
ソーラーランタンの選び方は?
ソーラーランタンを選ぶ際に確認しておきたいのは、『明るさ』『連続点灯時間』『機能』の3つです。それぞれ詳しく見ていきましょう。
ソーラーランタンを選ぶポイント
使用シーンにふわさしい明るさがあるか
メインライトとして使うのであれば、キャンプサイト全体を照らす明るさが必要です。1,000ルーメン前後のものを選ぶとよいでしょう。
しかし顔の近くで使うとなると、1,000ルーメンは明るすぎて目が疲れてしまいます。テーブルランプのような手元で使うランタンは、200~300ルーメンくらいが目安です。
テント内で使用するのであれば、150ルーメンほどあれば十分でしょう。テント内外で使用したい場合は、調光機能があるものを選ぶか、複数使いで明るさをカバーする方法もあります。
連続点灯時間の長さは十分か
連続点灯時間とは、フル充電した状態で何時間使えるかを表しています。明るさやデザインがちょうどよくても、すぐに使えなくなってしまってはランタンとして力不足です。
6~7時間以上点灯するものなら、1泊のキャンプでも安心して使えます。連泊するのであれば、ソーラー充電にかかる時間もチェックしておくとよいでしょう。
なお、調光機能のあるランタンは、使用モードによって連続点灯時間が変わることがあります。電力消費の大きいモードもあるので、最長・最短点灯時間の確認が欠かせません。
必要な機能を備えているか
使い勝手を左右するランタンの機能として、以下の3つがあります。
- 充電方法
- 携行性
- 防水防塵性
USB充電や乾電池が使用できれば、太陽光から充電できない日も安心です。USBポートがあるランタンには、スマホ充電に対応したものもあります。
キャンプスタイルによっては、携行性・防水性も重要です。小さく折りたためるものなら持ち運びしやすく、防水機能があれば浸水による故障が起きにくくなります。
なお、防水防塵性は『IP○○』と数字で表示されます。最初の数字が防塵・2番目が防水性能で、数字が高いほど優れた機能を持っているということです。
参考:IP試験 (防水試験・防塵試験) | 日本品質保証機構(JQA)
おしゃれなソーラーランタン3選
ランタンは照明としての役割がメインですが、キャンプサイトのインテリアでもあります。おしゃれなサイト作りにこだわる人向けに、デザイン性の高いソーラーランタンをピックアップしました。
キャリーザサン「Small Warm Light」
折りたたんだ状態から上下のベルトを引くだけで、瞬間的にサイコロ型に変身!約8.8×8.8×8.8cmの大きさで、コロンとしたフォルムがかわいいランタンです。全体が発光して周囲を照らす様子は、まさに持ち運びできる小さな太陽のよう。
折りたたむとスマホと同じくらいの薄さと大きさになるため、わずかな隙間にも収納できます。上部に付いているベルトをフックに引っ掛けて、吊り下げ照明にしてもよいでしょう。
明るさは約30ルーメン(強)・15ルーメン(弱)と調整でき、連続点灯時間はそれぞれ10時間(強)、15時間(弱)となっています。
軽く持ち運びにも便利なのでアウトドアだけでなく、日常のインテリアライトとして使いたくなります。
CARRY THE SUN (キャリー・ザ・サン) ウォームライトスモール
ソーラー充電式の携帯型軽量LEDランタン。重量57gと軽く、ペタンと折りたためるので、かさばらない。畳むと約1.5cmに収納でき、スマホと同じくらいコンパクトになる。自転車キャンプとの相性良し。
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スフェラーパワー「スフェラーランタン」
全方位受光の太陽電池「スフェラー®」という小さな球のかたちをした太陽電池を使用しています。
点灯のオン・オフは製品本体を上下にひっくり返すアクションで行います。昼の日差しで蓄えた電気で、ロウソクのようなやわらかい光が乳白色のアクリルシェードから広がります。
サイズは直径7.27×高さ18.6cm、重量は約430g。インテリアにもなじむナチュラルなデザインは、アウトドアだけでなく自宅てもデイリーに活躍することでしょう。
SPHELAR (スフェラーパワー) スフェラーランタン
あらゆる方向から太陽エネルギーをキャッチできる、世界初の球状太陽電池を搭載した砂時計型のソーラーランタン。おしゃれなデザインは、家のインテリアにも溶け込む。
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キャプテンスタッグ「フローティングLEDランタン type2」
ドリンクボトルを思わせる形をした、水に浮かべて使える防水ソーラーランタンです。ブルー・グリーン・ピンクはどれも優しい色合いで、昼間もインテリアとしてそばに置いておきたくなります。
