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    2023.07.02

    ロサンゼルスのサーフィンの聖地で、あえて「サイクリング」を楽しみたい理由

    ハンティントン・ビーチ

    ロサンゼルス空港から高速道路405番を南へ、30分ほど車を走らせるとハンティントン・ビーチという街に着きます。さらに市街地を抜けて海岸方向へ向かうと、いかにもカリフォルニアらしい風景が目の前に広がります。

    サーフィンの聖地「Surf City USA」とは?

    青い空、高いパームツリー、白い砂浜、ボードを抱えて歩くサーファーたち。まるでビーチボーイズの歌のようですが、実際にこのハンティントン・ビーチは市の別名称として「Surf City USA」を公式に商標登録しているのです。

    その名の通り、全米サーフィン大会が毎年ハンティントン・ビーチで開催されています。それゆえ、サーフィンの聖地のように紹介されることもあります。

    海に入る人が意外に少ないわけ

    ピア(桟橋)から眺めるサーフスポット

    わざわざ日本から持参しなくても、レンタルショップではサーフボードもウェットスーツも貸し出しています。ぜひ一度、このアメリカ屈指のサーフスポットを思う存分楽しんでみてください。

    と、そんな風に話を終わらせることができればいいのですが、実際のところ、一般の観光客がここでサーフィンを楽しむのはかなりハードルが高いと思います。

    前述したように、全米サーフィン大会が行われるくらいの場所なので、ハンティントン・ビーチの波の大きさと強さはどう見ても上級者向けです。

    あなたがふらりとこの街に流れてきた伝説のサーファーなら話は別ですが、初心者がここで腕試しをするのは無謀でしょう。下手をすると生命に関わります。

    それではせめて海水浴でもしようかと波打ち際に行くと、思いのほか海に人が少ないことに気がつくでしょう。もちろん誰も泳いでいないというわけではありません。

    ブギーボードをしている大人や子どももいます。しかし、数からすると海に入らずに砂浜で寝転んでいる人の方がずっと多いと思います。

    意外に感じるかもしれませんが、南カリフォルニア一帯はすぐ近くを寒流が流れている影響で海水温がとても低いのです。気温は40°C近くなることさえある真夏でもハンティントン・ビーチの水温は最高18~21°Cくらいです。もちろん、夏以外の季節はさらに冷たくなります。

    日本で海開きをする大体の目安が水温25°Cだそうなので、この海の水がいかに冷たいか想像できるでしょうか。ハワイやグアムとは違うのです。

    伝説のサーファーじゃないならサイクリングをしよう

    ビーチ沿いのサイクリング道路

    その代わりにハンティントン・ビーチを訪れた人におすすめしたいのがサイクリングです。海岸に沿ってサイクリング道路が整備されていて、レンタサイクルができるお店もいくつかあります。

    サイクリング道路は毎年ここで行われるフルマラソンのコースになっているくらいなので、かなりの距離を信号で止まることなく走り続けることができます。

    もちろん立ち止まってアイスクリームを食べても、景色を眺めてもよいので、短くても数時間、のんびりすれば半日を過ごすことだってできます。

    走りながら砂浜に目を向けると、ビーチバレーを楽しむ人、凧を飛ばしている人、ドッグビーチを走り回る犬、そんな光景が次々に現れます。

    ビーチを離れて少し街に入ってみるのも楽しいかもしれません。いかにもサーファーの街といったレトロな店や家が並んでいます。

    レンタサイクルの品揃えはさほど素晴らしいとは言えないかもしれません。メンテナンスもきちんと丁寧にされているようには思えません。本格的にスピードを出すサイクリングには向いていないでしょう。

    それでも、のんびりと海を眺めながら走るにはこれで十分です。ハンティントン・ビーチには坂がほとんどなく、ずっと平坦な道が続くからです。

    レンタルショップ付近

    ハンティントン・ビーチに限らず、アメリカの観光地には大抵レンタサイクルができる場所があります。アウトドア好きであるけれど、サーフボードや自転車を日本から持参するほどハードコアではない。

    そんな「カジュアルな」観光を好む人には、レンタサイクルでのサイクリングこそしっくりくる旅のスタイルでしょう。

    ハンティントン・ビーチ市公式観光案内ウェブサイト: https://www.surfcityusa.com/

    私が書きました!
    米国在住ライター(海外書き人クラブ)
    角谷剛
    日本生まれ米国在住。米国で高校、日本で大学を卒業し、日米両国でIT系会社員生活を25年過ごしたのちに、趣味のスポーツがこうじてコーチ業に転身。日本のメディア多数で執筆。世界100ヵ国以上の現地在住日本人ライターの組織「海外書き人クラブ」会員。

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