルツアーでは、各地区の“村人だからこそ知る”絶景ポイントやフォトスポットなどを巡る。
ポイントごとにガイドさんが案内してくれるので、絶景を楽しみながら、自ずと村に詳しくなれる。コースによっては、信濃の地酒「水尾」で使用される湧き水の場所も。これはレア。
コンパスハウスをみる
この美しい虫生地区が、私の地元。虫が生まれると書いて「むしう」。素敵な響きでしょ!

ブッシュ早坂



私のおすすめは「自家製豆腐のチャンプルー定食」「野沢菜おやきパン」おいしいよ!

ブッシュ早坂
江戸時代から続く伝統野菜「野沢菜」豆知識!
全国的にも有名な野沢温泉村の野沢菜。その由来は江戸時代中期、約250年前までさかのぼる。野沢菜の原種を生産する野沢温泉村「健命寺」の口伝によると、当時の住職が京都から天王寺蕪(てんのうじかぶら)の種を持ち帰り、村で栽培したのがはじまり。以来、健命寺では野沢菜の原種を当時の栽培方法のまま育て、伝統を守り続けている。
野沢菜の種は、乾燥させてからシートの上で踏むことで、鞘から種を採ることができる。写真は村内の野沢菜生産加工会社「とみき漬物」での採取風景。


涼しい夏のゲレンデで楽しむ絶景ハイク! 湖畔でキャンプもできる
魅力的なポイントがあり過ぎて、1記事では紹介しきれない野沢温泉村7つの地区。それぞれのエリアで見どころが異なるので、各地区の原風景を巡り、歴史や文化財、自然遺産に触れ、里山遊びや渓流探索などもおすすめしたい。一日だと時間が足りないので、今日は(今回は)このエリア、明日は(次回は)このエリアなど、日をまたいで楽しむこともありだ。

温泉街に戻ったらゴンドラに乗って、“夏のスキー場”を探索しよう。長坂ゴンドラ駅から目的地までおよそ8分。標高1400メートルの場所に位置する「上の平ピクニックガーデン」は、360度“大パノラマ”の超絶景。ふかふかな芝生の絨毯で寝転ぶもよし、希少な高山植物や山野草を愛でるもよし。ハイクしたり、愛犬と散歩を楽しんだり、遊び方は多岐にわたる。
ガーデンにはレストラン「キッチンセアボス」があり、軽食やコーヒーでひと休みも。ピザをテイクアウトして芝生のうえで文字通り“ピクニック”だって楽しめちゃう。お弁当を持ち込まなくていい手軽さが魅力。
「野沢菜とナッツのピッツァ」はリピート必至! 何度も食べたくなるほどハマる!

ブッシュ早坂




リニューアルした「スタカ湖キャンプ場」 釣りやSUPも楽しめる
管理棟が新しくなった「スタカ湖キャンプ場」。上の平ピクニックガーデンからアクセスできるトレッキングコースがあって行き来しやすい。もちろん、キャンプ道具を積んで車でも行くこともできる。
キャンプ場は巣鷹湖の湖畔にあり、湖を一周しても1キロほどなのでキャンプの合間の散策にもってこい。グリーンシーズンは釣りやSUPが楽しめ、アウトドアアクティビティーのスポットとしても人気。


一年通してアウトドアが楽しめて、村人との交流も魅力
まだまだ紹介しきれない野沢温泉村の魅力。今回の記事はほんの入り口なので、ひとつでも気になるもの、コト、場所があったらぜひ訪れてみてほしい。そこから新たな発見につながり、気づいたときには“野沢温泉村ファン”のひとりに(ブッシュ早坂もそうでした)。
村には野沢温泉観光案内所があるので、旅のプランの相談も可能。温泉街や里山、日本の原風景が色濃く残るのどかな集落を巡り、外湯で村人と裸の付き合いがうまれ、立ち寄ったお店や施設などでの何気ない会話も旅の醍醐味のひとつ。井戸端会議ならぬ、湯戸端会議があるかも。
BE-PAL読者のみなさんには山、川、湖、里を存分に楽しんでいただきたいです。野沢温泉村で会いましょう(笑)

ブッシュ早坂
※取材、写真、文:早坂英之(編集部)
おまけ。野沢温泉村では春なると「根曲がり竹(チシマザサ/ネマガリダケ)」が自生して、村人の多くは子供のころから家族で“根曲がり竹狩り”に出かける。ゲレンデ脇など、山の斜面の笹薮のなかを進み、まさに藪漕ぎして見つけるのだが、成長した根曲がり竹が、しなりながらスネにバンバンと当たってくるので結構痛い。皆さん、根曲がり竹料理を食べるときは、下の写真を思い出してください。


おまけのおまけ。毎年、根曲がり竹が採れる季節になると開催される「たけのこまつり」。地元の人がこよなく愛する、食べて美味しい飲んで楽しい、夜市のようなイベントだ。2026年は6/21日曜日まで。間に合わない方はぜひ来年にご参加を。






