アメリカ・カリフォルニア州ではキャンプ場に出た熊を追い払わない?【動物ドッキリクイズ・その10】 | 海外の旅 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル

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2024.10.09

アメリカ・カリフォルニア州ではキャンプ場に出た熊を追い払わない?【動物ドッキリクイズ・その10】

アメリカ・カリフォルニア州ではキャンプ場に出た熊を追い払わない?【動物ドッキリクイズ・その10】
カリフォルニア州北部にあるタホ湖近くでキャンプとサイクリングをしたという記事を先月書きました。私が実際にそれを行ったのは7月末から8月初めにかけてなのですが、それから約1か月後の9月8日、そのタホ湖のビーチに大きな熊が水浴びに現れたというニュースが地元メディアで報じられました。

Fox NewsのX(旧ツイッター):https://x.com/FoxNews/status/1833289971924348995

熊はタホ湖でもっとも大勢の観光客で賑わうビーチに突然現れ、驚き慌てる人々を尻目に、しばらく水際を悠々とウロウロしてから、何処ともなく立ち去ったそうです。私がサイクリングの出発地点とした場所のすぐ近くです。

ここまで賑やかな場所に熊が現れることはさすがに稀なのですが、カリフォルニア州内のキャンプ場で熊を見かけること自体は珍しくありません。私も何回か至近距離で目撃したことがあります。

もちろん、この場合の至近距離とは主観的かつ見栄が入った記憶によるものです。たとえ私が「体長3メートル以上の巨大な熊が獰猛な唸り声を上げて俺に突進してきたんだぜ」と周囲に吹聴したとしても、正直に告白すると「せいぜい大型犬くらいのサイズの大人しそうな熊が50mくらい向こうをゆっくりと歩いていた」が実情なのですが、それでも熊は熊。恐ろしいです。

しかし、熊がキャンプ場に現れても、大抵の場合はとくに駆除や捕獲が行われることはありません。ただ熊がその場を立ち去るのを待つだけです。

熊にも色々な種類がありますので、私の体験がアメリカ全土に共通するものかどうかは自信がありません。あくまでも私が行ったことがあるカリフォルニア州内のキャンプ場に限って話を進めます。

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ということで、カリフォルニア州の熊にまつわるクイズ4問です!

【第1問】カリフォルニア州でもっとも多い熊の種類は?

a) 灰色熊
b) 北極熊
c) ヒグマ
d) 黒熊

カリフォルニア州の旗には熊が描かれています。熊を用いたデザインの旗は19世紀から使われていて、正式に州旗として制定されたのは1911年です。

つまり、熊はカリフォルニア州のシンボルとも呼ぶに相応しい動物なのですが、現在はどの種類の熊が州内にもっとも多く生息しているでしょうか?

“California Republic flag” by mjambon is licensed under CC BY 2.0.

正解は「d)黒熊」です。別名をアメリカ熊と呼ばれるくらい、北米大陸ではポピュラーな種類です。 性質は大人しく、人間を襲うことは滅多にないということです。

ちなみに州旗に描かれているのは、獰猛で知られる灰色熊。カリフォルニア州では絶滅したと言われています。

【第2問】熊がキャンプ場に現れる理由は?

a) 人間に好意を持つ
b) 食べ物の匂いにつられる
c) 寝る場所を探す
d) 道に迷う

言うまでもありませんが、熊は野生の動物です。主に森林に生息し、木の実や果実、そして魚などを食べる、草食性が強い雑食だということです。

多くの部分で人間と食べ物が重なるとはいえ、本来なら人間社会とはテリトリーが異なるはずの「森の王様」はなぜキャンプ場に現れるのでしょうか?

“Bear by tent Emerald Bay State Park Lake Tahoe California” by amanderson2 is licensed under CC BY 2.0.

正解は「b)食べ物の匂いにつられる」です。熊は嗅覚に優れていて、遠くからでも食べ物の匂いを嗅ぎつけることができるそうです。

【第3問】キャンパーは食べ物をどこに保管するべき?

a) テントの中
b) クーラーボックス
c) 鉄製の箱
d) 車の中

カリフォルニア州の大抵のキャンプ場には注意書きがあり、熊に食べ物の匂いを嗅ぎつけられないよう、ある場所に食べ物を保管するようにと指示されます。レンジャーが口頭でキャンパーに説明することもあります。食べ物に限らず、消臭スプレーから歯磨き粉に到るまで、とにかく匂いのするものは熊の嗅覚を刺激する可能性があるそうです。

キャンプ場ではどこに食べ物を保管するべきでしょうか?

ヨセミテ国立公園内カリービレッジ。

正解は「c)鉄製の箱」です。テントやクーラーボックスはもちろんのこと、食べ物を探す熊に車の窓が壊されることもあるそうです。

私が知る限り、カリフォルニア州内のキャンプ場にはどこでも頑丈なカギ付きの大型ゴミ箱が設置され、また各テントサイトに食べ物を保管するための鉄製の箱(Bear Boxと呼ばれます)が必ず用意されています。日本にもその設備を備えたキャンプ場が徐々に増えていると聞きますが、まだ100%ではないようです。

【第4問】熊がキャンプ場に戻らないようにするための対策は?

a) 遠くへ移動させる
b) 別の場所で餌付けをする
c) フェンスを設置する
d) 大音を出す

私たち一般キャンパーは熊と遭遇しても、呆然と立ち尽くすしかありません。しかし、キャンプ場管理者やレンジャーたちはそうはいきません。なるべくなら熊がキャンプ場に戻ってこないようにと対策を講じるわけですが、駆除や捕獲のような実力行使はあまりされないことは前述した通りです。

「もうここに戻ってくるなよ」と熊に対して行われる対策とはどのようなものでしょうか?

遠くからズームを目一杯に使ってこわごわ撮影した熊。テントの近くを徘徊していた。犬ではない。

正解は「d)大音を出す」です。熊を追い払うというよりは警戒心を抱かせることが目的のようです。それでも同じ個体が何度も同じ場所に戻ってくるようであれば、もっと強制力がある方法が取られるらしいのですが、幸いなことに私はそうしたシーンを目撃したことはありません。

私が書きました!
米国在住ライター(海外書き人クラブ)
角谷剛
日本生まれ米国在住。米国で高校、日本で大学を卒業し、日米両国でIT系会社員生活を25年過ごしたのちに、趣味のスポーツがこうじてコーチ業に転身。日本のメディア多数で執筆。世界100ヵ国以上の現地在住日本人ライターの組織「海外書き人クラブ」会員。

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