キャンプに紙皿が大活躍!鍋料理も、蒸し料理も、お任せあれ!
  • OUTDOOR
  • NEWS
  • SUSTAINABLE
  • CAR
  • CAMP
  • GEAR
  • COOKING
  • OUTDOOR
  • NEWS
  • SUSTAINABLE
  • CAR
  • CAMP
  • GEAR
  • COOKING
  • 料理・レシピ

    2020.10.05

    キャンプに紙皿が大活躍!鍋料理も、蒸し料理も、お任せあれ!

    私が書きました!
    フリーライター
    アサノダイスケ
    秋田県在住。幼少期に父に連れられて行ったキャンプでアウトドアに目覚め、妻ともアウトドアがきっかけで知り合い、結婚しました。毎週末、妻とキャンプに出掛ける日々を送っています。目下の目標は「雪山での雪中キャンプ敢行」で、それに向けて着々と準備中です。

    寒い季節は鍋料理が食べたくなる

    キャンプに鍋を持参しなくても、紙皿で鍋料理は作れる

    日本の食卓で古くから愛されている「鍋料理」。寒い季節になると、多くのご家庭で食べる機会が増えますが、例に漏れずキャンプ飯でも、鍋料理を食べるキャンパーさんは多いです。

    しかし鍋料理と言えば、大きなカセットコンロと重い土鍋で、大人数分を作るイメージがありますよね。そのうえ、鍋のおつゆは残りがちで、洗い物をするのも一苦労…。

    これらの悩みを解決するべく、「紙皿を使った調理」を考案しました。荷物は少なく軽い。人数分だけ調理が出来る。おつゆも飲んでしまえば、洗い物は出ない。最後はゴミに捨てれば、キャンプの帰路も楽になる。

    キャンプで鍋料理を楽しみたいキャンパーさんは必見です。この調理方法なら、キャンプで鍋料理をするハードルが下がり、手軽に楽しめます。ぜひ参考にしてみてください。

    鍋いらず、使うのは紙皿だけ!

    準備するもの

    今回は鍋料理の中でも、人気の高い「おでん」を作ります。もしスーパーなどで、既に調理済みの「温めるだけのおでん」があれば、そのような商品を使うのがおすすめです。手間がかからず美味しいので、とてもキャンプ向きの商品です。

    ガスバーナーなどの熱源も用意しましょう。焚火やBBQグリルを熱源にすることも出来ますが、火加減の調整が簡単なガスバーナーがおすすめです。

    紙皿は、底が一体型の物を使う。発泡紙の紙皿もNG

    一番重要な紙皿は、底が一体になっている物を選びましょう。側面と底が接着されて作られているものは、加熱すると底が抜けます。

    他にも「断熱仕様」と謳っている商品は、発泡紙が使われていることが多く、直接火にかけて加熱すると溶けます。そのような商品は選ばないようにしましょう。

    おでんを入れた紙皿を、ガスバーナーで直接加熱する

    おでんの具とつゆを、紙皿に入れて熱源に乗せ、直接火にかけます。

    「えっ、燃えちゃうんじゃないの?」と思われた方、ご安心ください。紙皿は燃えません。どうして燃えないのかは、後程ご説明します。

    火加減は弱火

    火加減は、紙皿の底に火がギリギリ当たる程度にします。火加減が強すぎると紙皿のフチに引火して、燃えてしまいます。

    泡が出始めたら手をかざし、温かさを確認する

    しばらく加熱すると、おでんのつゆにプツプツと泡が出始め、手をかざすと温かいことが確認できます。程良い所で加熱を止めましょう。

    紙皿で熱々のおでんが楽しめる

    紙皿を熱源から下ろし、おでんが熱々のうちに食べましょう。

    加熱直後は紙皿がとても熱くなっています。紙皿を持つ際は火傷をしないように、気を付けましょう。

    どうして紙皿は燃えなかったのか?

