夏のキャンプは、ゴーヤを食べて暑さに負けない身体づくりを!
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    2021.08.14

    夏のキャンプは、ゴーヤを食べて暑さに負けない身体づくりを!

    暑い季節のキャンプ飯はゴーヤ料理がおすすめ!

    野外で太陽に当たる時間が長く、日射病で体が熱くなってしまったときや、汗をたくさんかいた日には、ゴーヤを使ったキャンプ飯がおすすめです。

    身体の熱を冷ます効果の高いゴーヤを食べて、元気に夏のキャンプを楽しみましょう。ゴーヤを苦味なく美味しく料理する方法も必見ですよ。

    ゴーヤの夏バテ対策効果とは

    夏バテ防止のキャンプ飯には、ゴーヤがおすすめです。

    薬膳では、暑くて汗をたくさんかくことで、身体の元気の源である「気」も流れ出てしまうと考えられています。

    身体から気が無くなることで、ダルさを感じる「夏バテ」の症状につながっていきます。

    夏バテを防止するためには、身体にこもった熱を冷ます効果のある「ゴーヤ」を使った料理がおすすめです。きゅうりや、トマト、ナスなどの夏野菜と一緒に料理をすることで、効果が高まりますよ。

    ゴーヤの苦味の取り方

    ワタはスプーンで作業することで、簡単に取り除けます。

    苦味の原因はゴーヤのワタにあるとも言われていますが、実はワタ自体はそれほど苦くありません。ワタのみをスープの具にしたり、天ぷらにしたりすることで美味しく食べられます。

    一番苦味のある部分は外皮の部分ですが、今回は、砂糖と塩でアク抜きする方法と、豚の脂と一緒に炒めて緩和する方法をレシピの中でご紹介します。

    ゴーヤとツナのサラダ

    ゴーヤの苦味を、きゅうりがマイルドにしてくれる、おすすめの組み合わせです。時間をおいても美味しく食べられるので、自宅で準備したものをキャンプに持参してもいいですね。

    材料(3人前)

    ゴーヤとツナのサラダの食材です。

    ゴーヤ 1/2本ほど
    きゅうり 1本
    ツナ缶 1缶
    白いりごま 大さじ1
    塩 小さじ1/4
    砂糖 小さじ1/4

    <調味料>
    ごま油 小さじ1
    醤油 小さじ1/4

    作り方

    ゴーヤとキュウリのサイズを揃えて切ると、仕上がりが綺麗になります。

    ゴーヤはワタを取り除き、薄切りにします。きゅうりは縦に半割りにしてから、斜め薄切りにします。

    塩と砂糖を揉み込むことで、苦味を抑える効果があります。

    ボウルにゴーヤ、きゅうりを入れ、塩、砂糖を入れたら手でよく揉みます。

    出てきた水分は苦味があるので、捨てましょう。

    10分ほどおくと、水分が出てくるので軽く絞ります。

    ツナは、あっさりとした味に仕上がる水煮缶を使用します。

    ツナ缶、白いりごま、調味料を入れて味を整えます。

    時間をおいても美味しいので、常備菜としてもおすすめです。

    必要なら塩で味を調整して完成です。

    ゴーヤときゅうりの心地よい食感と、ツナの旨味が感じられるさっぱりとした副菜です。

    ゴーヤ料理の定番ゴーヤチャンプルー

    定番のゴーヤ料理ですが、ポイントを押さえることで美味しさが格段にアップします。ゴーヤの苦味を生かしたメニューです。

    材料(3〜4人前)

    ゴーヤチャンプルーの使用食材です。

    ゴーヤ 1/2本ほど
    木綿豆腐 1丁
    豚小間切れ肉 200g
    卵 2個
    サラダ油 適量
    塩 少々
    めんつゆ 大さじ1
    鰹節 お好み

    作り方

    ゴーヤは厚切りにすることで、食感よく仕上がります。

    ゴーヤは、ワタを取り除き5mm厚さに切ります。

    塩をまぶすことで味のなじみがよくなります。

    ボウルにゴーヤと、塩をひとつまみ入れて軽く混ぜ、10分ほど置きます。

    はじめに豆腐を焼いておくことで、形崩れを防ぐことができます。

    一口大に切った木綿豆腐を、サラダ油を入れたフライパンで焼きます。両面焼き色がついたら一旦取り出します。

    豚肉の脂は、ゴーヤの苦味と相性がよいので、脂身のある部位がおすすめです。

    フライパンに豚肉を入れて、中火で炒めます。

    ゴーヤにしっかり豚肉の旨味を移すことで、美味しい仕上がりになりますよ。

    豚肉の赤みがなくなってきたら、ゴーヤ、めんつゆを入れて炒めます。

    卵の炒め過ぎに気をつけて作業しましょう。

    ゴーヤがしんなりしてきたら、溶き卵を全体に回し入れます。

    混ぜすぎると、豆腐が崩れてしまうので注意しましょう。

    卵に8割ほど火が入ったら、取り出しておいた豆腐を戻し入れます。

    ゴーヤチャンプルーには鰹節の香りがよく合います。

    器に盛り付け、お好みで鰹節をふりかけて完成です。

    ゴーヤを厚切りにしたことで、存在感のある仕上がりになりました。豚肉の脂の甘みが、ゴーヤのほどよい苦味と相性抜群です。ご飯のおかずや、おつまみとしてもおすすめのキャンプ飯です。

    キャンプでもゴーヤを使った料理を活用しよう

    日中にたっぷり汗をかく暑い日のキャンプは、夏バテになりやすいので、ご飯にも一工夫するといいですね。

    ゴーヤや、夏野菜を使った料理は、夏バテ防止に最適なので、ぜひキャンプ飯に取り入れみてください。

    私が書きました!
    料理家
    さとう あい
    宮城県仙台市在住の料理家。フードコーディネーターや、学校講師など下積み時代を東京で過ごし、飲食業界に携わること20年以上。現在は料理教室の運営や飲食店へのメニュー提案などをする傍ら、レシピライター としても活動中。2児の母でもあり、子どもと海や川、山などアウトドアへ出かけるのが日課

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