DDタープを楽しもう!タープ泊・自転車ツーリング…さまざまな張り方をチェック
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    タープ・シェルター

    2024.04.11

    DDタープを楽しもう!タープ泊・自転車ツーリング…さまざまな張り方をチェック

    DDタープを楽しもう!タープ泊・自転車ツーリング…さまざまな張り方をチェック
    「DDタープ」は、軽量で丈夫、さまざまなスタイルで設営できるとあって人気のアイテムだ。インナーテントと組み合わせたタープ泊、ブッシュクラフト的な設営テクニック、自転車キャンプツーリングでの使用など、「DDタープ」の幅広い楽しみ方や実際の使い心地を紹介しよう。

    DDタープとは? 設営アレンジ自在な人気アイテム

    「DDハンモックス」は、革新的で快適なハンモックと耐久性の高いタープを中心に、数多くのキャンプ用品を提供するブランド。ミリタリーテイストなデザインが特徴なハンモックは、コンパクトサイズで持ち運びにも便利で、ロングセラーとなっている。

    そんなDDハンモックスが手がける「DDタープ」は軽く丈夫で、取り付けポイントが多いことからバリエーション豊かな設営ができると、ブッシュクラフト愛好者に人気だ。

    DDハンモックス
    DDタープ

    耐久性と順応性を併せ持つ。スタイルに応じて日差しや雨よけになり、快適なスペースを設けることが可能。3000mmの耐水コーティングを施し、190Tポリエステルで作られている。3×3サイズ~5×5サイズ、S~XLなどさまざまなサイズがラインナップ。(※画像およびリンク先は3m四方モデルの「DD Tarp 3×3」)

     

    ▼参考記事
    うしろシティ阿諏訪さんのブッシュクラフト的タープ設営テクニック&ギアを拝見!
    DDハンモックとはどんなブランド?魅力とおすすめアイテムを紹介

    DDタープで開放感たっぷりのタープ泊を!

    オートバイで行くキャンプは、荷物のコンパクト化に苦心する。そこで、だれもが考えるのが、テントではなくタープひとつで眠る「タープ泊」。虫が多いけれど、夏なら芯まで寒く感じるような冷え込みはない。そこで、6月下旬の北海道をタープ泊ですごしてみることにした。

    今回の旅に持っていったのは、DDハンモックス「DDタープXL」。

    4.5×3mのシンプルなレクタングラー型(長方形)タープなのだが、周囲に16個、そして尾根部分に3つのループを備えており、それぞれ布で補強がなされている。つまり、ここにロープを通したり、ポールや枝をあてることで、さまざまな形を作れる仕様となっている。


    ポールや木を用いて設営可能で、ループにロープを通して木に渡したりすれば、いろいろな形を作れる。写真のように全閉すれば、急な冷え込みにも対応できる。

    ただし、キャンプ場にポールやちょうどいい木が落ちている保証はないし、立木にロープをかけることを禁止するキャンプ場もある。事前にリサーチをして、コンパクトに収納できるタープポールやトレッキングポールを用意する必要がある。

    バイクでキャンプをするときは、ハンドルやキャリアを利用するのもテだ。

    この開放感、たまらない!

    今回はトレッキングポールを持参して設営し、グラバー「オールウェザーブランケット」を敷いてみた。

    ヘルメットとザックを余裕で並べられるほどの広さは感動だ。案の定、小さな虫が多いけれど、風上で焚き火をして、追い出しに成功。片側をあけた状態で一夜を過ごしたが、朝、目の前に森の景色が飛び込んでくる。その開放感がたまらない。

    中に蚊帳(かや)を吊り下げてみた

    パーゴワークス「ニンジャネスト」を使用。

    もう一泊は、蚊帳を入れてみた。トレッキングポールの長さは115cm程度なのでちょうどいい。

    「DDタープXL」はビッグサイズのタープなので、サイドもしっかりカバーする。この組み合わせは、雨の日や冬に重宝しそうだ。


    偶然だが、ループの位置がほぼそろっている。ペグを共用できるはありがたい。


    「ニンジャネスト」のフロア面積は広いけれど、濡れモノは極力入れたくはない。そこで、タープの裾を折りこめば、濡れたヘルメットやグローブなど、ギアを置くスペースを作ることができる。

    結論・クリエイティブな旅をしたい人に

    「DDタープ」はXLモデルで1020g、小さめの3×3mモデルで790g。トレッキングポールを加えると、大幅軽量とはいえない。けれど、「DDタープ」には折り紙で遊ぶようなおもしろさがある。

