キナウルの中心地レコン・ピオから、かつての夏の首都シムラーへ | 海外の旅 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
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    2022.12.03 #北インド・ラダック〜デリー1800キロ悪路旅山本高樹

    キナウル地方の中心地、レコンピオの町。

    スピティを離れ、キナウルに到着

    スピティでの取材を終えた僕は、カザを早朝に発つローカルバスに乗り、途中土砂崩れなどで足止めを食いながらも、十時間ほどかけて、ヒマーチャル・プラデーシュ州キナウル地方の中心地、レコン・ピオに到着しました。標高2300メートルの山間にある小さな町ですが、南からスピティを目指す場合、ほぼ必ず出発点となる場所です。

    壁に直接情報が描き込まれているタクシー組合の事務所。

    レコン・ピオ近郊の高台にあるカルパ村。

    レコン・ピオから山道を数キロ上がっていくと、カルパという村があります。キナウル・カイラスと呼ばれる高峰を臨む雄大な眺望に恵まれた村で、宿も多いため、レコン・ピオでなくここに泊まる旅行者も多いそうです。

    井戸端会議中のキナウル人のおじさんたち。

    村の中で井戸端会議中のおじさんたちに、何気なくカメラを向けて、パチリと撮らせてもらったのですが、後で見返してみると、みんな笑顔でこっちを見てくれていて。朴訥で穏やかな雰囲気の漂う村でした。

    シムラーの中心部、ザ・リッジ。

    雨と霧にけぶる州都シムラー

    レコン・ピオに数日滞在した後、再びローカルバスに乗り、切り立った断崖沿いの道を10時間ほどかけて移動し、シムラーという街に到着しました。ヒマーチャル・プラデーシュ州でもあるこの街は、標高2200メートルを越える山尾根に沿って、無数の家々が密集しています。インドがイギリスに統治されていた時代、夏の首都はシムラーに、冬の首都はカルカッタ(現コルカタ)に置かれていました。

    夏の間、シムラーは雨の日が多く、僕の滞在中も毎日曇りか雨でした。雲なのかと思うほど真っ白な霧がいつも漂っていて、10メートル先のものもまともに見えないような日もありました。

    驚くほどきらびやかな内装のSol the Brew House。

    意外にとてもおいしかったカリフォルニアロール。

    シムラー滞在最終日の夕ごはんは、ちょっと奮発して、シムラーの中心部近くにあるSol the Brew Houseという店に行ってみました。ひえひえの大ジョッキで出されたベルギービールを飲みながら、チキンティッカやカリフォルニアロールなどをいただきました。カリフォルニアロール、正直あまり期待してなかったのですが、ちゃんと丁寧に作られていて、なかなかおいしかったです。

    ようやく訪れた夕刻の晴れ間と、シムラーの街。

    ほろ酔い加減でお店を出ると、最後の最後にようやく晴れた空の下、夕日に照らされたシムラーの街の美しい姿を目にすることができました。

    次は最終目的地、インドの現在の首都、デリーです。

    私が書きました!
    著述家・編集者・写真家
    山本高樹
    1969年岡山県生まれ、早稲田大学第一文学部卒。2007年から約1年半の間、インド北部の山岳地帯、ラダックとザンスカールに長期滞在して取材を敢行。以来、この地方での取材をライフワークとしながら、世界各地を取材で飛び回る日々を送っている。著書『冬の旅 ザンスカール、最果ての谷へ』(雷鳥社)で第6回「斎藤茂太賞」を受賞。最新刊『旅は旨くて、時々苦い』(産業編集センター)発売中。

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