ダイナミックな自然と歴史的建造物!長崎・平戸の特別な風景満喫旅のすすめ | 日本の旅 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
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    2023.10.21

    ダイナミックな自然と歴史的建造物!長崎・平戸の特別な風景満喫旅のすすめ

    川内峠からの眺望

    平戸の中心部から車で約15分も走るとこの眺望。川内峠から、この日のキャンプ地=生月島(いきつきしま)方面を眺めてみました。

    ほんの少しの移動で、みるみる景色が変わる長崎・平戸の絶景を行く

    2泊3日の長崎県平戸キャンプ旅、1泊目に滞在した中瀬草原キャンプ場の夜は、驚くほど風も静かで、満天の星を眺めながら過ごすことができました。そのまま同じキャンプ場に滞在してもよかったのですが、「どうせならほかの景色も見たい」と平戸市内にある別のキャンプ場へ移動することにしました。

    早朝にキャンプ道具を撤収し、朝一番で昨日も立ち寄った平戸瀬戸市場へ。魚介類も野菜類も、昨日とは一変。豊富な種類の新鮮な食材が、棚の上にぎっしりと並んでいました。必要な物を買い足したら、平戸大橋を渡って街の中心部へ移動します。2日目は、キャンプ場間の移動時間を利用して、平戸観光を楽しむことにしました。

    お城の上から街の全景を眺めてみる

    平戸城

    泊れるお城として最近話題の平戸城。

    最初に出かけたのが平戸城です。1704年に築城を開始し、1718年に完成。明治時代に廃城となりましたが、1962年に天守閣などが復元され今に至ります。最近は、日本初の城泊(キャッスルステイ)ができる城として話題になりました。1泊の料金は、なんと60万円!天守は、平戸の港を見下ろす小さな半島の高台にあります。そこから眺める景色の素晴らしいこと。平戸オランダ商館をはじめ、平戸ザビエル記念教会、平戸大橋などの建造物に加えて、複雑に入り組んだ平戸の海と島並を眺めることができます。空の広さ、緑の豊かさに、心がほっこり癒されました。

    平戸城から見たオランダ商館

    平戸城から見た平戸オランダ商館。その昔、欧州とを結ぶ帆船がここを行きかっていたのでしょう。

    続いて平戸港まで移動し、平戸交流駐車場から歩いて平戸オランダ商館を目指します。かつて徳川家康の命でオランダやイギリスとの貿易の架け橋となった施設を再現した建物です。当時、日本に伝えられたオランダ式の柱などの建築様式が再現され、独特の異国情緒を放っていました。館内には、ウイリアム・アダムスらが奔走した当時の貿易の様子を伝える資料が多数展示されていて、束の間、江戸時代の平戸の港の繁栄に触れることができました。日本にビールが伝えられたのも平戸が最初なんだそうです。

    平戸オランダ商館

    長崎港に出島が作られるまで、貿易の拠点として重責を担った平戸オランダ商館。現在は、復刻され歴史資料館として貴重な資料が展示されています。

    平戸港の駐車場前には、平戸市観光案内所があります。平戸で見るべき場所として、事前にリストアップしていた教会や景勝地を案内所窓口の方に見せると、観光マップを使って、あっという間に効率よく巡れるおすすめルートを紹介してくれました。それは、その日、キャンプする生月島まで、たくさんのスポットに寄り道しながら巡れるルートです。駐車場の有無や、教会を見学するときのルールなども教えていただき、その後も安心して観光することができました。

    平戸といえば教会巡り。最初は街のシンボル的存在の教会へ

    寺院と教会の見える風景

    平戸を代表する景勝地がここ。寺院と教会の見える風景として多くの観光客が訪れます。

    まずは平戸を代表する高台にある平戸ザビエル記念教会へ。1931年に建造されたゴシック様式の見事な教会で、空に突き刺さるような伸びやかな意匠が特徴的です。丁度、ミサが行なわれていたため教会内は見学できませんでしたが、圧巻の建造物を眺めることができただけでも大満足でした。

    平戸ザビエル記念教会

    ヨーロッパの街にでも迷い込んだ気分に浸れる平戸ザビエル記念教会。

    日帰り入浴もできる天然温泉へ

    サムソンホテルのエントランス

    こちらはサムソンホテルの入り口。「サムソン」という名称は、船舶関連事業をする親会社が所有していた「ブラックサムソン号」に由来。社長様が操縦していた愛船の名前から命名したそうです。エントランスに並ぶ錨もその象徴です。

    こちらが日帰り入浴の入り口

    こちらが日帰り入浴の入り口。お間違いなく。

    11時を過ぎたところで、再び平戸大橋を渡りサムソンホテルを目指します。平戸城の対岸の高台に位置するシンボリックなホテルで、平戸のあちこちから「Sam Son」のロゴが見えます。サムソンホテルは、3棟からなる大きな宿泊施設で、敷地内にある天然温泉平戸たびら「なごみの湯」は、11時(水曜のみ15時)から23時まで、日帰り入浴を楽しめます。やわらかな天然温泉のお湯が疲れを癒してくれます。圧巻だったのは、露天風呂からの眺望です。平戸大橋から、さきほど見てきたばかりの平戸城、平戸ザビエル記念教会、平戸オランダ商館などを一望にできるのです。まさにお湯につかりながら、平戸ひとり占め。最高です。内湯には、ちょっと強めの電気風呂、サウナなどもあり、ゆっくりと汗を流すことができました。中瀬草原キャンプ場からも近く、キャンプ場利用者はキャンプ場で200円割引で入浴できるチケットを購入できます。

    露天風呂

    露天風呂からは、対岸に平戸の市街地を一望にできます。家族風呂や女性限定の岩盤浴もあります。(写真提供/サムソンホテル)

