
今回は4WD車を使ったラグジュアリーなオーバーランドスタイルを提案する、オーストラリア出身のアウトドアズマンと仲間たちを紹介!
キャンプとロードトリップの融合! 冒険へ誘うオーバーランド・スタイル

ホ「この4WDイケてるでしょ?」 リ「充実装備でリラックス」 ル「カスタム感が男心をくすぐる!」
写真左から
ホアン=アレクシ・オケインさん
カナダ出身のビデオグラファー。「オーバーランドキャンパーズジャパン」の一員としてデジタルコンテンツの制作を担当し、オーバーランディングの魅力を映像でも発信している
リーラ・メラさん
ウクライナ出身で、女優業のかたわら、翻訳家としても活動している。ルークさんの友人でキャンプ好き。歌手としても活動していて、各種音楽ストリーミングサイトでも楽曲を配信中。
ルーク・ブリジフォードさん
日本の魅力を世界に紹介するテレビ司会者として活躍した経験があり、未知の場所に訪れることが生き甲斐。ここで紹介しているブランドのオーニングやテントの輸入販売もしている。
オーバーランディングとは

キャンプ装備を備えた4WDのクルマやオートバイで、未舗装の道や自然の中を長距離にわたって旅し、冒険的なアウトドアを楽しむスタイル。

ウエストファリアでオアフ島を、

ラーダニーヴァでスペインを車で旅行。それがルークさん流。
OVERLAND CAMPERS JAPAN
東京都目黒区を拠点に、オーバーランドスタイルの4WDを提供するレンタカーサービス。ルーフテントやキャンプ道具も用意されているので、身軽に冒険に出かけられる。
https://overlandjapan.com/
一度泊まったらハマっちゃうよ

砂漠や荒野を駆け抜けたり、時には林道や川を渡ったりとスリリングな要素もあり、世界中で愛好者が増えているオーバーランドスタイル。このスタイルは、じつはオーストラリアが発祥。
そんな上級者向けのアウトドアを、日本の田舎旅と組み合わせ、国内で広めているのが「オーバーランドキャンパーズジャパン」を運営するルークさんだ。彼はキャンピングカーで旅を楽しむ中で、次第に母国のオーストラリアで人気のオーバーランド仕様のカスタム車に魅了された。
「日本では自由に走れるオフロードは少ないですが、豊かな自然に恵まれ、旅をするには最高の国。ホテルや通常のキャンプに飽きた人にも、新鮮で快適に自然を楽しめるのがオーバーランディングの魅力です」
趣味が高じたルークさんは、経験者向けにラグジュアリーな4WDのカスタムキャンパーを設計し、レンタル事業を展開中。どんな場所でも快適に過ごせるタフな装備が、アウトドアの旅をより上質なものにしてくれる。
調理も就寝もこれで完結! オーバーランドスタイルを大解剖

南アフリカブランドの頑丈ルーフテント

ルーフトップテントで有名な「イージーオン」のファミリーモデル。組み立て簡単かつタフな設計。

テント生地は夏は多湿、冬は寒冷な環境に合わせたキャンバス。大人2人と子供2人が広々と寝れる。
オーニング+サイドウォールで雨風を防げる

ルーフラックに取り付けられたオーニングは、引き出し式で270度展開。車両のサイドと後部をカバーする。

サイドウォールを取り付け、雨や風をしっかりとブロック。ファスナータイプで、10分ほどで装着できる。
あっという間に基地が完成!

広大なプライベートスペースの完成! 生地はポリコットン製で、夏は涼しく、冬は暖かく過ごせる。
カスタムシェルフで立ちながらキャンプ飯作り

車輌に合わせてオリジナルで設計したシェルフには、コンロや作業台、冷蔵庫が効率良く並ぶ。

引き出しをしまえばこんなにスマート。このなかにテーブルやチェアも収納されているから驚きだ。

日差しを避けながら快適に調理。風の影響も受けにくいので料理に専念できるというのも魅力。

サイトの設営に時間がかからないから、自然で過ごすチルタイムも長く取れる!

ランチは北アフリカの料理・シャクシューカ。旅好きなルークさんお気に入りのキャンプ飯だ。

オーバーランドキャンパーの3か条
1 設営撤収は快適装備で時短!
2 カスタムするのも楽しみのひとつ
3 まだ見ぬ場所まで自由に旅をする
ソーラーパネルで道具の幅が広がる!

砂漠や荒野でも電化製品を使えるよう、ソーラーパネルを搭載するのもオーバーランドの定番スタイル。ポータブル電源も備え、車載の冷蔵庫やオーブンを利用できる。

ミートパイは温めてキャンプの間食に。

電池切れの心配なく照明も使えるから、いつでも食事を取れる。
※構成/鈴木純平 撮影/羽田貴之
(BE-PAL 2025年5月号より)