アウトドアで活躍する、バーナーやストーブ。
それらのギアを使う上で欠かせないのが燃料であり、その燃料を持ち運ぶ際の容器も欠かせません。
そして、その燃料を入れる容器は、さまざまな容量や種類のものがあります。
特に初心者の方は、どれを選んだらいいかわからないこともあるでしょう。
そこで今回は、燃料を入れるためのボトルの選び方や筆者が愛用しているボトルを紹介します。
ぜひ、燃料ボトル選びの参考にしていただければと思います。
燃料ボトルの選び方
そもそも、燃料ボトルとは燃料を保管したり、持ち運んだりするための容器のことを指します。
フューエルボトルやフューエルタンクなどとも呼ばれています。
燃料を持ち運ぶことを前提とした作りになっており、気密性や密閉性は申し分ありません。
キャンプで使用するガソリンや灯油、アルコールといった燃料を安全に持ち運ぶことができます。
また、バイクなどへの燃料補給にも活用できますよ。
容量で選ぶ
燃料ボトルを選ぶ際に、もっとも重要なのが容量です。
使用するシーンやシーズンによっても、必要な燃料の量が異なります。
キャンプ中に燃料が足りなくなった、なんてことがないように容量別で選び方を確認しておきましょう。
0.5L
0.5 L程度の燃料ボトルは、バーナーやランタンなどの使用のみで、1泊程度のキャンプなら基本的には十分な量といえます。
ボトルサイズもそこまで大きくなく、持ち運びにも気を使わないのは嬉しいポイントです。
1L以上
1L以上の燃料が必要になるシーンは、秋冬キャンプでストーブを使用したり、バーナーを多様したりする場合です。
寒い時期のキャンプでは、ストーブを常時稼動させておく必要があります。
途中で燃料切れになってしまうと困るため、そのようなキャンプを行う場合には大容量のボトルを準備しておくといいでしょう。
安全機能で選ぶ
例えば燃料ボトルの中には、チャイルドロック機能を搭載しているものがあります。
そのようなタイプの燃料ボトルは、キャップを押し込みながら開ける構造となっており、子どもの力では開けることはできません。
子どもが燃料ボトルで遊んでこぼした、などのトラブルを避けられます。
ファミリーでキャンプを楽しむ場合には、このような機能を持つ燃料ボトルを用意しておくと安心です。
素材で選ぶ
燃料ボトルに使われる素材はアルミやステンレス、ポリエチレンなど、いくつかの種類があります。
アルミやステンレスは強度が強く、ポリエチレンは軽量なのが特徴です。
ただし、ガソリンを入れる場合には素材選びに注意が必要です。
ガソリンは揮発性が高い燃料のため、ポリエチレン製の燃料ボトルには入れられません。
法律でも禁止されているため、ガソリンを入れるのは強度のあるアルミかステンレスなどの金属製にしましょう。
筆者が使用している燃料ボトル2選
MSRフューエルボトル
筆者は燃料ボトルに「MSRフューエルボトル」を使用しています。
赤いカラーリングやデザイン性が目をひく燃料ボトルです。
素材はアルミ製で、チャイルドロック機能を搭載しています。
キャンプサイトのアクセントにもなりますし、子どもがいても安心して扱えます。
フューエルカンプロ5L
また、冬場のストーブを使用する際に活躍してくれるのが「フューエルカンプロ5L」。こちらも筆者が使用する燃料ボトルです。
大容量のため、燃料不足になる心配がありません。
見た目の武骨さも好印象。
ストーブやバーナーなどを、ガンガン使用するキャンパーにおすすめの燃料ボトルになります。
ノズルも付属していますが、筆者の経験上、繋ぎ口から少し漏れてしまうことがあったため、純正のノズルを別途購入して取り付けました。
また、ポリエチレン製のため、ガソリンは入れられませんので注意してください。
燃料をおしゃれに持ち運ぼう!
燃料ボトルの選び方や筆者が愛用しているものを紹介しましたが、いかがでしたか?
燃料の取り扱いは一見難しそうですが、基本をおさえれば安心・安全に取り扱うことができます。
これからの季節のキャンプは燃料の扱いも増えますので、おしゃれな燃料ボトルを導入してみてはいかがでしょうか?
MSRフューエルボトル
サイズ:高さ24cm×直径7.4cm
容量:591ml
材質:アルミ、プラスチック
フューエルカンプロ5リットル
サイズ:幅26.5cm×奥行14.7cm×高さ24.7cm
重量:約545g
容量:5L
材質:高密度ポリエチレン