
こだわり派の料理長はシャツもチェアも統一!?

フィリピン出身の夫のニコさん、妻のカレンさん、兄の淳之介くん、弟のトールくんの4人家族と愛犬の一家だ。現在は地元のパパママグループと一緒にキャンプを楽しんでいる。
マルチネスさん一家がキャンプを始めたのは、ちょうどコロナ禍の時期。最初は中古のキャンプ道具でスタートしたが、今ではこだわりのアイテムがずらりと並ぶ。「キャンプに行くと、ほかのキャンパーさんが使っている道具が気になって、調べると高いなって思うけど、今ではこんな感じ(笑)」とニコさん。
テントとタープはノルディスク、テーブルとチェア、コットはヘリノックスで統一するなど、道具へのこだわりがすごい。さらに、増えたキャンプ道具を運ぶために、なんと車もランドクルーザープラドに乗り換えたというから驚きだ。
ニコさんの仕事は有名ホテルの料理長だが、キャンプ料理はシンプルなものが多いそう。
「奥さんから文句をいわれることもあるよ。『料理長なんだから、もう少し手の込んだ料理を出してよ』って(笑)」
この日のメニューはフィリピンの代表的な家庭料理、アドボ。奥さんのカレンさんが作ったもので、これが絶品だった!

鹿の角で作られたランタンハンガー。大物アイテムだけでなく小物にもこだわる。
料理人のパパは道具にとことんこだわる!

当日は、兄弟で大きなノルディスクのアルフェイムをスムーズに設営していた。「トレーニングになるからね」とニコさん。

ランドクルーザープラドに大量に積まれたキャンプ道具。特に最近のお気に入りはヘリノックスで、新作が出るたびに購入してしまうそうだ。

もちろん調理道具にもこだわる。ナイフはフィリピンのブランド、NACIONALE BLADEWORKS製。作りが良く、コスパにも優れる。

子「最高だったよ!」
カレンさんが作った絶品の煮込み料理アドボをニューギアのヘリノックスのテーブルで。
料理人キャンパーの3か条
1 好きなブランドで統一する
2 求めるのは製品のクオリティー
3 子供に設営を覚えさせる
※構成/風間 拓 撮影/三浦孝明
(BE-PAL 2025年5月号より)