天然クーラー状態!? 日本最北限のゲストハウス 北海道礼文島『FEELD INN 星観荘』 | 日本の旅 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル - Part 2
  • OUTDOOR
  • NEWS
  • SUSTAINABLE
  • CAR
  • CAMP
  • GEAR
  • COOKING
  • OUTDOOR
  • NEWS
  • SUSTAINABLE
  • CAR
  • CAMP
  • GEAR
  • COOKING
  • 日本の旅

    2017.07.18

    天然クーラー状態!? 日本最北限のゲストハウス 北海道礼文島『FEELD INN 星観荘』

    ブラックホールと呼ばれるこの場所は、共有スペースでもあり、食堂でもある(宿から徒歩圏内には飲食店はないので、ごはん付きで予約するのがオススメ)。大きなガラス窓からみえる、ぶわっと迫ってくるような、あおあおとした緑の草原。そのむこうには、先ほどのトド島を見るコトができる。

    そんな景色を眺めながらの夕ごはんは島味づくし♪ ニシンの刺身、ハツメの唐揚、ホッケのいずし、カニ! そして、礼文島のウニ。ただ、残念なことに、近頃、ウニの値段が高沸したために、格安の宿では食事に出すコトが難しくなって来ている。星観荘も類に漏れず、今年はウニが出せないのだそう。海水温などの変化によるモノだろうか? ウニが苦手な私が、唯一、自ら嬉々としてくらいついてしまう礼文島のウニ。あの甘く、つるるんとした味わいが恋しい…。「今、礼文島で一番ウニを食べてるのはカモメとカラスだよ」と、彦さん。海辺に打ち上げられたウニを獲り、空から地面に落とし、それを車に踏まして割って食べているのだそう。な、なんたるコト! 日本全国のカラスさんよ、礼文島に行くと高級ウニが食べられるらしいよ。と、言うか人間の分も残しておいてください(切実)! でも、元はと言えば、人間が獲りすぎたコトもウニが減っている原因かもしれないけれど。

    晩ごはん後は、各々持ち寄ったお酒やお菓子で、しゃべくりタイム。その中に、礼文島の植物はガイド並に詳しいというゲストさんがいた。明日も花を観に行くと言うので、便乗させてもらうコトに。ガイド並のゲストさんいはく「毎夏、何度も島に通ううちに、自然と花の名前を覚えたんです」と。礼文島は、一度訪れると虜になってしまう媚薬があるようで、このように同シーズンに何度も頻繁に訪れるリピーターは数知れない。私も何気に2回目の訪問だ。そして、いつか真冬の礼文島にも行ってみたいと密かに想い焦がれている。

     

    「港へ行く人は、車に乗って~」翌朝の朝食後、玄関先で彦さんの声。港周辺へ行くメンバーは、娘さんを学校に送迎する彦さんの車に乗せてもらうのだ。島っ子の日常に混ぜてもらう楽しさったら! 旅人には非日常でも、その土地の人にとっては日常というシーンに、私はたまらなくトキメキを覚えてしまう。途中、娘さんの同級生もピックアップし、校門前で彦さんとゲスト全員で「いってらっしゃ~い」と娘さんたちを見送る。毎朝、ゲストさんに囲まれながら通学する気もちって、どんな感じなのだろうか? その後、「今なら、たくさんいるから」と、彦さんが寄り道をしてくれた場所があった。 

    NEW ARTICLES

    『 日本の旅 』新着編集部記事

    房総半島の真ん中にある鹿野山で、絶景ハイキングと寄り道カフェランチを満喫

    2025.10.30

    千葉県「勝浦朝市」で食べ歩き!昔と今が混在する港町の朝市を心ゆくまで満喫

    2025.10.01

    ビワマスを狙う若き漁師に同行し、不漁続きの琵琶湖の状態を湖上から体験した!

    2025.09.28

    琵琶湖の固有種のビワマス。学術上の手違いから長い間なかった学名が今年ついた!

    2025.09.26

    琵琶湖・淀川水系にしか生息しなくなったハスを最後の専門料理店で食した!

    2025.09.24

    今年も行ってきました、テントで巡る「なつ旅・北海道」

    2025.09.21

    駅舎喫茶に立ち寄りながら北海道の東の果てへ!JR花咲線ほか鈍行列車で行く2泊3日の旅

    2025.09.19