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【肉・魚介類】バーベキューの変わり種食材3選

バーベキューといえば、定番の肉や魚介類が思い浮かびますが、たまには少し変わった食材にチャレンジしてみませんか?盛り上がること間違いなしの、ユニークでおいしい食材を紹介します。
ラムチョップ
ラムチョップは、独特の風味と柔らかな食感が特徴で、炭火で焼くとそのおいしさが一段と引き立ちます。中まで均一に火が通るように、まず冷蔵庫から出して常温に戻しておきます。
焼く際にはじっくりと火を入れ、竹串を刺して肉汁の状態を確認しましょう。肉汁が透明であれば、ちょうどよい焼き加減です。この時点で、加熱を止めるのがポイントです。
焼き上がったラムチョップは数分間休ませておくと、内部の肉汁が落ち着いてジューシーな味わいが楽しめます。新鮮なハーブやレモンを添えるのもおすすめです。
ジビエ肉
ジビエとは、鹿・猪などの野生動物から得られる肉のことです。大自然の中で育まれた肉には、一般的な家畜の肉にはない独特で力強い味わいがあります。
ジビエ肉は、岩塩のみのシンプルな味付けがぴったりです。ジビエ特有の自然な甘みやコクを引き出してくれるので、肉本来のうまみをダイレクトに感じられるでしょう。
ただし、『野生鳥獣肉の衛生管理に関する指針』にもあるように、ジビエ肉の調理には注意が必要です。
自家消費及び譲渡されたものを消費する場合にあっても、食中毒の発生を防止するため、中心部の温度が摂氏 75 度で 1 分間以上又はこれと同等以上の効 力を有する方法により、十分加熱して喫食すること。
生での摂取は避け、しっかりと加熱してからいただきましょう。
ガーリックシュリンプ
エビもバーベキュー定番食材の一つですが、ニンニクで風味付けをするだけで新鮮なメニューになります。
食べ応えのあるエビがよければブラックタイガーやバナメイエビ、手軽に食べたい場合はむきエビを使用するのもおすすめです。むきエビは殻をむく手間が省けるため、子どもでも手を汚さずに食べられます。
作り方はシンプルで、塩とニンニクに漬けておいたエビをグリルで焼くだけです。ぷりぷりとした食感とニンニクの香ばしさが食欲をそそる、エビ好きな人にはたまらない一皿となるでしょう。
【野菜】バーベキューの変わり種食材3選

野菜の中にも、焼くと主役級の存在感になる食材があります。野菜をあまり食べない人にこそ試してほしい、野菜の変わり種を三つ紹介します。
アボカド
生でサラダやディップによく使われるアボカドは、加熱してもおいしくいただけます。ちょうどよく熟したものを選ぶのが難しい食材ですが、加熱すれば固めのアボカドでも問題ありません。
半分にカットして種を取り除き、表面に軽く油を塗ってからグリルに乗せて焼きましょう。こんがりと焼き色が付いたら食べ頃です。
熟したアボカドはとろけるようにクリーミーな食感に、固いアボカドを使うとホクホクの食感になり、それぞれ違った味わいを楽しめます。
おすすめの味付けは、わさびじょうゆと辛子マヨネーズです。ピリッとした辛味とまろやかなコクが絶妙に絡み合い、アボカドの新しい一面を楽しめるでしょう。
山芋
山芋の味をシンプルに味わうなら、丸ごと焼く方法がおすすめです。まず皮をよく洗い、アルミホイルで包みましょう。炭の中に入れ、約30分間じっくりと焼き上げると、ほっくりとした芋らしい触感を楽しめます。
大勢で食べるなら、1cmほどの厚さにスライスして網焼きにするとよいでしょう。表面だけ軽く焼けばシャキシャキとした食感に、中まで火を通せばホクホクの食感になります。
焦げ目が付くと香ばしさが引き立ち、おいしさも倍増です。お好みで塩・こしょうを振りかけたり、熱いうちにバターを少し乗せたりすると、風味が一層豊かになります。
ミニトマト
色鮮やかなミニトマトは、茶色ばかりになりがちなバーベキューに彩りを添えてくれます。トマトに含まれるリコピンは健康によい成分として知られており、加熱調理することで体への吸収がより高まるといわれています。
ミニトマトは、ジューシーな肉との相性も抜群です。肉と交互に串に刺して焼けば、見た目も華やかになり、転がることなく安定して調理できるでしょう。トマトの酸味で口の中がすっきりするので、肉もどんどん進みます。
また、薄切りのベーコンで包んで焼く方法もあります。ベーコンの脂のうまみがトマトの甘さを引き立て、またひと味違ったおいしさです。
【フルーツ】バーベキューの変わり種食材3選