    紙皿もおりがみも「紙」。引火点はどちらも約450℃

    おでんが入った紙皿に直接火を当てたのに、紙皿が燃えなかった理由をご説明します。

    まずはじめに、物質は火を近付けると温度が上がり、ある一定の温度まで達すると、引火します。この引火する温度を「引火点」といいます。

    燃えやすいイメージのある「紙」の引火点は、約450℃と意外に高いです。つまり紙に火を近付けても、紙自体の温度が450℃に達しないと、引火しないのです。

    水の温度は100℃以上にならない

    紙皿には水(おでんのつゆ)が入っていました。水は100℃になると沸騰し、気体になります。水が液体のうちは、温度は100℃未満ということです。

    つまり液体の水が触れている紙皿は、水によって温度上昇が抑えられ、引火点の450℃まで達しないのです。(水を沸騰させ続け、紙皿の中の水が全て気体になれば、紙皿は100℃以上まで加熱されて引火します。)

    料亭などの懐石料理で、「紙鍋」が出てきて「なんで燃えないんだろう?」と思ったことはありませんか?

    紙皿が燃えなかったのも、紙鍋が燃えないのも、同じ理屈です。

    鍋調理以外にも、アイデア次第で様々な調理が出来る

    茹でる

    パスタは、紙皿で茹でられる

    紙皿でお湯を沸かし、パスタを茹でてみたところ、ちゃんと茹でることが出来ました。

    ただし茹でている最中、紙皿の表面にパスタがくっつき、剥がれなくなりました。紙皿の表面は鍋と違い、ザラザラしているのが原因と考えられます。

    しかしパスタ自体は茹で上がったので、他に調理器具が無い「非常時」などには、役に立つかもしれません。

    蒸す

    網は薄い方が、紙皿の隙間が少なくなり、しっかり蒸せる

    紙皿を2個重ねて、間に網を挟み、シュウマイを置いて10分間蒸してみました。

    下の紙皿には8分目の量まで、水を入れています。水が加熱されて蒸気になり、重ねた紙皿の中でシュウマイが蒸される構造です。

    シュウマイも、紙皿で蒸せる

    予想通り、シュウマイはしっかり蒸しあがっていました。これでキャンプに蒸し器を持って行かなくても、本格的な蒸しシュウマイが食べられます。

    キャンプ×紙皿は、とても相性が良い

    意外と優秀な「紙皿」は、キャンプで大いに役立つ

    キャンプで紙皿を使って調理をすれば、鍋料理はもちろんのこと、「蒸し」料理や「茹で」が必要な料理も可能になります。そして紙皿だからこその「捨てられる」「軽い」「安価」といったメリットは魅力的です。

    高価なクッカーや、大きな鍋を持ってキャンプに行くのも良いですが、マルチに活躍する紙皿にも視線を向けてみてください。キャンプ飯に多彩なバリエーションをもたらしてくれますよ。

    NEW ARTICLES

    『 料理・レシピ 』新着編集部記事

    みんな大好き!チーズを使ったキャンプ飯レシピ14選

    2024.12.04

    冷えた体を芯まで温める!ワンカップ熱燗がキャンプに向く理由やおすすめの作り方を徹底解説!

    2024.12.02

    チキンラーメンのアレンジ方法15選!ちょい足しから手の込んだレシピまで紹介

    2024.12.01

    キャンプにおすすめ絶品カレーレシピ20選!おいしくする裏ワザ&子どもも喜ぶカレー風味レシピも

    2024.11.30

    ベーコンの作り方&おすすめの燻製器を紹介!アウトドアでも自宅でも自家製ベーコンを楽しもう

    2024.11.29

    漬け込みスペアリブの簡単レシピ!絶品タレの作り方や漬け込み・焼き方の手順も

    2024.11.28

    ポップコーンのアレンジレシピ6選!甘い系からしょっぱい系まで、味変を楽しむおすすめレシピ集

    2024.11.26

    燻製におすすめの変わり種とは?簡単にできる食材を紹介

    2024.11.25