ダイソーの釣り糸って正直どうなの?実際に使って徹底レビュー | 海・川・カヌー・釣り 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル

海・川・カヌー・釣り

2023.10.22

ダイソーの釣り糸って正直どうなの?実際に使って徹底レビュー

ダイソーの釣り糸

筆者私物。

日用雑貨からDIY、アウトドア用品まで取り扱っている100円ショップのダイソー。

実は釣り用品も、ダイソーで揃えることができます。

中でも釣り糸は、100円ショップとは思えない品揃え。実際に使ってみると、コストパフォーマンスの高さに驚きます。

今回は高コスパで使いやすい、ダイソーの釣り糸をご紹介します。

ダイソーではどんな釣り糸が買えるの?

PEライン

驚き価格のPEライン。

ダイソーの釣り糸を、最初に見た時の筆者の感想は「餌釣りからルアーまで幅広く使える釣り糸があり、色や太さなども幾つか選べる。100円ショップとは思えないラインナップだ」というものでした。

ダイソーではリールに巻かれている道糸、ハリスと呼ばれる針やオモリを付ける糸などさまざまなものが扱われています。

通常の釣り糸だけでなく、ポリエチレン製で強度が高く低伸度のPEラインも購入可能。

しかし、強度や軽さの面で言えば経験豊富なユーザーよりエントリーユーザー向けだとは思いました。

これから釣りを始めたいという方が、初めて手を出すのにはおすすめなラインナップとなっています。

ダイソーの釣り糸を徹底レビュー

おすすめ1:ナイロン道糸/110円(税込み)

ナイロン道糸

200mが110円というビックリプライス。

まず最初にご紹介するのは「ナイロン道糸」という釣り糸。

ダイソーで販売されている道糸は、太さや色違いのバリエーションがあるため、好みに合わせて選べるのが嬉しいポイントです。

色はイエローとピンクがあります。

ナイロン道糸は餌釣りからルアー釣りまで使えて便利ですが、この道糸は手に取って引っ張ってみるとやや伸びる感じがあります。

他メーカーのエントリーグレードの道糸に近い感触があるため、筆者的には初めての使用におすすめだと思いました。

おすすめ2:ハリス用 ナイロン釣り糸/110円(税込み)

ハリス用ナイロン釣り糸

道糸と一緒に欲しいハリス。

続いてご紹介するのは「ハリス用 ナイロン釣り糸」。

こちらはハリス用の釣り糸で、110円で約60mという驚きのボリュームが目を引きます。

一般的に使用されているフロロカーボン製ではなくナイロン製なので、伸びがあります。

耐久性はフロロカーボン製より劣りますが、釣行頻度が少なく、短時間や連続して使用しない場合におすすめです。

おすすめ3:PEライン 100m/330円(税込み)

PEライン

筆者が最も驚いた330円のPEライン。

強度と伸度に定評のあるPEライン。

こちらの「PEライン 100m」は名前の通り100mもあるのに330円です。発見した時には、安さで目が飛び出そうになりました。一般的なPEラインの100mを入手しようとすると大抵900円以上はするので、本当に破格です。

糸本体は、オレンジ・青・黄色・緑・紫の5色で作られています。

PEラインの特長である強度と伸度を利用すれば、投釣りや船釣りなど、広く使うことができます。

ダイソーで販売されている投釣り用の釣り竿と合わせて使えば、高コスパな投釣りが楽しめますよ。

おすすめ4:サビキ仕掛け/110円(税込み)

サビキ仕掛け

釣り場ですぐに使える仕掛け。

堤防釣りでよく目にするサビキ釣り。

仕掛けを作るのは手間がかかりますが、こちらの「サビキ仕掛け」は110円というリーズブルな価格で入手が可能です。

こちらは釣り糸・ハリなどが含まれており、すぐに目的の釣りができる仕掛けです。釣り糸だけの商品ではありませんが、より手軽にダイソーの釣り糸の性能を実感できるアイテムになりますのでご紹介しています。

ダイソーのサビキ仕掛けは、ピンク・ハゲ皮・ジグサビキといった種類があるので、釣行時期や場所に応じて選ぶと良いでしょう。

おすすめ5:ちょい投げ釣り仕掛け/110円(税込み)

