【History】『b*p』創刊号/フジロックで生まれた「旅とフェスと楽しいジンセイ」のための雑誌。
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    2018.07.02

    【History】『b*p』創刊号/フジロックで生まれた「旅とフェスと楽しいジンセイ」のための雑誌。

    b*p

    『b*p』は、旅とフェスと楽しいジンセイのための雑誌です。現在までに10号の雑誌を刊行してきました。ところで、そもそも『b*p』とは何なのか? どのように始まり、現在に至るのか? このコーナーでは、『b*p』の歴史、成り立ちについて、1号ずつご紹介していきたいと思います。

    最初にこのような雑誌をつくるきっかけになったのは、2002年のフジロックでした。

    アウトドア雑誌『BE-PAL』編集部の若手スタッフたちで、フジロックのキャンプサイト前、「よろず相談所」の隣に、焚き火バーを出店したんですよ。

    当時はまだ、「キャンプなんて初めて。テントの張り方がわからないよ〜!」という来場者がとても多かったのですが、そんなみんなのテントを張るお手伝いをしたりながら、焚き火バーを開店。プロのバーテンダーさんの指導のもと、タバスコ入りのカクテル「レッチリ」や、栄養ドリンク入りカクテル「ケミカルブラザーズ」などのオリジナルカクテルを展開し、最高にオバカでピースフルな3日間をすごしたわけです。

    で、企画会議と怒濤の取材、編集期間をへて、2004年の夏に生まれたのが、こちら。

     

    『b*p』vol.01 「夏フェス、行かない?」の巻

    なぞの鳥の表紙で夏の書店に現れた雑誌の中身は、こんな内容でした。

    【目次】

    ■巻頭コラム/b*p流トラベリングライフへの搭乗口31

    ・朝のリレー

    ・私の人生を変えた無人島ランキング

    ・魚を穫れない男に婦女子は穫れないという話

    ・サンディーのスタジオで天使と出会う

    ・モテるヤングはハートが「ちょいスナ(フキン)」

    ・駅前留学するヒマあったらユースホステルに行くべし

    ・木の上の秘密基地ツリーハウスに住もう

    ・日本のブラジルか、ブラジルの日本か。それが問題だ

    ・人生唄って楽しむ3675円。手作り三味線キットが沖縄から届く!

    ・クライミングを始めると、うつ病になりません

    ・“生態系”と一緒に暮らしてみませんか?

    ・居候になるための七か条が制定されました

    ・3時のおやつはシャボン玉!? おいしいよ〜

    ・焚き火が心と体にいい本当の理由

    ・FUROSHIKIで世界を旅する

    ・キミは知っているか? あの黒いカセットテープを

    ・げんべいのビーサンをカスタムするっていう手もあるぞ

    ・レア度100%なペイントブルース

    ・今年こそ波乗りしたいあなたの必見のムービー

    ・そうだ、週末は中国へいこう! オモロイ人たちに会いにネ

    ・ワンルームにあきたらバスに住もう

    ・みそと暮らす愉しみ

    ・東京メッセンジャーの人気No.1はハンドメイドだよ〜ん

    ・アフリカン・パンクはジンバブエの空き缶オイルランプに宿っていた!

    ・ニッポンにもゲストハウスが急増中なのだ!

    ・ヨガで腹筋のわれた女はお好きですか?

    ・ドストエフスキー流「退職願」の書き方

    ・DO YOU KNOW ニュージーランド式ホームパーティー?

    ・札幌にアート系図書館誕生。そのつくりかたは?

    ・おフランス発「レゲエ島ゲーム」上陸

    ■インタビュー/ぼくらはみんな旅をしている。

    ・枡野浩一

    ・平山ユージ

    ・東野翠れん

    ・ショコラ、片寄明人

    ・鈴木拓(ドランクドラゴン)

    ・荒俣宏

    ・塚本高史

    ・石川亜沙美

    ■特集/夏フェス。

    ・それはウッドストックからはじまった

    ・シノヤマさん、フジロックはいかがでしたか?

    ・夏フェス会場は「ドラクエ」でした

    ・東京スカパラダイスオーケストラの夏フェス案内

    ・全米一の旅バンドに聞いた「日本のフェスの実力」

    ・b*pトラベルが世界のフェスにご案内しま〜す。

    ・スタイリスト宮澤敬子さんの「全天候型フェス服」

    ・IDEEデザインチーム流・フェスのつくりかた

    ・グルーヴィジョンズの「グッドデザインなテント」探検隊

    ↑ 夏フェス特集<グルーヴィジョンズの「グッドデザインなテント」探検隊(写真=久家靖秀)

    ・パトリス・ジュリアンさんのフェス弁当

    ・肉いわく「焼くなら直火にしてちょーだい!?」

    ・「キング・オブ・屋台めし」を探せ!

    ・フジロック・朝霧・ライジングサンSNAP/人はなぜ、夏フェスに行きたがるのか?

    ・今年の夏フェスに何を持っていきますか?/KEISON、国井律子、Minalu、小野恵子、セニョール鈴木、仲村玄徳、須藤伸之、松川奈美子、大森竜太

    【綴じ込み付録】2004夏フェスカレンダー

    ■旅/ビート詩人ゲイリー・スナイダーが結婚式を挙げた島へ。

    ↑ <ビート詩人ゲイリー・スナイダーが結婚式を挙げた島へ。(紀行文=ホーボージュン 写真=菅野ぱんだ>

    ■HOWL EARTH CATALOG 毎日を旅にする42の道具。

    ・全世界の旅人が待ち望んだ新iPod

    ・音楽漬けの旅にはMP3×スピーカー/東芝、ソニー、アイワ

    ・公園DJデビューにはこの2台/ベスタクス

    ・日本で買えない日本のラジカセ/ソニー

    ・肩に乗せて歩きたい中古ラジカセ/三洋電機、シャープ、マランツ

    ↑ <HOWL EARTH CATALOG 毎日を旅にする42の道具。(写真=山本智)

    ・大地の音が聞こえる民族楽器たち/口琴、ディジュリドゥー、ジャンベ

    ・虫とり水やり肥料なしの宅配オーガニック野菜

    ・一日でつくれるアイヌの小屋/二風谷式チセ

    ・世界を平和にする革命的寝床/ブラジリアンハンモック。マヤンハンモック、バルバドスハンモック、ヘネシーハンモック

    ・マトリョーシカみたいな入れ子鍋/MSR、ティファール、ラゴスティーナ

    ・ダサかっこいい1980年代の旅ワゴン/フォルクスワーゲン「カラベルGL」

    ・バックパックで背負える舟/フェザークラフト「カフナEXP」

    ・波乗りはメローな気分のロングボード/ワイドピンテイル

    ・『ホール・アース・カタログ』をよく考えるための本

    ■編集後記/b*p編集スタッフお気に入りの本・音楽・映画……


    ↑ ラストのこのメッセージだけは、いまなお不滅だと自負しております。

    いかがだったでしょうか? いまふりかえるとなんだか恥ずかしい気もしますし、そういう時代があったなー懐かしいな―と思う企画もありますが、時代を先取りしていた未来予測的な企画もあったのではないか…と。

    この夏も、またいろいろなフェスで会いましょう。それまで、みんな元気でね!

    →『b*p』第2号につづきます!

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