17日は「はくちょう座κ流星群」がピーク
夏は流星群が多く見られる季節です。中でももっとも有名なのが、三大流星群に数えられるペルセウス座流星群ですが、こちらは13日にピークを迎えました。しかしペルセウス座流星群はとても息が長く、今年は8月20日までが出現期間です。
もちろん流れる数は大幅に減りますが、キャンプサイトなど暗い場所なら、深夜に見られるチャンスはまだ大いにあります。13日のピークを見逃してしまった、あるいは天気が悪くて見られなかった、という人は、14日以降も観察してみてください。
また、17日にピークを迎える流星群があります。あまり有名ではありませんが、はくちょう座κ(カッパ)流星群です。κというのは、はくちょう座を構成する星の記号です。白鳥の広げた翼の先端近くにある星です。この星のあたりが放射点(流れ星の軌跡を逆にたどると到達する1点)なので、「はくちょう座κ流星群」と呼ばれています。
はくちょう座のあたりに放射点を持つ流星群は他にもあります。これらと区別するために、放射点の近くにある星の記号が流星群の名前に入っているのです。
はくちょう座κ流星群のピークは17日の21時頃。夜更かししなくても観察できる時間帯です。この日、三日月が20時頃に沈みますので、それ以降が見ごろになります。

夜更かしして流星群をダブルで観察
ただ、はくちょう座κ流星群の流れる数は1時間あたり、せいぜい5個くらい。流星群といっても地味なものですが、17日〜18日はまだペルセウス座流星群の出現期間中でもあります。
ペルセウス座が昇ってくるのは23時頃です。流星群を観察するには、放射点が高くなる3時頃がおすすめです。
18日の深夜には、はくちょう座κ流星群よりもペルセウス座流星群のほうが流れる数は多いはずです。夜更かしできる人はぜひ、流星群をダブルでお楽しみください。

ところで、暗い場所で夜空を見上げていれば、流星群に属さない流星が見られるものです。ふつうに「流れ星」と呼ばれますが、天文用語では「散在流星」と言います。
17日〜18日の流れ星なら、散在流星の中にペルセウス座流星群からの流星や、はくちょう座κ流星群からの流星が混ざっているといった方がいいかもしれません。流れ星を見たら、流れた軌跡を逆にたどってみましょう。その延長線上がペルセウス座の方角ならペルセウス座流星群かもしれないし、はくちょう座の方角ならはくちょう座κ流星群かもしれません。
流星観察のコツは、なるべく広い視野で空を眺めることです。8月後半の夜ともなれば、暑さもやわらいでいるかもしれませんが、逆に思いのほか冷えていると感じられることもあります。気温に合わせて調節しやすい服装で、夜露や蚊対策も取りながら夏終盤の夜空をお楽しみください。
構成/佐藤恵菜




