シースナイフ特集!編集部おすすめの逸品
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    2018.06.23

    シースナイフ特集!編集部おすすめの逸品

    鞘(シース)に刃を収めるタイプのシースナイフ。折りたたみ機構が無く、ブレードとハンドルが一体になっているため、シンプルで扱いやすいのが特徴です。キャンプをはじめとしたアウトドアで包丁のかわりに料理に使うのも良し、斧や鉈のかわりにちょっとした薪割りに使うにもとても便利です。このページでは過去BE-PALの誌面で取り上げた逸品を一挙紹介!お気に入りの一本を見つけよう!

    モーラナイフ / MORAKNIV

    コンパニオン ヘビーデューティー MG

    Companion Heavy Duty MG

    入門者に最適なリーズナブルモデル。3.2mm厚の炭素鋼ブレードを採用。コストパフォーマンスがよく発売以来大人気を博している。刃長104mm。[ 文/坂本りえ ]

    ブッシュクラフト向けに開発された大定番。厚めのブレードに長めのストレート、カーブ、鋭いポイントを配置。切る、削る、穴を開けるなど、野外でのあらゆる作業をサポート。[ 文/藤原祥弘 ]


    モーラナイフ / MORAKNIV

    エルドリス ネックナイフキット

    Eldris Neck Knife Kit

    首にぶら下げられる小型シースナイフ。スウェーデン製ステンレス鋼を使用。付属のファイヤースターターを刃の背中で擦り火おこしも可。パラコード付き。刃長59mm。[ 文/坂本りえ ]

    ポケットサイズのシースナイフ「エルドリス」に首下げ用パラコードと落下防止のセカンダリーロック、ファイヤースターターを同梱したキット。鋼材はステンレス鋼(サンドヴィック12C27)。ハンドル材はポリプロピレン+TPEラバー。[ 文/ホーボージュン ]

    峰は付属のファイヤースターターを削れるように角を立てた仕上げ。焚き火周りでちょっとした作業に活躍する。[ 文/藤原祥弘 ]


    モーラナイフ / MORAKNIV

    ブッシュクラフト サバイバル

    Bushcraft Survival

    フィールドワークに頼もしい機能が満載! ブッシュクラフトに最適なモデル。ファイヤースターター、ダイヤモンドシャープナー、2種類のベルトループ付きシースが付属。刃長109mm。[ 文/坂本りえ ]


    モーラナイフ / MORAKNIV

    ガーバーグ ブラックカーボン マルチマウント

    Garberg Black Carbon Multi-Mount

    炭素鋼採用で鋭い切れ味が魅力! ブラックコーティングで錆びにくい。ハンドルと同形状のタング(ハンドル内部の鋼材)を採用したフルタング仕様で、頑強さには自信あり。刃長109mm。[ 文/坂本りえ ]


    モーラナイフ / MORAKNIV

    ガーバーグ レザーシース

    Garberg Leather sheath

    3.2m厚の鋼材がハンドル末端まで通じたフルタング仕様。バトニングやハンドルでの打撃などラフな使用に。全長229mm、刃長109mm、重量170g。[ 文/藤原祥弘 ]


    モーラナイフ / MORAKNIV

    カンスボル マルチマウント

    Kansbol Multi-Mount

    根元を厚く、先端側を薄くした独特のブレード形状。耐久性が求められる作業を繊細な作業を一本でこなせる。全長226mm、刃長109mm、重量100g。[ 文/藤原祥弘 ]


    モーラナイフ / MORAKNIV

    クラシック オリジナル1

    Classic Original 1

    モーラナイフの全ラインナップ中、唯一積層鋼をブレードに使用。無着色の樺材のハンドルとレザーシースは、古い時代のモーラナイフの姿を留める。全長198mm、刃長99m、重量60g。[ 文/藤原祥弘 ]


