グラミチのパンツはなぜ愛される? おすすめポイントを愛用ライターが語り尽くすぞ! | アウトドアウェア 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル

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2026.01.07

グラミチのパンツはなぜ愛される? おすすめポイントを愛用ライターが語り尽くすぞ!

グラミチのパンツはなぜ愛される? おすすめポイントを愛用ライターが語り尽くすぞ!
アウトドアブランドの中で、パンツに特化して成功しているブランドといえばグラミチが挙げられる。ジャンプをしている人があしらわれたロゴが特徴で、セレクトショップからストリートブランドまで幅広いところとコラボ商品を出している。なぜ多くの人に愛されるブランドになったのか、その魅力を伝える。

多くの人に受け入れられたクライミングパンツの祖「グラミチ」

グラミチ
個性的なブランドロゴ。

アウトドアからストリートまで、どんなジャンルでも知らない人がいないだろう。グラミチは、クライミング業界からスタートしたブランドだが、今や多くの人に歓迎され、愛されているブランドだ。

パンツからスタート、現在はTシャツやアウター、帽子などのアクセサリーまで幅広く展開。またコラボしたブランドも多く、ステューシーなどのストリートブランドから、メレルやアンドワンダーといったアウトドアブランド、そしてビームスやアーバンリサーチなどのセレクトショップまで、数えきれないところと共同製作してきた。

そんなグラミチが、なぜ多くの人に受け入れられるようになったのか。

グラミチの簡単な歴史

グラミチ
「グラミチパンツ」¥14,300

グラミチは、1982年に米国カリフォルニア州で誕生。当時、アウトドアスポーツとして人気が高かったロッククライミング業界で、“ストーンマスターズ”と呼ばれる新世代が登場。スピードとスタイルに重きをおいた彼らは、新しいクライミング術を開拓した。

そんなストーンマスターズは、そのスタイルには新しいユニフォームが必要だと発案。耐久性と柔軟性のある着古したペインターパンツやミリタリーパンツが中心だったが、もっとしなやかなものが欲しいと考える。

当時のストーンマスターズの一人だったグラミチの創業者・マイク・グラハム氏は、耐久性と柔軟性、そしてデザインの三位一体となったショートパンツを考案。そして、1982年にストーンマスターズの何人かが、ヨセミテ国立公園内にあるハーフドームで初の登頂に挑戦したのだ。

そのとき、グラハムが自ら名付けたニックネームが“GRAMICCI”だったそうだ。その後、ロングパンツを開発。その性能の高さが好評で、ロッククライマーからサーファー、ストリートへと噂が広がっていき、多くの人が使うようになった。

グラミチ
ひと目でわかる「ランニングマン」のロゴ。

ちなみに、グランドロゴとなっているジャンプをしている人は、「ランニングマン」と呼ばれ、パンツの機能性の高さの象徴とされている。

グラミチパンツの3つの特徴

さて、40年以上の歴史を持つグラミチ。いろんなジャンルの人に支持されているのが、他ならぬパンツに特徴があるから。ここからは、画期的とされる3つの特徴を紹介しよう。

①ガセットクロッチ

グラミチ
ほとんどのパンツに付いているガセットクロッチ。

パンツの股には、180度脚を広げられる菱形のマチが付いている。これにより、思いきり膝を上げたり横に伸ばしたりと、足の開脚範囲が格段にアップ。

現在はストレッチ素材を混紡した生地が増えており、マチがなくても生地自体が伸びるため有益性が減ったが、’80〜’90年代のパンツはコットンやウールのパンツが多く、脚を広げられない、もしくは広げると股が裂けることが多かった。つまり、このマチは当時としては画期的な機能だったのだ。

グラミチ
マチの有無で動きやすさがだいぶ異なる!

個人的には、化繊のパンツよりコットンパンツのほうがいいと思う場面がある。それが焚き火中だ。火の粉があがるたびにパンツに火の粉がつかないか都度心配になるのが面倒。コットンパンツなら、そのような心配をしなくても平気。丈夫なコットン生地で、かつ動きやすいというのは、キャンプにとって最高の味方だ!

②ナイロン製のウェビングベルト

グラミチ
グラミチの象徴ともいえるウェビングベルト。

ウエストには、どのパンツにも必ずウェビングベルトが装着されている。従来のパンツは自前でベルトを用意するか、ベルトを付けないかの2択になっており、激しい運動となるとパンツがずれて集中しにくかった。

グラミチは、バックパックのストラップから着想を得てウェビングベルトを採用。それによってパンツをしっかり固定し、煩わしさがなくなった。しかも、このベルトは片手で簡単に調節することができ、ロッククライマーにとっては登っている途中での調節ができる点で大いに役立った。現代も、ベルトを用意する必要がないのでとても便利だ。

③多種多様な種類

グラミチ
上からGパンツ、ワイドテーパード、Gショーツ。いずれも筆者の私物。

魅力はそれだけではない。とにもかくにも、バリエーションが豊富なのだ!

筆者は原点であるグラミチパンツ(通称:Gパンツ)に加え、Gショーツ、シェルパッカブルショーツ、ワイドテーパード、コーデュロイ生地のレギュラーフィットなどを所有。

Gパンツにおいては5年以上も使い続けており、ポケットに穴が空いたり、股が擦れたりしても、修理して使い続けている。修理してもまだまだ現役。そういった愛着が湧く製品づくりをしているところも、グラミチの魅力なのだ。

余談だが、古いGパンツのフロントはファスナーがなかった。これは耐久性を上げるために考案されたもので、現在のGパンツやGショーツは利便性の観点からすべてにファスナーが付いている。

グラミチで気になること

愛用するパンツが多い一方で、気になる点がないわけではない。個人的には2点気になることがある。

①修理、交換は基本的になし

国内にグラミチの工場がなく、パーツの予備を所有しているところがない。破れた生地を補修するくらいならリフォーム店で対応できるが、ベルトのプラパーツが壊れたりベルトが切れたりした際には交換することができないので、注意しよう。

②サイズ表記にばらつきがある

グラミチのオリジナル品には、アジアンサイズとUSAサイズの2種類の表記がある。アジアンサイズに合わせるのが基本だが、たまにフリーサイズだったり、1種類のサイズ表記だったりすることがある。店頭だったらフィッティングすることができるが、通販だと判断が難しいため、事前に現物をチェックしておいたほうがいい。

パンツ選びに迷ったらグラミチは有力候補

グラミチ
後ろポケットに縫い付けてあるタグ。

ということで、グラミチ愛用者がつらつらと魅力を語ってきた。「いい商品には魅力的な裏付けがある」と思う筆者にとって、グラミチはそれを体現してくれるブランド。パンツ選びの参考になれたら嬉しい。

グラミチの公式サイトはこちら

小川 迪裕

『ロウホウ』代表

アウトドア&ファッションメディアの編集者、ライター、コンテンツディレクター。雑誌、WEBメディアの編集と執筆に加え、ブランドのホームページやブックレットの製作も行なう。愛車はトヨタ・ランドクルーザープラド(通称・95プラド)。愛犬のジャック・ラッセル・テリアとともに、家族で北海道を旅するのが今の夢。

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