大トカゲにも遭遇!タイの首都・バンコクにある“野生の王国”的な公園を紹介します
  • OUTDOOR
  • NEWS
  • SUSTAINABLE
  • CAR
  • CAMP
  • GEAR
  • COOKING
  • OUTDOOR
  • NEWS
  • SUSTAINABLE
  • CAR
  • CAMP
  • GEAR
  • COOKING
  • 海外の旅

    2023.11.20

    大トカゲにも遭遇!タイの首都・バンコクにある“野生の王国”的な公園を紹介します

    バンコク市内の公園に生息するミズトカゲ。

    人口549万人を抱えるタイの首都バンコク。街中喧噪があふれているエネルギッシュな街ですが、安らぎと自然が恋しくなることもあります。そんな時、バンコクっ子が憩いの場としているのがルンピニ公園。ここでウオーキングをしていると、いろいろな面白い体験ができるのです!

    日本贔屓のジョガーたちに出会った!

    超高層ビル郡の真ん中にある公園。

    超高層ビル郡の真ん中にある公園。

    ルンピニ公園があるのはバンコク中心部。一番の繁華街であるラチャプラソン地区、タイ最大のビジネス街であるシーロム&サトーン地区にほど近い所にあります。

    こちらの公園、1925年に造られた歴史ある施設。面積は57ヘクタールといいますから、東京ドームより少し大きいくらいですね。

    快適にジョギングなどが楽しめる。

    快適にジョギングなどが楽しめる。

    園内に入ると、ジョギングやウオーキングを楽しむ人々がいっぱい。先述のビジネス街に外資系企業のオフィスがあったり、各国大使館も近くにあることから、外国人の姿も多く見かけます。

    私も人々に混じってウオーキングを開始。木々に生い茂る緑に癒されながら、自然を満喫します。公園の外の混雑やざわめきが嘘のような静けさです。

    途中、ジョギングを終えたグループに出会いました。日本から来たと言うと、1人の女性が嬉しそうに叫びました。

    「私、来年の東京マラソンに出るのよ!抽選で当たったの!」

    おめでとうございます、ラッキーですね~。

    「コロナで長い間日本に行けなかったし、観光も満喫してくるわ!」

    全員、日本観光経験があった!

    全員、日本観光経験があり!

    青空ジムで筋肉強化中のマッチョメン!

    ジョガーやウオーカーの他、体操やダンス、太極拳などをしている人たちもたくさん見かけました。そして、手作り青空ジムもあります。マッチョな方々が筋肉を更にモリモリにすべく汗を流しています。

    みんなで持ち寄ったトレーニング器具が置いてある。

    みんなで持ち寄ったトレーニング器具が置いてある。

    「日本人のライター?俺の写真を撮りなよ」

    アピールしてきたのはアフリカ出身のイハリアさん。宝石商で13年タイに住んでいるそうです。せっかくなので自慢の筋肉を撮らせてもらいました。

    「写真見せてくれないか?う~ん、もう一回撮ろう。よし、こっちの方が良いな」

    イハリアさん、筋肉の見せ方にこだわりがあるようでした。

    毎朝トレーニングを欠かさないというイハリアさん。

    毎朝トレーニングを欠かさないというイハリアさん。

    野良猫さんたち天国で困る!

    公園内には野良猫さんたちがたくさん!みんながジョギングしている道の真ん中で、堂々と寝っ転がっています。1周する間、私が気がついた限りで12匹もいました。

    ジョガーも意に介さず居座る猫さん。

    ジョガーも意に介さず居座る猫さん。

    それもですよ、みんな人懐っこいんです。警戒心がなく、向こうから寄ってきてくれるんです。中には会った途端、へそ天してカワイイアピールしてくる子も……かわいすぎる!この公園の人たちがご飯をあげたり優しく接してくれているからこそ、こんな風に慣れているんでしょうね。

    ベンチも猫さんに占領されています。

    ベンチも猫さんに占領されています。

    あまりに数が多いので、いちいち挨拶していると、ぜんぜん先に進むことができません!あ~、嬉しい悩み!

    「さらばだにゃ!また遊んでにゃあ~」

    心を鬼にして、猫さんたちに別れを告げます。

    人懐っこい子ばかりで猫好きにとっては天国。

    人懐っこい子ばかりで猫好きにとっては天国。

    野生の王国がそこにあった!

    ルンピニ公園、実は、有名な“住人”がいます。ミズオオトカゲです。公園の中心に大きな湖があって、夕方や休日には家族連れやカップルがスワンボートに乗って楽しんだりしています。この湖周辺に大トカゲが闊歩しているのです。

    そこかしこにミズトカゲの姿が!

    そこかしこにミズトカゲの姿が!

    ミズトカゲは全長2メートル超えの物も多く、名前の通り水棲なのでネッシーのように湖面に頭を出してスイスイ泳いでいたりします。

    泳ぎが得意なミズトカゲ。

    泳ぎが得意なミズトカゲ。

    湖のほとりでミズトカゲを発見!写真を撮っていると……。

    「ほら、その木の上にもいるよ」

    公園の警備員のオジサンが教えてくれました。本当だ!突然、落ちてきたら悲鳴をあげそうです。

    ミズトカゲが木の上まで登るとは知らなかった。

    ミズトカゲが木の上まで登るとは知らなかった。

    歩みを進めて行くと、今度はミズトカゲの集団を発見。その数5匹。なぜ、そんなに群れているのか不思議に思っていると理由が分かりました。湖に生息する魚を捕捉し、それを食べていたのです!大都会の真ん中に出現した“野生の王国”的光景!ミズトカゲって草食性だと思っていたので驚きました。

    なお、ミズトカゲは攻撃的な性格ではなく人を襲うこともありませんが、必要以上に近づかないよう注意してください。

    まさに野生の王国!的な光景。

    まさに野生の王国!的な光景。

    自然を楽しみ、野良猫さんや大トカゲにも出会えるルンピニ公園。バンコクに来たら是非訪れてみてください!マッチョマンの写真も撮れますよ!

    ルンピニ公園:https://www.thailandtravel.or.jp/lumpini-park/

    私が書きました!
    タイ・バンコク在住ライター
    梅本昌男
    タイを含めた東南アジア各国で取材、JAL機内誌スカイワードなどに執筆。観光からビジネス、グルメ、エンタテインメントまで幅広く網羅する。海外書き人クラブ会員(https://www.kaigaikakibito.com/)。

    NEW ARTICLES

    『 海外の旅 』新着編集部記事

    スイスでも避暑は当たり前!?山岳リゾート「サース・フェー」で涼む旅を堪能してきました

    2024.10.02

    アメリカの歴史的コンサートホール「ハリウッド・ボウル」は“階段ダッシュ”に最適の舞台だった!?

    2024.09.30

    野生のジャコウウシに遭遇できる!? ノルウェーのツンドラに広がる「マスコックス・トレイル」を歩いた

    2024.09.28

    プロ・フリークライマー 平山ユージさんに聞く「世界初に挑む喜び」【動画公開中】

    2024.09.27

    手軽に楽しめる南アフリカの人気料理「ブラーイ」。その魅力をレシピとともに紹介!

    2024.09.26

    【佐藤ジョアナ玲子のアマゾン旅 vol.2】旅に必要なものは現地調達!ペルーの小さな町で旅の相棒「船外機」を手に入れた

    2024.09.25

    訪日の最も多い国は?旅行の情報源は? インバウンド需要の最新情報をデータで深掘り!

    2024.09.24

    スイスではアイドル的存在の動物!マーモットの知られざる本性【動物ドッキリクイズ・その9】

    2024.09.24