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2026.06.23

オーストラリアで焚き火がしたい!そんな願いを叶えるためキャンプ場版民泊を利用してみました

オーストラリアで焚き火がしたい!そんな願いを叶えるためキャンプ場版民泊を利用してみました
オーストラリアの一般的なキャンプ場では、個人の焚き火は禁止されているところが多いです。

でも、せっかくキャンプに行くのなら焚き火がしたいそんな願いを叶えるべく、今回はキャンプ場版民泊マッチングサイト「HIPCAMP 」を利用して、キャンプ場を探し、親子でキャンプに行ってきました。

キャンプ場版民泊マッチングサイト「HIPCAMP」とは?

「HIPCAMP」は、農家や牧場主の私有地の一部をキャンプ場として貸し出したいホストと、キャンプ場を探しているキャンパーのマッチングサイトです。中には家庭の庭をキャンプ場として登録しているホストもいます。

Web版とアプリがあります。会員登録をしなくても、キャンプ場の情報は閲覧可能。

キャンパーは自分の希望の条件でキャンプの場所を探すことができます。今回は、シドニー近郊、焚き火が許可されていること、トイレがあること、キャンプスタイルはテントか車中泊、この条件で検索しました。複数の候補が上がってきたので、口コミの評価が一番高い施設を選び、予約しました。

このWebサイトでは、テント以外にも、キャンピングカー、コテージ、ツリーハウス、グランピングなど別の宿泊方法で探すことができます。他にも、例えば「ドッグフレンドリー」を検索条件に加えることもできます。

HIPCAMPは2013年にアメリカで誕生し、今ではオーストラリアの他、カナダやイギリスで広まっています。

また、農家や牧場主の私有地をそのまま活用することで、キャンプ施設建設のために森林伐採をすることなくキャンプ場を提供しています。環境保護への取り組みにも繋がっているのです。

キャンプ場に到着

シドニーから西へ車で約2時間の距離にある、Hartly Valeという町にあるガーリックファームに着きました。今回はここで、1泊2日を過ごします。世界遺産に登録されているブルーマウンテンズの西側に位置しています。

HIPCAMPの口コミでは、とにかく景色が素晴らしいと書いてあったのですが、入り口を抜けると、その通りの景色が広がっていました。ここで明日まで過ごせるなんて、ワクワクしてきます。

手前を左上を飛んでいるのはアカクサインコ、奥に見えるのがブルーマウンテンズ。
2匹の犬が出迎えてくれました。こちらのキャンプ場はドッグフレンドリー。

まずは、ホストにご挨拶。ホストのミシェルさんはこちらのファームを始めて9年目、HIPCAMPのホストとして、キャンプの場所提供を始めて6年目だそうです。ミシェルさんから施設の案内をしてもらいながら、使い方などの説明を受けます。

こちらが私たちが今夜キャンプをする場所。目の前の絶景にテンションも上がります。

この辺りを自由に使って良いとのこと。目の前の景色を独り占めしているような、何とも贅沢な気分に。この日は、私たちの他にも2組が泊りに来ていましたが、それぞれ、とても広いスペースが与えられていました。最大4組まで受け入れているそうです。

私たちにとってのメインイベントの焚き火。焚き火台も設置されていました。
薪も購入できました。

次に条件にしていたトイレ。予想以上に立派な、とても清潔感のあるスペースでした。水洗ではなく、コンポストタイプです。コンポストトイレとは、水を使わずに排泄物を微生物の働きで分解し、堆肥化するトイレです。オーストラリアのファームでは、このタイプのトイレをよく見かけます。

十分な空間があり、電気もつきます。夜も安心して使えますね。こちらは女性用。
コンポストトイレの使い方が書いてあります。

外にはお湯が出るシャワーもありました。この日の最高気温は11度。風が強く体感温度は6度と寒かったので、使うのに勇気がいります。暖かい日なら気持ちよく使えそうです。男性用のバスルーム内にもう一つシャワーがあるそうです。

シャワーからの眺めも最高。

ヒツジの餌やりタイムのタイミングだったので、餌やりをやらせてもらいました。施設が常時提供しているアクティビティという訳ではないですが、こういう思わぬ機会に出会えると嬉しいですね。干し草を運んでいくと、ヒツジたちが凄い勢いで走ってきました。餌をあげると、黙々と食べ始めました。その姿がかわいかったです。