中は空洞になっているので小さく折りたたむことができ、使用時は収納ケースとしても使えます。エマージェンシーギアをしまっておけば、雨に降られても濡れる心配はありません。
明るさはHigh・Lowモードに調整可能です。Highモードは約100ルーメンで連続約5時間、Lowモードは約50ルーメンで連続約12時間使用できます。
キャプテンスタッグ フローティングLEDランタン type2<ソーラー&USB充電式>
サイズ:約外径9.5×高さ16.7cm(ハンドル含まず) 収納サイズ:約幅13×奥行10×高さ9cm 重量:約200g 明るさ:50~100ルーメン 連続点灯時間:約5~12時間
USB充電機能付きソーラーランタン2選
晴れているときにはとても便利なソーラーランタンですが、日射量が少ないとなかなか充電できません。天気の悪い日にも使用するなら、USB充電機能付きのランタンを選ぶとよいでしょう。
DOD「LEDソーラーポップアップランタン」
単3乾電池3本使用で通常のランタンとして使用できるほか、ニッケル水素電池を利用すればソーラー・USB充電に対応します。充電用ケーブルも付属するので、別途買い足す必要はありません。
使用時のサイズは直径約8.5cm、高さ約11cmですが、収納時は高さ約6cmになります。白色・暖色・常夜灯モードに、ゆらぎモードを加えた4段階の調光ができます。
白色モードは約200ルーメンのハイパワーで、ソーラー充電で約10時間連続使用に耐えられます。ホヤをつまみ上げればランタンとして、収納すれば懐中電灯としても使えるので、さまざまな場面で活躍しそうです。
DOD LEDソーラーポップアップランタン
サイズ:約直径8.5×高さ11cm 収納サイズ:約直径8.5×高さ6cm 総重量:約161g(乾電池は含まず) 明るさ:20~200ルーメン 連続点灯時間:10(4)~80時間(32時間)※()内はニッケル水素充電池の数値
ソネングラス「ソネングラス®︎ Generation6 クラシック」
ソネングラスは世界で300万個以上を販売されている大人気ソーラーLEDランタンです。従来モデルは瓶との一体型でしたが、「SONNENGLAS Generation 6」はソーラーチャージパネルを備えたトップだけでも使用可能となりました。
充電効率の高いソーラーパネルや光量コントロール機能などを装備し、最大120時間の連続点灯時間を実現しています。光量は従来の5倍となる最大100ルーメン、光の色温度はより温かな3,000ケルビンを誇ります。
また、蓋の裏側にあるボタンを長押しすることで光量の調節も可能で、ソーラートップの天面にはバッテリー残量表示機能を搭載しています。USB-Cポートを備え、USBケーブルでの充電も可能です。
SONNENGLAS(ソネングラス) ソネングラス®︎ Generation6 クラシック 1000ml
サイズ:11.5×11.5×17.5cm 重量:620g 明るさ:5~100ルーメン 連続点灯時間:5~120時間
▼参考記事
100g以下の軽量ソーラーランタン3選
「なるべく荷物を減らしたい」と思うキャンパーは多いでしょう。徒歩キャンプでも使いやすい、軽量なソーラーランタンを集めました。
ゴールゼロ「Lighthouse Micro Flash」
サイズ約3.775×9.3cm・重さ約68gの、コンパクトかつ軽量なランタンです。手で握り込める大きさなので、リュックの小物用ポケットにも収納できます。
最大約150ルーメン・点灯モード切り替え機能・USBコネクター装備など、小さくても機能の豊富さはほかのランタンに引けを取りません。
防水規格IPX6をクリアしているので、突然雨に降られても慌てずに済むでしょう。なお、ソーラーランタンとして使用するには、別売のソーラーパネルが必要です。
Goal Zero (ゴールゼロ) ライトハウスマイクロフラッシュ
重量68gの軽量コンパクトな充電式LEDランタン。明るさは最大150ルーメン。小型で電池の持ちが良く、ソロキャンパーにも人気。使い勝手や趣味性を高める社外品の用品も多数販売されている。
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エムパワード「エムパワード エマージ +USB LED ソーラーライト」
約79g、収納時のサイズは直径約10.2×高さ3.5cmの、円柱型ソーラーランタンです。空気を吹き込んで膨らませるタイプで、使用時には直径約10.5×高さ11cmの大きさになります。
弱・強・点滅など5種類の点灯モードがあり、そのうちの一つは赤・白の光が交互に入れ替わってSOSを発信します。万が一、助けが必要な状況に陥ったときにも、遠方にいる人に救助を求めやすいでしょう。