    モーラナイフ / MORAKNIV

    ウッドカービング120

    Wood Carving 120

    プロにも使われる木工用ナイフ。スウェーデンの伝統的民芸品ダーラホース(木彫りの馬)作りにも使われ続けるカービングナイフ。刃長60mm。[ 文/坂本りえ ]


    バックナイフ / BUCK KNIVES

    863 セルカーク

    ナイフで木を削ってすぐに火おこしできる、ホイッスル機能付きファイヤースターターが付属。キャンバスを芯に樹脂加工したマイカルタという耐久性に優れたハンドルを採用。


    バックナイフ / BUCK KNIVES

    104 キャンプナイフ

    フルタング構造で超堅牢! フィールドで落としても目立つよう、赤いコーティングが施された「5160スプリング鋼」を採用。刃長110mm。[ 文/坂本りえ ]

    デザインはオーソドックスなキャンプナイフだが、ブレードには赤いパウダーコーティングが施され、ブッシュや落ち葉の中でも見つけやすいようになっている。本国では同時に赤いコーティングがされたハンドアックスや鉈もリリースされ評判になった。


    トヨクニ

    土佐アウトドア剣鉈120

    ナイフ感覚で使える小ぶりな剣鉈。料理に使えて、バトニング(峰を叩いて薪割り)できる丈夫さも備える。指を守る真鍮のガード付き。カシの柄にはグリップ力を増すチェッカーが施されている。両刃。刃渡り120mm、刃厚4mm。


    トヨクニ

    晶之作 槌目剣鉈

    海外で和包丁の人気が高まっており、外国人観光客の購入が増えた剣鉈。山で生活してきた猟師、山師が愛用してきた、土佐鍛冶が作る万能刃物。


    ヘレナイフ / Helle

    テマガミCA

    Temagami CA

    熟練職人が手造りする工芸品的ナイフ。切れ味鋭い炭素鋼ブレードで、ハンドルはカーリーバーチ材。ヘレナイフはノルウェーのブランド。刃長110mm。[ 文/坂本りえ ]


    ヘレナイフ / Helle

    マンドラ

    Mandra

    汎用性の高い軽作業向けモデル。木を削ったり、魚を捌いたり、皮を剥いだり…と、多用途に対応する刃長69mmのミニナイフ。シースは本革製。カーリーバーチ材ハンドル。[ 文/坂本りえ ]


    ファルクニーベン / FALLKNIVEN

    S1pro

    コバルト鋼採用のフォレストナイフ。高級なコバルト鋼をステンレスで挟み込んだ刃持ちのよい特殊ブレードを採用。防水ケース付き。刃長130mm。[ 文/坂本りえ ]


    ジー・サカイ / G・SAKAI

    サビナイフ8 マキリスポーツ 半波刃

    水際での使用に強い鋼材を採用。錆びにくさに定評のある「H-1」という鋼材が使われ、ハンドルはガラス繊維強化ナイロン製。刃長130mm。[ 文/坂本りえ ]


    ジー・サカイ / G・SAKAI

    キムンカムイ2

    獲物解体に適した刃のデザイン。ヒグマ(キムンカムイ)の犬歯に似た刃の形状で、刺す、皮を剥ぐ、骨や筋を切るなど高い汎用性。刃長110mm。[ 文/坂本りえ ]


    ジー・サカイ / G・SAKAI

    キャンパー炎カスタム

    ステンレスでありながら、炭素鋼同様の超硬度が特徴の特殊粉末鋼材ZDP-189を使用。さらに超低温処理「クライオフォージ」を施して、刃持ちの長さを格段に高めた究極のブレード。全長173mm、刃長73mm、重量110g。[ 文/鈴木アキラ ]


    ランドール / Randall Made Knives

    M-12 スポーツマンズボーイ 6 レザーハンドル

    米国が誇る鍛造ナイフメーカー。先端背側にもエッジがあるスピアポイント・ブレードを採用。普通のナイフ作業のほか、狩猟時に獲物を捌くのにも重宝する。刃長約152mm。[ 文/坂本りえ ]