フルーツもまた、焼くことで新しい魅力を発揮する食材です。バーベキューの盛り上げ役にもぴったりな、おすすめのフルーツ3選とアレンジ方法を紹介します。
バナナ
バナナは焼くとトロトロの食感になり、甘みがより一層引き立ちます。ケーキやマフィンなどのトッピングに使われるため、焼いたバナナのおいしさを知っている人も多いでしょう。
バーベキューでは、カットせず豪快に皮のまま焼きます。湯気が立ち始めたら、食べ頃になった合図です。そのまま食べても十分おいしいのですが、シナモンやグラニュー糖を振るとデザート感がアップします。
もっと甘さを足したければ、チョコレートをトッピングしましょう。焼く前にバナナの皮を半分だけむいて実に切れ目を入れ、板チョコを挟んで焼きます。熱々の状態で食べるチョコバナナは、バーベキューならではのスイーツです。
パイナップル
小さくカットしたパイナップルをグリルで軽く焼くと、表面がカリッとして中はジューシーな仕上がりになります。一口サイズに切り、串に通して焼くと食べやすくなります。
迫力を求めるなら、パイナップルの丸焼きに挑戦してみましょう。まずは皮をむき、点々と残る茶色い部分を斜めにつなげるようにして、V字に切れ込みを入れます。
芯の部分に串を刺して固定し、丸ごとグリルで焼くと、見た目のインパクトも絶大です。外側にしっかりと焦げ目が付くまで焼き上げれば、中は甘さが増して柔らかくなります。
グレープフルーツ
意外性を狙うなら、グレープフルーツがイチ押しです。生のまま食べることが多いグレープフルーツですが、焼くと甘みが凝縮された新感覚の焼きフルーツになります。
まずは上下二つに切り、皮を下にして焼き始めます。続いて、断面をしっかりと焼けば完成です。
グレープフルーツ特有の苦みが気になる場合は、焼く前に断面に砂糖をまぶすひと手間を加えましょう。糖分が苦みを和らげ、食べやすい味わいに変わります。
また、焼いた後にバターを少し加えると、そのリッチな風味が果物の酸味と絶妙にマッチします。
【デザート】バーベキューの変わり種食材3選

バーベキューでのデザートは、ついついマンネリ化しがちですが、ちょっとした工夫でスペシャルなひとときを演出できます。三つの変わり種食材で、バーベキューの最後を飾ってみてはいかがでしょうか?
マシュマロ
焼きマシュマロは、スイーツ好きにとっては定番メニューといえる一品です。食べたことがなければ、ぜひ次のバーベキューで試してみましょう。
ポイントは、串に刺して遠火で焼くことです。じっくり焼くと、外側はサクッと、中はとろりとした絶妙な触感になります。ですが火に直接当てると、すぐに黒焦げになってしまうので気を付けましょう。
焼いたマシュマロをクラッカーに乗せ、その上に板チョコを乗せて、さらにもう一枚クラッカーで挟めば、人気スイーツ『スモア』の完成です。異なる触感の組み合わせが、やみつきになるに違いありません。
バウムクーヘン
既製のバウムクーヘンを焼くのではなく、『生地から作る』という変わり種です。まず芯となる木の枝を用意し、直接生地が触れないように、表面にアルミホイルをしっかりと巻き付けます。
生地は、ホットケーキミックスを使うと手軽に作れます。通常より、少しゆるめに作るのがポイントです。また、バターと砂糖を加えることで、焼いたときにきれいな焼き色が付きやすく、見栄えもよくなります。
準備が整ったら、芯を両側から水平に支えて火にかけ、ハケやお玉を使って生地を少しずつかけていきましょう。芯をゆっくりと回しながら、少量ずつ均等に生地をかけていくと、バウムクーヘン特有の層ができ上がります。
時間はかかりますが、焼き上がったときの喜びもひとしおです。アウトドアならではの、ユニークな体験になるでしょう。
カボチャ
カットしたカボチャを焼いて、野菜として食べている人は多いかもしれません。いつもと違う食べ方をするなら、カボチャをスイーツとして味わってみてはいかがでしょうか。
まず、ヘタの周りに円を描くように切り込みを入れ、ヘタをくり抜きます。次に、スプーンを使って種を丁寧に取り除いたら、くり抜いたカボチャの中にハチミツを注ぎ入れます。
取り外したヘタを元に戻し、カボチャ全体をアルミホイルで包んだら準備は完了です。グリルの火の上で約40分ほど熱を加え、カボチャが柔らかくなるまでじっくりと加熱しましょう。
柔らかく焼けたカボチャの自然な甘みが口いっぱいに広がる、ホクホクの野菜スイーツのでき上がりです。
【簡単調理】バーベキューの変わり種食材3選

