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大人気アウトドアブランド「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」
街に出てそのロゴを目にしない日はないほど大人気のブランド「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」。高品質でデイリーにも活躍するウェアは、世代や性別を問わず幅広い層に支持されている。
ザ・ノース・フェイスは現在までどのように歩んできたのだろうか?その歴史を振り返ってみよう。
(BE-PAL 2024年2月号より)

探検をやめない業界随一の革命児
ロッククライマーのダグラス・トンプキンスが、カリフォルニア州のサンフランシスコに開いたスキー・バックパック用品の小さな店舗がブランドのスタート地点だ。ダグラスがスローガンに掲げた"探検をやめるな"の言葉のとおり、革命的な製品を生み出し続けることとなる。
一番初めに製造したのは、軽量コンパクトなスリーピングバッグ。業界で初めて最低温度規格表示を明記したことで、ユーザーから大きな信頼を得た。1969年には、ダウンパーカの原型となる「シエラパーカ」を開発。世界初のドーム型テント「オーバルインテンション」を1975年に発売すると、最小の面積で最大の容積をかなえる新構造で、それまでのテントの常識を覆した。通気性を備えて蒸れを解消する防水透湿素材、「FUTURELIGHT™」の開発も記憶に新しい。アウトドアの枠を超え、いまやファッションシーンでも定番となりつつある時代の風雲児だ。
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耐久性と防水性に優れた「マウンテンラウンダージャケット」
近年はサステナビリティへの取り組みも強化し、リサイクル素材やPFCフリーの撥水加工を積極的に採用しているザ・ノース・フェイス。従来の防水透湿メンブレンから、より環境負荷の少ないGORE-REX ePEメンブレンへ切り替えを進めている。「マウンテンラウンダージャケット」も次世代GORE-TEX ePEファブリクスを使用した一着だ。
(BE-PAL 2025年7月号より)
THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス) マウンテンラウンダージャケット
防水性・透湿性・耐久性のバランスに優れた一着。ゆったりとしたボックスシルエットで重ね着しやすいため、街でも活躍する。
●重量:417g(Lサイズ)
●素材:次世代GORE-TEX ePE ファブリクス

フロントはダブルフラップ仕様で、水の浸入を防いでくれる。
撮影/中村文隆
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定番人気がリサイクル素材にアップデート「クライムライトジャケット」
2024年本当に売れたレインウェアランキングBest10 第2位にランクインした人気ジャケット。風のある日でもバタつきを軽減するシルエット、パックを背負ったままでもラクに腕を上げることができる運動性など、日常、キャンプ、登山など幅広いシーンで活躍する一着だ。
(BE-PAL 2025年1月号より)
THE NORTH FACE (ザ・ノース・フェイス) クライムライトジャケット
透湿性、軽さ、強度のバランスを追求した3層構造のゴアテックスを使用したレインウェア。表地は、リサイクルナイロンにアップデートされた。単色から2トーンまで、カラーは全5色。携帯に便利なスタッフサック付き。
エコなリサイクルナイロン(表地)と、引っかかりが少なく湿気を含みにくいマイクログリッドバッカー(裏地)でメンブレンを挟んだ3層構造ゴアテックスで、透湿性と軽さ、強度のバランスを追求した防水シェル。
ヘルメット着用時のカバー率を高め、バックパックを背負ったときでもストレスなく腕を上げ下げできるシルエット、ヒップハーネス装着時に裾が上がりにくい丈にするなど登山シーンでの機能性も向上している。
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パックに常備しておきたい「ベンチャージャケット」
2024年本当に売れたレインウェアランキングBest10 第7位にランクインした人気ジャケット。軽量で多機能なジャケットで、日常使いにも適している。
(BE-PAL 2025年1月号より)
THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス) ベンチャージャケット
裏地にビーズ加工を施した透明ラミネートフィルムを用いた2.5層シェルで、汗をかいてもべたつきを感じにくい仕様。フロントに止水ファスナーを採用するなど軽さも重視しており、雨の日だけでなくウインドシェルとしても活用できパックに常備するのが正解だ。フードはワンハンドアジャスター対応で、素早く視界を確保。
●重量:220g(Lサイズ)
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ほどよい厚みで気兼ねなく活動できる「マウンテンレインテックスジャケット」
2024年本当に売れたレインウェアランキングBest10 第9位にランクインした人気ジャケット。ほどよい厚みがあるので気兼ねなく活動できる。
(BE-PAL 2025年1月号より)
THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス) マウンテンレインテックスジャケット
凹凸のある表面が汗を素早く拡散させるトリコットバッカーを裏面に用いた3層ゴアテックス製。防風・防寒シェルとしても活躍する。襟に収納するビルトイン仕様のフードは、サイズを見直して収納しやすくなっている。もちろんワンハンドアジャスター対応だ。
●重量:485g(Lサイズ)
▼参考記事
軽量コンパクト!日常シーンでも活躍する「コンパクトジャケット」
コンパクトに収納して持ち運びができ、バックに常備しておきたい一着。アウトドアライターのタカマツ ミキさんの使用感レビューも参考にしよう。
THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス) コンパクトジャケット
軽量&コンパクト収納が叶うシェルジャケットで、出先へ持ち運ぶのにもピッタリ。さらに、撥水加工が施されているため、急な天候の変化にも対応してくれる。アウトドアから日常まで幅広いシーンで活躍する一着。持ち運びに便利なスタッフサックが付属している。
撥水加工で安心!防風性にも優れたジャケット

コンパクトジャケットには撥水加工が施されているため、急に雨が降ってきてもしっかり水を弾くのがポイント。 防水ではないため、激しい雨や豪雨には非対応。小雨程度であれば問題ない。

また、コンパクトジャケットは、「NORTHTECH Cloth ECO」(ナイロン100%)というコットンのように見える素材を採用している。ナチュラルなコットンの風合いがありながらも、防風性があるのが特徴だ。
春先や秋口など冷たい風を浴びると体感温度もグッと低くなる。そんなときにコンパクトジャケットがあれば、冷たい風によって体が冷えてしまうのも防ぐことが可能だ。寒暖差が激しいキャンプ場での使用もおすすめ。
スタッフサック付きで持ち運びもラクチン

「コンパクトジャケット」というだけあり、とてもコンパクトに収納して持ち運びができる。ジャケット自体も軽量&生地が薄いので、付属しているスタッフサックにまとめることが可能。
「もしかしたら雨が降るかもしれない……」なんてときに、バッグに入れて持ち運べば安心だ。今ではどこに出かけるにも愛用のジャケットとなった。
▼参考記事
ロングトレイルでも快適に動ける「ハイカーズジャケット」
ロングトレイルでの使用を想定した防水シェルジャケット。両胸には収納力の高いポケットを搭載し、小物の出し入れもしやすい。
(BE-PAL 2024年7月号より)
THE NORTH FACE (ザ・ノース・フェイス) ハイカーズジャケット
快適性を重視した素材はロングトレイルでも威力を発揮。着心地の良さはもちろん、長期間行動しても汗によるべたつきを抑えてくれる。厳しい冬にも対応できる防水・透湿・防風性能を備えている。

ゴアテックス マイクログリッドバッカーの裏地はしなやかで、快適な肌触りをキープ。
撮影/三浦孝明
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