IP67に準拠しており、防水だけではなく防塵機能も備えています。空模様があやしいときや風でほこりっぽい日にも、比較的安心して使用できる仕様です。
MPOWERD(エムパワード) エムパワード エマージ +USB LED ソーラーライト
サイズ:直径10.2×高さ11cm 収納サイズ:直径約10.2×高さ3.5cm 重量:約79g 連続点灯時間:4~10時間
バイオライト「サンライト 100」
無駄な装飾のないすっきりとしたデザインで、グレー・ティール(ブルー系)の落ち着いた2色があります。収納サイズは約8.6×8.5×2.3cm、重さは約95gです。
約100ルーメンまでの調整機能のほか、自動で色が切り替わるパーティーモードもあります。気分にぴったりな明かりを選べるので、キャンプの夜がますます楽しくなりそうです。
スタンドを手の甲に引っ掛ければ、ランタンを懐中電灯のように使用できます。スタンド中央にあるフックで吊り下げれば、テント全体をほどよく照らしてくれるでしょう。
BioLite(バイオライト) サンライト 100
サイズ:幅8.6×高さ8.5×厚さ2.3cm(収納サイズ) 重量:95g 明るさ:最大100ルーメン 連続点灯時間:3(HIGH)~50時間(LOW)
カラフルなソーラーランタン3選
「夜もテント周りをにぎやかにデコレーションしたい」という人には、色とりどりのカラーが楽しめるソーラーランタンがおすすめです。色変化のあるランタンの中でも、機能豊富なおすすめアイテムを3つ紹介します。
LuminAID「ルミンエイドパックライト スペクトラ」
カラー8色に対応しているランタンで、それぞれ単色での点灯に加えて、8色に変化するモードが楽しめます。連続点灯時間は色により異なりますが、青の場合は最大約12時間点灯します。
防水性能はIP67で、多少の雨なら不安なく使えるでしょう。USB充電も可能で、メインパネル上で簡単に充電残量を確認できます。
キャンプサイトのデコレーションはもちろん、雨天でのキャンプ・緊急時の防災ライトとしても活躍するでしょう。サイズは約12×12×12cm、重量は約140gです。
LuminAID(ルミンエイド) LuminAID Packlite Spectra
サイズ:12×12×12cm 収納サイズ:12×12×2cm 重量:140g 連続点灯時間:3~12時間 ※発光色により異なる
キャリーザサン「Medium Rainbow」
赤・オレンジ・黄・緑・青・パープル・白の、7色に光るランタンです。耐久性の高い生地に、IP67の防水防塵性を備えているので、移動時の目印としてリュックに引っ掛けておいてもよいでしょう。
どの色も約8~45ルーメンの、かすかに漏れ出るような淡く優しい明かりです。単品でもきれいですが、いくつか並べて置くと、よりいっそう幻想的な雰囲気になります。
収納時は約11×21×1.2cm・約86gになるので、複数持っていくとしてもそれほど負担にはなりません。充電時間は天気にもよりますが、約7~9時間となっています。
CARRY THE SUN(キャリーザサン) Medium Rainbow
サイズ:11×11×11cm 収納時サイズ:11×21×1.2cm 重量:86g 明るさ:8~45ルーメン 連続点灯時間:3~15時間 ※明るさ、連続点灯時間は発光色により異なる
エムパワード「エムパワード カラー LED ソーラーライト」
円柱型のランタンが、8色の明かりを放ちます。オートモードを使えば自動で次々と色が変化するので、より華やかにパーティー気分を盛り上げてくれるでしょう。
約8時間の直射日光で充電が完了し、約6~8時間連続点灯します。パネル部分にストラップが付いているので、ランタンを懐中電灯代わりに使うこともできます。
防水防塵規格はIP67で、水に浮かべても問題ありません。キャンプに海水浴にバスタイムにと、さまざまなシーンに活用できそうです。
MPOWERD(エムパワード) エムパワード カラー LED ソーラーライト
サイズ:直径12.5×高さ11.2cm 収納サイズ:直径12.5×高さ2.5cm 重量:約125g 連続点灯時間:6~8時間
まとめ
ソーラーランタンは、太陽の光さえあれば繰り返し使える使い勝手のよさが魅力です。火を使うわけではないので、小さな子どもがいるキャンプでも安心して使えます。
ソーラーランタンを選ぶ第一の基準は明るさと点灯時間です。これをクリアしたランタンのうち、必要な機能があるかどうかをチェックするとよいでしょう。
アウトドアだけでなく災害時にも活用できるので、何個か備えておいても損はありません。どのように活用したいのか想像して、理想的なソーラーランタンを見つけましょう。