ひとつで味が決まる!万能調味料「塩こんぶ」を使いこなす3のコツ
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    2022.08.18

    ひとつで味が決まる!万能調味料「塩こんぶ」を使いこなす3のコツ

    キャンプや登山などの外ごはんに活躍する食材の一つが「乾物」です。中でも記者が愛してやまないのが「塩こんぶ」。今回は、塩こんぶを代表するメーカー「フジッコ」の昆布事業部・瀬戸恒介さんに直撃! まずは、塩こんぶをもっとおいしく食べるコツを伺いました。

    「塩こんぶ」は外ごはんと相性ばつぐん

    「フジッコ」のウェブサイトによると「塩こんぶ」は『ひとつでカンタンにお料理の味付けが完成する“スーパー調味料”』とあります。

    そもそも塩こんぶは、細切りまたは角切りにした昆布を、しょうゆや砂糖などの調味料で煮込んだ、ごはんのお供。これ一つに、昆布のうま味、しょうゆの風味、砂糖の甘味がギュッと詰まっているから、おにぎりやお茶漬けはもちろん、サラダや炒め物の味付けに使ってもサッと味が決まるのです。

    さまざまなお料理に使え、これさえ入れればという信頼感もあり、記者は大袋を常備。「実際に、徳用タイプがよく売れています」(瀬戸さん)

    「なるべく軽やかに楽しみたいキャンプや登山などのシーンで、あれこれ調味料を持っていくのは煩わしいと感じる方もいると思います。塩こんぶは、軽量なうえに常温で持ち運べ、しょうゆや砂糖など複数の調味料のおいしさを北海道産昆布に凝縮しているから、これだけ持っていけばいろいろなお料理が楽しめます」

    塩こんぶレシピをもっとおいしくする3のコツ

    基本的には、味付けに加えるだけで十分。でも、もっとおいしくするにはちょっとしたコツがありました。

    コツ1 生野菜とは食べる直前に和える

    細切りにした長いも1/5本に塩こんぶ2つまみを和え、かいわれ大根をのせるだけ「たたき長いも」。

    キャベツやきゅうり、トマトなど、フレッシュな生野菜と和えるだけで、一品完成! 乾杯に合わせてサッと出したいおつまみや、もう一品副菜がほしいときなどにも便利です。

    「塩揉みと同じように、みずみずしい野菜は和えてから時間が経つと余計な水分が出ます。できれば、食べる直前に野菜と塩こんぶを和えるか、作りおく場合は食べる前に水気を切りましょう。また、和えてしばらくすると昆布の色が食材にうつるので、全体的に茶色っぽくなります。彩りをきれいに仕上げたい場合も、食べる直前に和えるといいですよ」

    コツ2 追い塩こんぶで食感UP

    米2合、塩こんぶ20~30g、ツナ缶1缶を炊き込む「炊き込みごはん」なら、炊き込む塩こんぶを少なめにして、食べる前に“追い塩こんぶ”がおすすめ。

    お肉と漬け込んで味付けしたり、炊き込みごはんの味付け兼具材として炊き込んだりしてもよい味付けに。ただ、漬け込んだり炊き込んだりすると、塩こんぶが柔らかくなります。

    「味付けとは別で、仕上げに追い塩こんぶをおすすめします。『ふじっ子 塩こんぶ』は、厳選した北海道産昆布を使い、存在感や肉厚な食べごたえを大切にしているので、その食感もおいしさの一つ。追加で入れることも加味して、味付けに使う塩こんぶの量は調整してください」

    コツ3 オイルのコクで旨み倍増

    キャベツ1枚に塩こんぶ5g、ごま油大さじ2/3を加えた「パリパリキャベツ」。

    ごま油やオリーブオイル、ツナ缶など、オイルと相性がよいのも塩こんぶの特徴。

    「たとえばキャベツと塩こんぶを和えるなら、ごま油もたらすとコクが加わり、塩こんぶとキャベツのなじみもよくなります。他にも、パスタのようなオイル系のシンプルな味付けにしたり、冷奴に塩こんぶとお好みのオイルをたらしてもおいしいですよ」

    ラタトゥイユのような煮込み料理の味付けにも

    汗をかくシーンも多いフィールドで、塩こんぶの程よい塩気は熱中症予防にも。おいしく食べて、体調も気づかえるなんて、一石二鳥です!

    「とくに夏場など、汗をたくさんかく季節は、適切なナトリウムを補給するためにもお料理にちょっと加えてみてください」(瀬戸さん)

    さて次回は外ごはんにおすすめのレシピを詳しく教えていただきます。

    取材協力/

    フジッコ

    私が書きました!
    編集ライター
    ニイミユカ
    兵庫県出身、浅草在住。一児の母。主に、衣食など生活にまつわる地に足のついた企画を、雑誌や書籍、WEBメディアなどで編集・執筆しています。

     

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