肉や野菜以外に、ひと味違ったサイドディッシュがあれば、バーベキューをより楽しめます。ぱぱっと手早く調理できる、バーベキューにプラスしたい変わり種食材を紹介します。
ガーリックトースト
肉ばかり続くと、主食が欲しくなることもあるでしょう。そのようなとき、ちょっとつまむのにちょうどよいのがガーリックトーストです。
新鮮なバゲットをスライスし、片面にたっぷりとすりおろしたニンニクとオリーブオイルをなじませます。その後、香ばしくなるまで焼き上げましょう。
オリーブオイルに、みじん切りにしたパセリ・大葉を混ぜておくと、香りと味わいが加わります。彩りもよくなり、見た目にも楽しい一品となります。
きりたんぽ
秋田県の郷土料理『きりたんぽ』は、バーベキューでも簡単に作れます。まずご飯に好みの具材を混ぜ込み、手でしっかりとすりつぶしていきましょう。
青菜やゴマ、桜エビなどのトッピングを加えると、風味豊かなきりたんぽになります。自分の好きな味で作れるため、家族や友人と一緒に楽しむのにもってこいです。
すりつぶしたご飯を手で丸めたら、串にしっかりと巻き付けましょう。しっかりと固定することで焼く際に崩れず、美しい焼き色をまとったきりたんぽに仕上がります。
バーベキューの火でじっくりと焼き上げると、外はカリッと、中はもちっとした独特の食感が楽しめます。
アヒージョ
アヒージョの具材といえば、海鮮・きのこ・ブロッコリーなどが定番です。その具材を変えてみるだけで、いつものアヒージョがぐっと新鮮な印象に変わります。
おすすめ具材の一つは、カマンベールチーズです。ほどよくとろけたところで、ほかの具材に絡めて食べると絶品です。レモンを絞ると、さっぱりとしたアクセントが加わり、重たい印象が少し和らぎます。
また、長ネギを使えば、甘みとシャキシャキとした食感が楽しめます。長ネギと相性がよいのが、サバ缶です。魚のうまみがオリーブオイルに溶け込み、ひと皿でしっかりとした食べ応えになります。
【冷凍食品】バーベキューの変わり種食材2選

変わった食材ではなくても、少し趣向を変えてみると新たな楽しみが広がります。冷凍食品は、その代表例といえるでしょう。最後に、バーベキューで意外な活躍を見せる冷凍食品を二つ紹介します。
冷凍コロッケ
ファミリーキャンプにおすすめなのが、子どもに大人気のコロッケです。冷凍コロッケを使えば、手軽に準備できる上に、食事の場が盛り上がります。
通常は油で揚げますが、グリルの上で焼いても問題ないどころか、炭火の風味が加わって味わったことのないおいしさになります。
ただし、解凍してから焼くと衣がベタついてしまい、あまりおいしくできません。外はサクサク、中はホクホクに仕上げるポイントは、冷凍のまま焼くことです。
ソースだけでなく、マヨネーズ・しょうゆ・チーズなど、好きな調味料でアレンジを加えてみるのも楽しいでしょう。
冷凍焼きおにぎり
手軽に用意できる主食として、冷凍の焼きおにぎりがおすすめです。多量に準備する必要がある場合でも手間が少なく、大人数が集まるバーベキューでは重宝されます。
炭火を使ってこんがりと焼き上げることで、外はパリッとした香ばしさが生まれ、中は柔らかくふっくらとした独自の質感が楽しめます。電子レンジでの調理とは異なる、炭火だからこその風味を堪能できるのも魅力です。
豚バラのスライスを巻いて焼けば、簡単に肉巻きおにぎりに変身します。豚バラの脂が染み渡った、ジューシーでごちそう感のある一品です。
まとめ

バーベキューにさまざまな変わり種食材を加えることで、アウトドアの非日常的な楽しみをさらに広げられます。野菜やフルーツなど普段の料理ではあまり焼かない食材も、火を通すと新鮮な食感と味わいに変化することもあります。
バーベキューはただの食事ではなく、参加者それぞれの工夫やコミュニケーションが交差する楽しい時間です。変わり種の食材や調理法を上手に取り入れれば、いつも以上の盛り上がりが期待できるでしょう。