エルニーニョ現象が近づく今シーズンはチャンスかも!欲張りな「カリフォルニア・ダブル」という楽しみ方 | 海外の旅 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル

海外の旅

2023.11.21

エルニーニョ現象が近づく今シーズンはチャンスかも!欲張りな「カリフォルニア・ダブル」という楽しみ方

「California Double」(カリフォルニア・ダブル)という言葉があります。名物のハンバーガーのようですが、そうではありません。スキーあるいはスノーボードとサーファインを同じ日に楽しむことを意味します。

カルフォルニアでは、太平洋に面した長い海岸線と意外に近くにある2つの山脈(シエラネバダとサンバーナルディノ)のおかげで、ビーチからスキー場まで数時間程度のドライブで往復できるのです。

朝早くスキー場へ向かい、午前中いっぱい滑った後、午後はビーチで波に挑む。あるいは順番を逆にしてもよいわけですが、とにかくそれがカリフォルニア・ダブルです。そんなことができる場所は、この広い世界には他にもあるのかもしれませんが、それほど多くはないでしょう。

とくに南カリフォルニアの気候は温暖です。冬でも最高気温が摂氏25度くらいになる日は珍しくありません。海水は冷たいので、ウェットスーツを着ることが普通ですが、そうすれば冬でも海に入るためにはそれほどの気合いは必要ありません。

ビーチの安全を守るライフガードの採用テストに到っては、真冬の海を水着だけで泳ぐことを求められます。もちろん彼らは例外的な存在なのですが。

 ニューポート・ビーチのライフガード採用テスト。2019年2月撮影。

ニューポート・ビーチのライフガード採用テスト。2019年2月撮影。

最高のタイミングはいつ?

南カリフォルニアには、スキー場がいくつかあります。以前、夏場にマウンテン・バイクを楽しむ場所として紹介したBig Bear、登山競争が行われたロサンゼルス周辺の最高峰として紹介したMt. Baldyなどがそうですし、他にもMountain Highというスキー場はロサンゼルスから一番近いスノーリゾートであることを売り物にしています。

ビーチの方はそれこそいくらでもありますが、「Surf City USA」という素晴らしい別名称を持つハンティントン・ビーチを例にしますと、そこから先述したスキー場への距離とおよその所要時間は以下の通りです。

  • Big Bear: 約160㎞、2時間30分
  • Baldy:約105km、1時間30分
  • Mountain High:約145㎞、2時間
 Mountain Highスキー場。2023年1月撮影。

Mountain Highスキー場。2023年1月撮影。

スキー板やスノーボードとサーフボードを両方抱えてロサンゼルス行きの飛行機に乗ることは、かなり困難でしょう。でも、道具やウェアを現地でレンタルを利用すれば問題はありません。

時期を選べるなら、なるべく日照時間が長く、そして滑るに十分な雪が山に残っていることが期待できる春の早い時期がオススメです。具体的には3月から4月がベストシーズンではないでしょうか。

ちなみに、2023年の南カリフォルニアは歴史的に降雪量が多く、5月くらいまでスキー場が営業を続けていました。5月ともなると、南カリフォルニアはほぼ夏の雰囲気になります。しかし、毎年「夏スキー」ができることを想定して旅の予定を立てるのは、やはり無謀でしょう。

ただし、今年の冬はエルニーニョ現象が起こることが予想されているので、ひょっとしたらチャンスはさらに大きくなるかもしれません。

ご存知の通り、エルニーニョ現象はペルー沖の海面水温が通常より高くなることが原因で世界中の天候に様々な影響を与えます。南カリフォルニアの場合は、エルニーニョ現象が起きた冬は通常より降雨量が多くなることが普通です。つまり、今年も例年より多くの雪が南カリフォルニアのスキー場に降るかもしれないのです。あるいは降らないかもしれません。こればかりは文字通りの天任せなのですが、上述のスキー場はどこも人工雪を造るスノーマシン設備を備えていますので、まったくの空振りになることは多分ありません。

Salt Creek Beach。2022年2月撮影。

Salt Creek Beach。2022年2月撮影。

ビーチではサーフィンをしなくても、散歩や日光浴だけでも楽しいですし、テニスやゴルフのようなスポーツに置き換えてもよいでしょう。無理に1日にまとめなくても、日替わりで行えば、時間に追われることもありません。

1992年公開の映画『シコふんじゃった。』ではバブル景気に浮かれた能天気な大学生が「春、秋テニス、夏はサーフィン、冬はスキーで、たまにはゴルフ。とにかく色々なスポーツを思いきり楽しもうってわけ」とシーズン・スポーツ愛好会なるサークルの勧誘をしていました。それらを全部、同じ季節にやってみせよう、と思う人は南カリフォルニアを旅の候補に入れてみてはいかがでしょうか。

私が書きました!
米国在住ライター(海外書き人クラブ)
角谷剛
日本生まれ米国在住。米国で高校、日本で大学を卒業し、日米両国でIT系会社員生活を25年過ごしたのちに、趣味のスポーツがこうじてコーチ業に転身。日本のメディア多数で執筆。世界100ヵ国以上の現地在住日本人ライターの組織「海外書き人クラブ」会員。

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