オランダといえば、ここ!チューリップ畑を散歩して、すごくいい撮影スポットを発見しました | 海外の旅 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル

海外の旅

2026.06.22

オランダといえば、ここ!チューリップ畑を散歩して、すごくいい撮影スポットを発見しました

オランダといえば、ここ!チューリップ畑を散歩して、すごくいい撮影スポットを発見しました
オランダでは毎年4月中旬頃になると、露地植えのチューリップ畑が満開を迎えます。

この時期上空から見るとカラフルなパッチワークのように見えるほど!色とりどりの花たちが広がっています。

その辺りを適当にお散歩してみようと出かけてみたら、すごくいい撮影スポットを発見しちゃいました。

これぞオランダ!一面のチューリップ畑

このお散歩の少し前、4月4日にはこのチューリップで有名なキューケンホフ公園があるリッセ周辺をサイクリングをして、ヒヤシンスや水仙の花畑を楽しんできました。

チューリップだけじゃない!オランダの美しいヒヤシンス畑をサイクリング | 海外の旅 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル

今回は4月23日、チューリップを求めて再びリッセへ。オランダのチューリップ畑は球根を出荷するための畑なので、満開となった後はあえて花を切り落としてしまいます。そのため、実は一面のチューリップ畑を見られるのは一年のうちごくわずかな期間だけ。まだ咲いているといいな!

訪れたのは、キューケンホフ公園の少し北にあるDe Zilk(デ・ジルク)という集落。到着したらさっそく一面の花畑がお出迎え!よかった、咲いてた!同じ色の花がずらっと並ぶ様子は一面カラフルな世界。特にチューリップは色鮮やかなものが多く、まぶしいくらいです。

チューリップ畑では、花の様子をチェックしている作業をしているよう。

チューリップ畑は一般の人は立入禁止ですが、場所によっては畑の近くまで見に行くことができるように一部開放してくれているところもあります。ここではフェンスに立入禁止を示すテープが張られていますが、この日はフェンスを半分開けてくれていました。

サイクリング途中の人たちも、チューリップ畑に立ち寄って休憩。フランスから来ている方たちのようでした。

“球根地域”のチューリップ愛

リッセ周辺の球根栽培が盛んな地域は「Bollenstreek(ボーレンストリーク)」、直訳すると「球根地域」と呼ばれています。

チューリップだけではなく、ヒヤシンスや水仙など多くの球根を出荷しているのですが、町の教会にはこんなモニュメントもありました。そして家々の庭先などにもチューリップなどが見られ、この地域で愛されている花ということをひしひしと感じました。

「信仰、希望、愛」と書かれた下には、チューリップ、水仙、ヒヤシンスのモチーフが。
一般のおうちや道路わきのちょっとした所にも球根の花々があったりして、すごくかわいい。

さて、まず広いチューリップ畑が見れた大通りから横に入り、細い道をてくてく歩いていくことにします。事前にチューリップ見学用のサイクリングルートやGoogleマップを見ながら、「このあたりにチューリップ畑がありそうだぞ」というあたりをつけてきました。

でも、すでに花が落とされている可能性も…。こればかりは予測できず、運を天に任せるしか。でもまだまだありました、満開のチューリップ畑!

赤、ピンク、オレンジといろんな色が並んでいます。
少し背丈が低めのチューリップもかわいいなぁ。
まぶしいほど一面の鮮やかなピンクがぎっしり!
紫とピンクのコントラストが美しい。

すでに花が落ちている畑も

一方で、すでに花が落とされている畑もいくつかありました。葉と茎だけが残されていて、花びらは畝に落ちています。

これから咲くのではなく、すでに花が落とされている畑。
こちらも同じく。赤い花びらが地面に落ちています。手前の水路にはかわいいカモの赤ちゃんたちが。

お散歩中に出会った野鳥たち

チューリップ畑は水路で区切られており、道路と畑の間にも水路があります。そこでは子育て中の野鳥たちも多く見かけました。ふわふわした小さなカモの赤ちゃんたちが親鳥のあとを一生懸命追う姿は本当にかわいらしい。巣作り中のオオバンのペアも何組か見ました。