    「これができないなら、どうすればいい?」とその場で知恵を絞る“現場合わせ”を楽しめる人なら、一度はタープ泊にチャレンジしてみては。バイクで走るおもしろさに、キャンプ場では考える楽しさが加わり、無敵の休日になる。

    ▼参考記事
    話題の「DDタープ」をキャンプでテストしてきました

    うしろシティ阿諏訪さんのDDタープ設営テクニック


    限られたギアのみを持ち、ロープワークを駆使してその日の寝床を備え、ナイフで木を削り、必要な道具をつくる。そこには焚き火も欠かせない。暖を取るのはもちろん、調理も焚き火でまかなうのがブッシュクラフトスタイル。いわば“野営術”であり、自然のなかで過ごす生活の知恵だ。

    そんなブッシュクラフトを愛してやまないのが、お笑いコンビ「うしろシティ」の阿諏訪泰義(あすわ たいぎ)さん。


    愛車のジムニーで登場した阿諏訪さん。フィールドをくまなく探索して野営地にふさわしい場所を探す。とくに見ているのは木。最近ではハンモックやタープを使用しているので、幕を吊って張れる場所選びはとくに重要とのこと。適度な間隔でしっかりと立つ2本の木を見つけ、バックパックをおろし、ここを本日の野営地と決めた。

    バックパックから取り出したのはDDハンモックスの「DDタープ 3x3」。もちろん、ポールを使うこともできるが、阿諏訪さんは2mmと3mmのガイロープを使って幕を張っていく。

    ロープワークを駆使して「DDタープ 3x3」を設営

    2mmのガイロープを短く切り、輪っかをつくる「プルージック・ノット」。そこに小枝を用いることで取り外しやすくなる「トグルヒッチ」テクニックを組み合わせるなど、ロープワークを駆使してテキパキと設営していく。

    2mmのプルージック・ノットで3mmのガイロープを固定し、小枝を利用するトグルヒッチで幕を固定する。

    「トグルヒッチは小枝を引くだけでガイロープを解くことができて楽なんです。パッと撤収するのが好きなんです。プルージック・ノットはタープをピンと張れ、調整もできます。自在金具は…失くしちゃうんで使いません」

    グリーンウッドワークでペグをつくり、アディロンダックスタイルのサイトが完成

    そこに薪を削ってつくった即席のペグで固定していき、あっという間にサイトが完成した。DDタープ3x3の張り方は「アディロンダック」スタイル。屋根部分ができ、焚き火を熱を効率よく内部に取り込む方法だ。


    ペグづくりにはモーラのウッドカービングナイフを使用。グリーンウッドワークで重宝するモデルだ。


    スクエア型のタープに相性が良い張り方、アディロンダック。後方に傾斜があり、ひさしもできる。「ポールも要らないので、ペグがサッと作れる人なら荷物も少なく済みますよ」

    タープを張り、ブランケットをひく。そこはくつろぎスペースにもキャンピングマット代わりにもなる、ブッシュクラフターのリビングが完成した。


    ▼参考記事
    うしろシティ阿諏訪さんのブッシュクラフト的タープ設営テクニック&ギアを拝見!

    自転車キャンプツーリングでもDDタープが活躍

    自転車に積めるだけの荷物を持って自走でキャンプへ。当日の移動する楽しみはもちろん、出発前から道具を減らしたり増やしたり、どうやって自分らしくアレンジするかなど、あれこれ考えるだけでもワクワクが止まらない。

    『BE-PAL』特集取材のために1泊2日の自転車キャンプツーリングを楽しんだ三人三様のキャンプギアとスタイルから、ライター・山本の持ち物&DDタープの使い方を見てみよう。

    本誌創刊2号の誌面にMTBに乗って登場している自転車好きのライター。名古屋市在住。普段は、のんびり景色をみながらサイクリングするのが好み。

    自転車キャンプツーリングにも◎!ライター山本の持ち物

    総重量は約8.2kg。寒い季節はシュラフや防寒品が重くかさばるため、テントを使わずタープにして約1kg軽量化。

    普段は、使い慣れたソロテントを使用しているが、今回は装備を軽くするためDDタープとアルミポールを使ったタープキャンプスタイルで。薄くて軽いピコグリル239やDDタープは、取材で話を聞いたイラストレーターのスズキサトルさんに強く影響を受けている。

    ワンポールと2本のガイロープで設営


    DDタープをワンポールと2本のガイロープで張った。地面からの冷えを防ぐためアルミシート、インフレータブルのマットを使用。ペグはチタン製。この張り方は、入口も閉められる。

    ▼参考記事
    自転車キャンプにおすすめの装備・持ち物とは?荷物を軽量化するコツを詳細解説

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