普段は味わえない体験に子どもは喜びます。

お手伝いできるのが嬉しい。

餌を待っているヒツジ達。

ファーム内を散歩

ファーム内を散歩しながら、焚き火のための木の枝を集めました。国立公園などのキャンプ場では、木の枝を拾って燃やすことは禁止されていますが、ここのキャンプ場では許可されています。連日ずっと雨が続いていたので、湿っているのが気になりましたが、とりあえず集めます。この後、火をつけるのに苦労することになります……

ファーム内には木が生い茂っている場所もあり、林のようになっています。

普段目にすることのない植物などを観察をしながら、黙々と木の枝を集めるのが楽しい。何より、外は寒いので、動き回って体を温めるのにちょうどいいです。

ファーム内に散歩できるエリアがあるのはいいですね。個人が所有する土地と言えど、とにかく広大です。
蟻塚を発見しました。高さは1メートルくらい。

焚き火タイムのハプニング

辺りが暗くなってきました。いよいよ、お待ちかねの、焚き火タイムです。このためにここまで来たのですから。しかし、火が中々着きません。やはり、湿った木の枝から火をつけるのは難しいのか。色々と試行錯誤しましたが、この日はとても苦戦しました。とりあえず、一旦諦めて、夕ご飯の準備をすることに。

日が沈んで、完全に暗くなってしまいました。そこへ、遠くから光がこちらに向かってやってくる。やってきたのは、ランタンを持ったホストのジェームスさんでした。「火の調子はどうだ?」と様子を見にきてくれたのです。救世主の登場です。

ジェームスさんは火をおこすのを手伝ってくれました。「普段だったら火が着くけど、今日はつかないな」と言いながら何度もトライしてくれて、何とか火がつきました。ジェームス様様です。

これこれ、このために来たのだ。

焚き火で暖をとりながら、至福のひと時を過ごします。寒い中、焚き火で暖を取るのはキャンプの醍醐味ですね。楽しみにしていた焚き火ができて、息子も満足そうです。

星も出ていました。ファームの周辺には建物が何もないので、晴れていれば満天の星が眺められそうです。この日は、満月で月明かりがとても強かったので、感動するほどの星は見えませんでしたが、それでも大満足。

眠くなってきたので、寝袋に入ります。私たちは今回はテントを張らずに車内で眠ることにしたので、車の窓から満月を見ながら眠りにつきました。

この日はブルームーンと呼ばれる満月の日でした。

ガーリックファームでの体験

翌日は、ガーリックファームを案内してもらいました。

ちょうど、今の時期は(オーストラリアは秋)ガーリックを植える季節で忙しいそうです。私たちも少しだけお手伝いさせてもらいました。ガーリックを植える作業をするのは初めてです。

一晩水につけたガーリックを一粒一粒植えていきます。
今植えたら収穫は約4ヶ月後。こちらは、2ヶ月前に植えたもの。また収穫の時期に訪れたいです。

ホストの家は、ジェームスさんが建てたもので、ヘンプでできているそうです。ヘンプの家は夏は涼しく、冬は暖かいのだとか。

HIPCAMPは段々と認知されてきて、今は、ほぼ毎週キャンプの予約があるそう。リピーターのお客さんも多いらしい。また戻ってきたいという気持ちに私も同意です。近々、キャンパー用のクッキングスペースと洗い場を設置する予定もあるとのこと。ますます利用しやすくなりそうです。

将来は、ファーム内にガーリックをテーマにしたカフェを開く予定。とても魅力的です。また是非、訪れたい。このファームは、これからもどんどん発展していくようですね。

ファーム内でのキャンプは、とにかくスペースがあって寛ぐことができました。アメニティは最低限でしたが、代わりに焚き火ができる環境と自然の中でのサバイバル気分を味わうことができて、面白いキャンプ体験になりました。私達の様なキャンプのライト層でも、最低限のアメニティにアクセスできることで、自然の中で過ごすことが可能です。ファーム内でのキャンプに大満足。また利用したいと思います。

HIPCAMPのwebサイト
https://hipcamp.com

泊まったキャンプ場|Hartly Vale Garlic Farm
https://www.hipcamp.com/en-AU/land/new-south-wales-hartley-vale-garlic-farm-y0zhyp1v?share
_id=1rt9w3rdkhr&utm_medium=share&utm_source=share_content

著者画像

三谷和葉さん

オーストラリア在住ライター

2015年からオーストラリア・シドニーに在住。1児の母。自然の中で遊ぶことを軸に、1年間ホームスクーリングを親子で経験。海外生活や旅行、健康、子育て関連の記事を中心に執筆。セルフケア講師としても活動。世界100ヵ国以上の現地在住日本人ライターの組織「海外書き人クラブ」会員

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