
そのなかでも形がきれいで操作がしやすく、持ち運びしやすいのがmind(マインド)の「アイロンストーブ」だ。
照明、暖房、料理の3役をこなす。ソロキャンにぜひ!
トランクカーゴ関連商品で知られるmindの新作
mindは、建設物の型枠工事(コンクリートを流し込む型を作る工事)を専門とする松田工業(岡山県)が2021年にはじめたアウトドアブランド。「CUSTOM BASE BOX」というセルフカスタムを前提としたアルミ製トランクボックスのほか、各社から販売されている「トランクカーゴ」に合わせた折りたたみテーブルやスライドレールを展開している。
なめらかな丸みを帯びたステンレス製
金属モノを得意とするmindが次に手がけたのが、この「アイロンストーブ」だ。素材は厚手のステンレスで、角はなめらかな丸みを帯び、表面は艶やかな黒色で塗装されている。芯を出し入れするノブや燃料タンクの蓋は真鍮製。黒一色のなかで金色がアクセントになり、ヴィンテージのような気品がただよう。

下部の土台が燃料タンク。どっしりと安定していて地面でも卓上でも使用できる。

左の側面から突き出している丸い真鍮金具が芯を出し入れするノブ。

右側面に付いている真鍮金具はドアをロックするラッチ。
芯の出し入れもドアの開閉もスムーズ
このままインテリアとして部屋に飾りたくなるが、もちろん実用品としてもすぐれている。まずはドアを開いて、火口金具に挟んだ芯をセットする。次に下部のタンクに付属の漏斗でパラフィンオイルを注入し、芯にオイルを染み込ませる。左のノブを回して芯のはみ出しを1~2mmに調整したら、ライターなどで着火する。火の強さは芯のはみ出しの長さで調整する(長くすると強くなり、芯が隠れるほど短くすると消える)。ドアの開閉はスムーズで、ラッチで固定できるからバタバタしない。芯のノブもなめらかに回るから、ストレスなく火力を調整できる。

右上が漏斗、右下が火口金具、左が火口となる芯。

ドアのガラスから明るい光が照らされる。

ストーブ全体が熱くなって四方がじわじわと温かくなる。手あぶりにちょうどいい大きさ。

アイロンを載せる台はフラットかつ大きいので五徳としてちょうどいい。
燃料ボトルとグローブが収まる大きめバッグ
ストーブを使用するには、パラフィンオイル、ライター、グローブ(本体がとても熱くなる)があればよい。専用のバッグにはこの3点がストーブとともに収まるからありがたい。料理用のストーブだと照明と暖房にならず、焚き火台だと薪が必要だから荷物が多くなる。少ない装備で照明、暖房、料理をまかなえるのがアイロンストーブの利点だ。ソロキャンのお供にどうぞ。

上部と下部の両方がファスナーで開閉するから出し入れがしやすい。

クッション入りでストーブが保護される。ライターなどの小物はポケットに。
※この商品は[通販サイト]「小学館百貨店」から購入できます。
アイロンストーブ/mind(マインド) 14,300円(税込み)