テントの防水力をよみがえらせよう!今のうちにやっておきたいシームテープの交換方法とアイロンのコツ | キャンプのコツ 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル

テントの防水力をよみがえらせよう!今のうちにやっておきたいシームテープの交換方法とアイロンのコツ

2022.01.10

テントのフライシートの上にシームテープのロールが置かれている

写真は筆者の私物です。

長年愛用しているテント。防水性能が落ちて、水がしみ込みやすくなってはいませんか?

原因は、シームテープ(テントの縫い目を保護するテープ)の劣化かもしれません。シームテープが劣化してはがれてしまうと、縫い目から水がしみ込んでしまい、テントの内側に水が浸入してしまうことがあります。

しかし、そんな事態になっても、あきらめることはありません。シームテープを交換し、きちんとメンテナンスをすれば、まだまだ使用することができるのです!

今回は、自宅で行なえるシームテープの交換方法をお伝えいたします。

シームテープは本体よりも劣化しやすい

テントの縫い目部分は、水が入り込みやすい部分です。そんな縫い目部分で、水漏れしないように保護している防水テープが、シームテープです。

テントの使用頻度にもよりますが、2年、3年と使用を続けると、テントの素材には劣化が見られます。ほとんどの場合、本体素材の防水コーティングの劣化よりも、シームテープの劣化のほうが早いです。

テント本体からはがれかけたシームテープのアップ

テントから浮いている部分が白い部分です。

上の写真のように、劣化したシームテープは白くなり、粘着性が無くなって、テント本体から浮いてきます。

テントからシームテープが浮いてしまっている部分や、はがれてしまっている部分は防水性が無くなっています。このような場合にはシームテープを取りかえる必要があります。

シームテープの選びかた

シームテープのロール

シームテープ。

市販のシームテープには、幅の違う様々なサイズがあります。リペアするテントの縫い目をカバーできる横幅のテープを選びましょう。また、当然のことですが、リペアするテントのサイズによって、必要なシームテープの長さも変わってきます。

あらかじめ、リペアする箇所を調べておき、必要な長さのシームテープを購入しましょう。

シームテープの貼りかた

作業に必要な道具が並んでいる

必要な道具。

〈必要な道具〉

・シームテープ
・アイロン
・アイロン台
・アルコール
・雑巾
・当て布
・はさみ
・メジャー

当て布はハンカチや手ぬぐいのような、薄手の布を用意しましょう。

シームテープの交換方法

1.劣化したシームテープをはがす

劣化したシームテープを、テント本体からはがします。

本体から浮いている部分を、つまんでひっぱるとはがれます。テント本体にダメージを与えないように、慎重にはがすようにしてくださいね。

2.ゴミを取り除く

シームテープをはがした部分にアルコールスプレーをかけている

アルコールをスプレーする。

古いシームテープをはがした後は、テープが貼られていた部分に付着したゴミや、残った接着剤を取り除きましょう。アルコールをスプレーし、雑巾でこすります。

雑巾で本体をこすっている

念入りにゴミを取り除きます。

ゴミや接着剤が残っていると、新しく貼るテープがはがれやすくなりますので、念入りに取り除きましょう。

スプレーしたアルコールが、しっかりと乾いてから次の作業に移ります。

3.必要なシームテープの長さを用意する

はがしたシームテープの長さをメジャーで測って、必要なシームテープの長さを割り出します。もしくは、シームテープをはがした部分の長さを測りましょう。

必要なシームテープの長さがわかったら、その長さよりも、十分に余裕を持った長さのシームテープを用意しましょう。

4.アイロンを温める

説明書のアップ

アイロンの設定温度はシームテープによって異なります。

シームテープの説明書に目を通し、アイロンの設定温度を確認しましょう。

今回使用したシームテープは、アイロンの設定温度が120度Cでした。

5.シームテープをカットする

シームテープの端をハサミで丸くカットしている

シームテープの端は丸くカットします。

アイロンを温めている間に、交換する部分のシームテープを、ハサミでカットします。

シームテープをカットする際のポイントは以下になります。

・交換する部分が長い場合、継ぎ足すことは考えずに、長めにシームテープをカットします。シームテープを継ぎ足して貼ると、その部分からはがれやすくなるためです。

・シームテープの両端の角はカットして丸くしましょう。丸くすることでシームテープがはがれにくくなります。

6.アイロンでシームテープを貼りつける

本体の縫い目にそってシームテープが当てられている

縫い目が中心に来るようにシームテープを当てます。

アイロン台の上にテント本体を敷き、縫い目に沿ってシームテープを当てます。

本体の上にシームテープが置かれている。

ロールの内側を本体に当てる。

シームテープを当てる際に、裏表を間違えないようにご注意ください。ロールの内側を本体に当てるようにしましょう。

本体の上に当て布を敷き、その上からアイロンを当てている

当て布はタオルでも大丈夫です。

シームテープの上に当て布を敷き、その上からアイロンでプレスします。こすらずに上から体重をかけましょう。移動する際はアイロンを持ち上げて、ゆっくりと少しずつ移動するように心がけましょう。

シームテープを指で刺している

指で刺している個所から左側が、くっついている部分です。

半透明だったテープが透明になった個所が、しっかりとくっついている部分です。半透明の部分が残っていたら、再度アイロンでプレスしましょう。

最後に全体を見直して、貼り残しがなければ、できあがりです。

さいごに

収納された古いテントが置かれている

10年以上前に購入したテント。まだまだ使用できます。

シームテープを貼りかえればテントの寿命が長持ちします。ゆっくりと丁寧に行なえば、誰にでもできる作業です。

自分でメンテナンスを行なうことで、テントにますます愛着がわきますよ!ぜひ自宅でお試しくださいね。

私が書きました!
アウトドアライター
のまどう
行く先のあてもないバックパッキング、ソロキャンプ、登山が大好物です。とはいえフラフラは出来ず、最近は子供とのキャンプと自宅に並べたギアを眺めての想像の旅に夢中です。千葉の最南端在住。田舎暮らし満喫中。
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