巣材を運んでいるオオバンの後を付いていってみたら、巣の中には卵がありました。

そして白鳥にも遭遇。しかも道端をひょこひょこ歩きながらこっちに近づいてきます。もしかして人慣れしてる白鳥なのかしら、と見てたけど、近くに来るとかなり大きい!というか、むしろ動いたらやばいと思う威圧感。下手に動けずそのままじっとしていたら、通り過ぎざまにネコのような声で「シャーッ」と威嚇されました。

え、白鳥ってこんな声出すんだ…。前にアムステルダムの森の水路でカヤックしてたら、白鳥に追いかけられたことあるんですが、あれも怖かったなぁ。白鳥、大きくて強い。でもかっこいい。

横目でにらみながら威嚇する白鳥。なんかごめんなさい、わたし邪魔でしたかね…。
その後も道路に立ちふさがり、郵便屋さんが困ってました。クラクション鳴らしても動じない白鳥。

突如見つけてしまったベストフォトスポット

さて、気を取り直して歩いていくと突然、いろんな色のチューリップがぎっしり植えられているエリアが現れました。

赤、白、黄色と、まるで「チューリップ」の童謡の世界。

ベンチも置いてあり、サイクリング中の人たちがたくさん休憩しています。どうやらここは観光客用に開放されているエリアのよう。しかも畑の中に入ってもOKなようで、多くの人たちが写真撮影を楽しんでいました。めちゃくちゃ素敵なベストフォトスポットじゃないですか!

こんなふうにチューリップの中に立ってみたり。
はしゃいでみたり。
思いっきり近づいて撮ってみたり。

畑の奥に青い大きな玉ねぎのようなモニュメントがあります。こういうの他のところでも見たことあるなぁと調べてみたら、Bollenstreek(球根地域)全体に80カ所以上も設置されているアートプロジェクトでした。

巨大な球根に様々なアートが施されていて、このモニュメントをめぐるサイクリングルートもあるそうです。チューリップの季節だけではなく年間を通してこの地域の魅力を知ってもらいたいという思いから始まったそう。企業やホテルなどがこの大きな球根アートの里親となり、敷地内に展示しています。

こちらの青い球根は「Van De Zilk naar Beijing(デ・ジルクから北京へ)」というタイトルがついていて、オランダのチューリップ畑と万里の長城が描かれていました。設置したのはヘームスケルク社というという球根栽培企業で、同社の商品は中国に多く出荷しているそうです。それでこういうアートになったんですね!

この立入OKの特別な畑も同社のチューリップを多くの人に楽しんでもらえるように設けられていたようでした。各作品の詳細はアートプロジェクトのサイトで見ることができます。

集落内の横道を片道2㎞、のんびり往復して小一時間ほどのお散歩でしたが、思いがけず素敵な場所を発見しちゃいました。そして子育て中の野鳥やひな鳥たちをたくさん見れたのもかわいかったです。4月中旬頃にオランダを訪れた際には、この地域のお散歩おすすめです!

かわいいねこさんも、チューリップ畑をお散歩してました。
著者画像

福成 海央さん

オランダ在住ライター

ライター&科学コミュニケーター。福井県立大学海洋生物資源学研究科修了。スノーケリング教室のインストラクターバイトをきっかけに環境教育の道へ。その後「自然環境を伝えるのには科学が重要!」と気づき、科学コミュニケーターとして科学館に勤務。現在はオランダの教育、自然、ミュージアム関連の執筆を行うほか、現地にて日本語で学べるサイエンスワークショップ・プログラミング教室を開催しています。毎日おいしいチーズが食べられて幸せ。世界100ヵ国以上の現地在住日本人ライターの組織「海外書き人クラブ」会員。

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