ちょい投げ仕掛け

手軽に始められるちょい投げ仕掛け。

堤防や浜からその名の通り、軽くちょいっと投げる投釣りが、ちょい投げ。

このちょい投げに使う仕掛けも、魚種に応じた商品がダイソーでは販売されています。こちらも釣り糸が含まれた仕掛けです。

本格的な投釣りをするには道具を揃える必要がありますが、ダイソーで販売されている投釣り用の竿とリール、そしてこちらの「ちょい投げ釣り仕掛け」を合わせれば、すぐにちょい投げを楽しむことができますよ。

釣具店では釣り具セットが販売されているため、釣り初心者の時にとても助かったのを覚えていますが、ダイソーで気軽に投釣り用の道具が揃えられるなんて、本当に驚きの時代になりました。

実際にダイソーの釣り糸を使ってみた

ダイソーの釣り糸を実際に使ってみた結果を紹介します。

安くても使い心地が悪いものが嫌だ、と考えている方は参考にしていただければと思います。

レビュー1:胴突仕掛け

胴突仕掛け

問題なく使えた仕掛け。

まずはこちら、胴突仕掛けです。

筆者の仕事の帰り道にある神奈川県の大磯港が今回の釣り場。日中は多くの釣り客や観光客で賑わっていますが、夜は人も少ないため、静かに釣りが楽しめます。

釣り餌は近くのスーパーで急いで購入した塩辛と、家に眠っていたパワーイソメを使いました。

ダイソーの胴突仕掛けを使うのは今回が初めてでしたが、使用中の違和感はそれほどなく、餌に反応する魚の感触もしっかり伝えてくれました。

残念ながらこの日の釣果はありませんでしたが、特段気になる点はなく、大物でなければ釣り糸が切れることなく使えそうでした。

より性能の高い釣具を使用する場合は相応のアイテムで揃える必要がありますが、ちょっと釣りを楽しむ程度ならこの仕掛けでも十分でしょう。

レビュー2:ハリス用ナイロン釣り糸

ダイソー ハリス

ハリスは透明で、餌にしっかり反応してくれる。

次に使用したのは、ハリス用ナイロン仕掛けの1号。

ハリスは一般的には透明のものが使われていますが、こちらのハリスも透明で魚の警戒心を軽減するには十分と思われます。

1時間ほど垂らしてみましたが使用に問題はありませんでした。

底物を狙ってみましたが、餌取り(おそらくフグ)がいた様でハリごと持ってかれたものの、ハリスはしっかり残っていました。

気軽に釣りを楽しむ時はこのハリスでも十分使えそうです。お財布に優しく釣行できるので、重宝するでしょう。

レビュー3:ナイロン道糸

ナイロン道糸

気軽に使うリールに巻いてみた。

最後に使ったのは、ナイロン道糸の3号。色はピンクです。

糸はしっかり目視でき、目の前で垂らす時やちょい投げで目的の場所に投げる時も見失うことはありませんでした。

とはいえ合わせるときに伸びる感触があり、初めて釣りをする方であれば違和感はないかもしれませんが、好みの道糸がある方は少し扱いづらいかもしれません。

ダイソーの釣り糸で手軽に釣りを始めよう!

大磯港で釣りを楽しむ。

ダイソー製品で釣りを堪能しました。

ダイソーの釣り糸は、100円ショップとは思えない豊富なラインナップかつ、使用に耐えうる性能を持っています。エントリーユーザーが手が出しやすい価格なのも魅力です。

釣り糸だけでなく仕掛けも扱っているので、仕掛けを作ったことがない、仕掛け作りが苦手という方にも簡単に釣りができるようになっています。

ダイソーの釣り糸で、休日の釣りをのんびり楽しんでみてください。

著者プロフィール
私が書きました!
アウトドアライター
北村一樹
関東甲信越の山を中心に、1年を通して日帰りから縦走、沢登りや雪山を楽しんでいます。数日間沢に入って魚を釣りながら山頂を目指し、藪を漕いでいく汗まみれ、泥まみれの登山が大好物。ファミリーキャンプ、ロードバイクでヒルクライムなど、海と山があるのどかな町に住み、暇を見つけては年中山で過ごしています。

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