黄色い花が一面に!タンポポだけじゃない、黄色い花を咲かせる春の雑草観察ガイド | アウトドア・外遊び 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル

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2026.04.10

黄色い花が一面に!タンポポだけじゃない、黄色い花を咲かせる春の雑草観察ガイド

黄色い花が一面に!タンポポだけじゃない、黄色い花を咲かせる春の雑草観察ガイド
桜の咲く頃になると、足元の雑草もきれいな花を咲かせます。例えば、春の代表的な雑草のホトケノザはピンク色、オオイヌノフグリは水色、海外からやって来たナガミヒナゲシはオレンジ色の花を咲かせます。雑草の花を意識して探すと、身の回りの道路脇や公園がたくさんの色彩に囲まれていることに気付きます。今回は、特に黄色い花を咲かせる春の雑草について紹介していきます。

春の黄色い花と雑草観察の楽しみ方

花を目印にすると、ゲーム感覚で雑草を探すことができます。今回は黄色い花に絞りましたが、花の色に集中すると雑草の見え方も変わってきます。

観察の持ち物と安全ポイント

雑草を観察する際には小さめの雑草図鑑を一緒に持って行くと便利です。特に、雑草の花の色で名前を調べることができる『花と葉で見わける野草』(小学館)という本が黄色い花の雑草探しにぴったりです。

もっと気軽に観察したい人は、スマホで写真を撮影して、後で写真を見返しながら調べるという方法もあります。その際には、花の拡大写真を撮っておくと花の特徴がよく分かります。

また、雑草を観察する際には動きやすい靴と服装で出かけ、写真を撮影する時は、自動車や歩行者に十分気を付けてください。

今頃咲く黄色い花の見つけ方と見分けの方法

春の雑草は、夏と比べると小型で、地面をはうように拡がる雑草や、上に伸びても草丈が10から20センチ程度の雑草が中心です。小さい雑草でも黄色い花はよく目立つので、花を目印にして探せば、たくさん見つけることができます。

春に見られる黄色い花の雑草7選

今回は街中を中心に、黄色い花を咲かせる雑草を探してきました。雑草あるあるで、探す時に限って見つからないことがよくあるのですが、花を目印にしたので簡単に見つけることができました。

タンポポ

セイヨウタンポポ
シロバナタンポポ

春の代表的な雑草で、大きく分けると、日本の在来種のカントウタンポポと、海外からやって来たセイヨウタンポポがあります。見た目はよく似ていますが、今、街中や公園などで見かけるタンポポの多くはセイヨウタンポポです。

カントウタンポポとセイヨウタンポポの見分け方は、過去の記事で紹介しています。また、タンポポといえば、黄色い花が一般的ですが、白い花を咲かせるシロバナタンポポも存在します。

ノゲシ

ノゲシ
オニノゲシ

ノゲシの花はタンポポよりも小さめですが、草丈はタンポポよりも高くなります。道端や公園などに生えていて、見つけやすい雑草です。

また、ノゲシと花は似ていますが、葉がトゲのようになっているオニノゲシという雑草もあります。

カタバミ

カタバミ
オオキバナカタバミ

コンクリートの隙間や、ビルの屋上など、よくこんなところにという場所にも生えているのがカタバミです。

生命力はとても強くて雑草としては非常に厄介なのですが、意外にも戦国時代の武将の家紋に使用されています。武将たちは、カタバミの強さに魅力を感じたのかもしれません。

また、戦国時代の日本では見ることができなかったオオキバナカタバミという雑草もあります。見た目はカタバミとよく似ていますが、名前の通り大きな花を咲かせます。オオキバナカタバミは、海外から鑑賞用としてやってきたものが雑草化したもので、カタバミとの違いは葉に茶色の斑点が多数あることです。

カタバミの仲間について詳しく知りたい方は、以前の記事も合わせて読んでみてください。

ノボロギク

ノボロギク

漢字にすると「野襤褸菊」と表記され、何だかおどろおどろしい印象ですが、実際のノボロギクは小型でかわいらしい感じです。

ノボロギクはゴワゴワした葉が特徴で、春菊の葉とも似ていますが、食べることはできません。花はとても地味で、丸い点のような花を咲かせます。道路の脇や空き地などに生えているので、街中でもよく見かける雑草です。

ハハコグサ

ハハコグサ

春の七草の一つで、「ごぎょう」とも呼ばれている雑草です。

七草がゆに使われる他にも、おひたしや天ぷらにしたり、草餅に入れられたりします。茎や葉の表面が白くて柔らかい毛に覆われているせいで、白っぽく見えます。花はとても小さいです。

クサノオウとキケマン

クサノオウ
キケマン

黄色い花を咲かせる雑草の中には有毒植物も存在します。

例えば、クサノオウというケシ科の雑草は、茎や葉を傷つけると黄色い乳液が出て、皮膚に触れると炎症を起こすことがあります。

同じケシ科のキケマンという雑草にも毒が含まれているので、触らないようにしてください。ただ、キケマンには解毒、解熱、利尿、駆虫といった薬草としての効果もあり、毒と薬は紙一重です。

黄色い花‥番外編

黄色い花の雑草を探していたら、雑草化した園芸植物を見つけました。園芸植物は人が肥料や水をあげて管理することで育つ植物ですが、たまに庭や畑を飛び出してしまうことがあります。

もともとは野菜のナバナ

ナバナ

ナバナ=菜花です。

春になると、パック入りのナバナをよく見かけますが、ナバナという植物がある訳ではありません。ナバナの正体は、コマツナや白菜、キャベツやブロッコリーが花を付けたものです。どれも黄色い花を咲かせるので、ぱっと見はよく似ています。

河川敷や、道路の脇などに生えているナバナは、作物として育てられていたものが雑草化したものです。食べることはできますが、雑草化したナバナは虫に食べられないようにアクが強くなっていたりするので、気を付けてください。

食中毒に注意!

スイセン

黄色い花を見れば、すぐにスイセンと分かるのですが、花の咲いてない時にニラと間違われることがあります(ニラの花は白色です)。

スイセンの花はきれいですが、有毒植物です。このため、誤って食べると嘔吐や下痢などの食中毒を引き起こすので、絶対に食べないでください。また、他の雑草も、正体の分からないものは食べないようにしてください。

花の色別に雑草を探すと正体が分かりやすい

今回は、春に咲く黄色い花の雑草を紹介しました。写真の撮影用に黄色い花を探してみたら、思った以上に多くの雑草を見つけることができました。判別が難しい雑草でも、花の色で絞り込むと案外、正体が分かります。

これからの季節は散歩にちょうどいい季節なので、足元の雑草の花を目印にして、たくさんの雑草を探してみてください!

阿部拓也さん

雑草博士

博士(農学)。雑草の活用から管理まで、研究してきました。現在は、「雑草をより面白く!」をテーマに、雑草計画(zaso.jp)というサイトを運営したり、農業の課題をサポートする合同会社マチビト(matibito.com)を立ち上げて活動しています。

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