    天然温泉 平戸たびら「なごみの湯」

    • 所在地:長崎県平戸市田平町野田免210-6 サムソンホテル内
    • 営業時間:11時~23時(水曜のみメンテナンスのため15時~)、12月31日~1月2日は11時~15時
    • 定休日:なし
    • 入浴料:大人900円、小学生400円、乳幼児無料
    • ホームページ:https://samson-hotel.jp/spa/

    町民イチオシの「平戸ちゃんぽん」が食べられる食堂へ

    まだまだ観光は続きます。平戸滞在中、「どの店のちゃんぽんが美味しいですか?」と地元の方に訪ねたところ、ほぼ全員が「めしどころ一楽」という答えでした。行列店と聞いていましたが、13時過ぎに行くと、すんなり入店。あっという間に店の看板メニューである「平戸ちゃんぽん」が出てきました。まろやかでコクのあるスープ、もちっとした食感の麺、そして、平戸産の練り物や野菜がたっぷりの具が作り出すやさしい味。今までに食べたことがない想像以上の味に大満足でした。やはり長崎に来たらちゃんぽんは必須です。

    「めしどころ一楽」の平戸ちゃんぽん

    めしどころ一楽」の平戸ちゃんぽん。どこか懐かしい雰囲気のお店もいい感じでした。

    店を出ると目の前に幸橋(別名オランダ橋)が。せっかくなので橋を渡り、平戸らしい石を積んだ洋風の橋を眺めてみました。平戸の歴史的建造物を訪ねる旅はまだまだ続きます。

    幸橋

    オランダから伝えられた工法で建造されたという石積みの幸橋。一楽の目の前にあります。

    平戸周辺の絶景を苦労せずに楽しめるスポット

    観光案内所で教わったルートに戻ります。まずは川内峠へ。平戸の中心地から車で15分ほど。急に周囲の建物がなくなり、森を抜け丘陵地を駆け上がると、バーン!と眺望が開けます。緑豊かな草原の丘が広がり、その向こうには海と大地が。道路から見ているだけでも美しい風景ですが、駐車場に車を停めて展望台を上がってみました。日本のなかに、まだ見ぬこれほどまでに美しい景色があったとは。5分ほど歩いただけとは思えないような絶景が広がっていました。周囲に高い山脈がない平戸は、少し高台に上るだけで、驚くほど美しいビューポイントの宝庫のような場所でした。

    川内峠の風景

    川内峠の展望台に上ると、このような風景がグルリ360度続きます。美しい自然の風景は、眺めているだけで幸せな気分になれます。

    歴史的建造物の美しさにも癒されます

    その先、宝亀教会、紐差教会を巡り、春日の棚田を目指します。平戸の教会は、ひとつひとつ趣が異なり、訪れるものの目を楽しませてくれます。

    カトリック宝亀教会

    細い道を抜けた高台にあるカトリック宝亀教会。1839年に建立された平戸で一番古い木造教会だそうです。

    建物の横側

    建物の横に回ると、まったく違った趣でした。

    多くの教会では、ルールを守れば内観の見学もできます。ステンドグラスから入る優しい光。束の間、異国を訪れたような感傷的な時間を楽しめます。ぜひゆっくりと回ってみてください。

    カトリック紐差教会

    ロマネスク様式のカトリック紐差教会。

    棚田にも行ってみました

    続いて平戸にいくつもある棚田のなかでも、とりわけ規模の大きな春日の棚田を訪ねました。すでにこのとき稲刈りが終わっていて、棚田に水がない状態でした。また緑豊かな時期に訪れたいものです。ちなみに前の晩にいただいた森酒造場の『フィランド』というお酒は、この棚田で収穫された食米を原料に作られています。

    稲刈りが終了していた春日の棚田

    稲刈りが終了していた春日の棚田。また来ます!

    次なるキャンプ場を目指して生月島へ

    生月橋

    生月島と平戸島を結ぶ大きな生月橋。

    1991年に完成し、平戸島と生月島を車で行き来できるようにしたブルーの生月大橋を渡り、いよいよこの日のキャンプ地がある生月島(いきつきしま)へ。島の北端にある大バエ灯台を目指しました。東シナ海に突き出した島の先端にある白い灯台。サンセットの名所として知られているそうです。灯台は、展望台になっていて、上ってみるとまあ素晴らしいこと。まるで大海原を航海しているかのように水平線が丸く見えるのです。遠くには、五島列島や壱峻島なども見えます。

    川内峠といい、大バエ灯台といい、こんなに短時間でこれほど変化にとんだダイナミックな景色を眺められる場所が、いったい日本にどれくらいあるものでしょうか?しかも自然の景観だけではなく、400年以上の歴史を伝える美しき建造物の数々まで。2日目にして、ダイナミックな自然と文化が交わる平戸の特別感を満喫できた思いでした。

    大バエ灯台

    生月島の北側にある大バエ灯台。

    大バエ灯台からの景色

    大バエ灯台からの景色のほんの一部。ここから右側にぐるっと水平線を望むことができます。陸から水平線を見たのは人生初の体験でした。自然って素晴らしい!

    さて、日も少し傾いてきました。そろそろ次のキャンプ地「SUN SEA(旧御崎キャンプ場)」を目指しましょう。

    今回参考にした旅の情報はこちら

    私が書きました!
    フリーランスライター
    山本修二
    東京生まれ、名古屋在住。自転車好きなライターとして、本誌を中心に長らく東京で活動し、2015年に名古屋へ移住。東海エリアの食とアウトドア環境に魅了されっぱなしの日々を過ごしている。肩の力を抜いてユルく自転車に乗りたい人のためにまとめた著書『スポーツ自転車でいまこそ走ろう!』(技術評論社)、好評発売中です。http://yamabon.jp

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