    カウハヴァン プーッコ パヤ / Kauhavan Puukko Paja

    Mout Visa 80 #207

    ハンドル、刃ともにすべて手造り。鍛造炭素鋼ブレードにカーリーバーチ(樺の瘤)のハンドル、革シースのすべてがハンドメイド!! 刃長80mm。[ 文/坂本りえ ]


    中村刃物

    猪用ナイフ NAI-1-3

    シカやイノシシをさばくためのナイフ。骨と肉の間に刃を入れやすい細長い形状。スマートな黒いレザーのケースはスナップボタンで2か所を固定できる。刃渡り130mm、刃厚6mm。

    猟師向けの無骨な解体ナイフ。柄が剥き出しでかっこいい!


    タダフサ

    間切り 4.5寸 木鞘付き

    創業当時から製造している漁業用刃物。魚をさばいたり、網やロープを切ったりするのに使用する。近年は山での愛用者も増えている。鞘付き。片刃。刃渡り135mm、刃厚3mm。

    スマートなフォルムが美しい漁師用。


    BE-PAL BOOKS

    アウトドアズマン養成BOOK 正しいナイフの使い方

    アウトドアナイフの正しい使い方をマスターすることで、あなたのアウトドアライフは何倍も楽しくなります。フィールドで役立つナイフの実践法から、カスタマイズ、メンテナンスまで、アウトドアの初心者から上級者まで幅広くお役に立てる情報が満載です!!

     

    こちらも要チェック!

    初めに持つべき刃物は、大ぶりの「シースナイフ」だ!

    1本のナイフで、薪を小割りに裂き、魚をさばき、寝床を作る。便利なギアがないから、自分の頭で考え、いろいろと試行錯誤してみる。そうしていくことで、自然により深く入り込み、さまざまな知識を
    得ていく。

    ナイフ1本でアウトドア遊びを完結したとき、オーバーではなく、生き物としてひとつ強くなった感覚を得られるはずだ。

    モノがあふれる今だからこそ、あえて便利なギアを手放して、1本のナイフを手にしてみる。いままでとはまったく別種の、充実したアウトドア時間を過ごすための鍵。それは1本のナイフなのだ。

    初めて、ナイフを持つときお勧めなのは、「シースナイフ」だ。シースナイフとは、ナイフブレード(刃)とハンドルが一体構造になっているもの。そのため、頑丈な作りで、バランスよく握れて扱いやすいのが特徴で、ベルトに通せる「シース」(鞘)で携帯する。削る作業から、たたき切る、割るといった大きな力を加える作業まで、これ一本でこなせてしまう汎用性の高さが魅力。野遊びサバイバル術のいちばん基本の道具だ。

    おすすめのシースナイフ

    ICカット/V金10号 ダマスカスシースナイフ

    ブレードは、ステンレス鋼を重ねたダマスカス鋼。切れ味は鋭利で持続性もいい。切る、削るなどの軽作業から獲物の解体まで、幅広く活用できる。カリン材ハンドルは木目が個性的で、しっかり握れる形状だ。レザー製シース付属。

    ◎宗正刃物総本社
    http://munemasa.co.jp/

    サヤはベルトなどに通す

    シース(鞘)という名前のとおり、使わないときは鞘に収納。取り付け位置は腰の真横。前に付けるとしゃがんだときに干渉するし、後ろに付けると座ったときに下敷きにしてしまうからだ。

    衝撃に強く、たわみにくいフラットグラインドを選べ!

    シースナイフは可動部がないぶん、頑丈な作りになっている。汎用性の高さを重視するなら、ブレード断面がV字になっている「フラットグラインド」がおすすめ。ブレードに厚みがあるので、たわみにくく、衝撃にも強い。セレクトする際には、重心や握りやすさにも注意したい。

    ◎監修/荒井裕介
    ◎イラスト/西田真魚
    ◎構成/櫻井 卓、鶴田康男 撮影/高橋和幸

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    実践!ナイフの正しい使い方

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