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松本明子のアポなし軽キャン日記|第22回
アムズの存続は二足の草革圭の賜物
二兎を追う者は一兎をも得ず転じ、一挙両得目指します!
読者の皆さま、すでにご存じのとおり、冬季はアムズ閑散期。
そんな中でも、1月は計5組のお客様にキャンピングカーを借りていただきました。
台湾からの新規のお客様は、飛行機が遅れたとかで、2時間半遅れて到着。11時の約束が13時半過ぎだったので、私もラジオの生放送が終わって駆けつけたら、間に合うことができました。20代の男の子で、なんでも、日本ではじめて運転して富士方面まで行くそうで。そりゃもう、心配で心配で。変な親心(?)から、2時間遅れた分、¥2,000キャッシュバックです、って渡しました。返却も5日目の朝のはずが4日目の夜に戻られたので、そこでも¥3,000キャッシュバック。閑散期だっていうのに、サービスばかりして、相変わらず儲からない。
ビーパルの読者だという、ソロキャンパーの女性にも、はじめて借りていただきました。バグトラ(軽トラの荷台にテントを装備したタイプ)に乗りたくて、レンタルできるところを探していたようです。
“ビーパルを読んでいたら、お土産をあげなきゃいけないのかな”と思われたそうで、ご自分の会社で作っている手ぬぐいをいただきました。読者の皆様、決してお土産必須ではないので、気軽に借りてくださいね〜!
あ、助手席の下に鉄板を忘れていかれたので、郵送しました。
時間があったので、黄色のクールライダーのルーフトップテント(三角型)の張り方動画を撮りました。去年の春導入してから、お客様への説明のための動画を作っていなかったものですから。英語バージョンも(相談役の青倉さんが編集して)更新しました!
タレント活動のよもやま話
そんなに暇で大丈夫ですか? という声が聞こえてきそうですが、松本明子、芸能人と二足の草鞋でやらせていただいておりまして。しかも、昨年は忙しいのなんのって。
まず毎週月曜日はニッポン放送『高田文夫のラジオビバリー昼ズ』にラジオ生出演。今から37年前、23歳のときにスタートしたんですけど、当初は月曜日〜金曜日まで週5日アシスタントをやらせていただきました。ここだけの話、高田先生は、当時人気だったアイドルの松本典子さんをアシスタントとして選ばれたつもりが、当日スタジオの扉を開けたら、松本明子が座っていたという。発注ミスからのスタートでした。
あのころはリスナーさんからの葉書を読むにも、漢字が読めなくて。我孫子市を“わがまごし”、等々力も“などなどちから”、挙げ句の果てに毛沢東を“けざわひがし”、馳浩さんの馳を“うまなり”とか“ばあや”と読んで、先生にめちゃくちゃ怒られましたね。ドラマのお仕事で忙しくなっちゃって、29歳のときに一度卒業したんですけど、2012年に出戻りました。
水曜日は、14年から名古屋のCBCテレビ『ゴゴスマ-GO GO! Smile!-』に出演。金曜日は隔週で大分のOAB『もっと!』に出演しております。どちらも日帰り。大分は朝飛行機で行くのですが、帰りは時間的に飛行機の最終便に間に合わないので、他の空港に移動して帰ってきます。これがレギュラーのお仕事です。
週末はよく“実家じまい”の講演会があるので、全国を飛び回っております。たとえば、先日は大分から別府に移動して一泊。翌日、映画『ソーゾク』の舞台挨拶をし、在来線で福岡の小倉まで移動し、九州新幹線に乗り換えて鹿児島まで。翌日鹿児島で講演会。まさに“桃鉄”です。昨年の秋にはベトナムにも行ってきました。謎に車にパスポートが新旧ふたつあったおかげで間違え、飛行機に乗れない事態に。送ってくれた業務部長の廣田さんに速攻電話して戻ってきてもらい、なんとか出発できました。そのうえ、ベトナムから戻った翌日には徳島でNHKの公開録画の仕事がありまして。ベトナムから夜行便で関西空港に朝の6時に着いて、6時半にタクシーに乗り込み、3時間半かけて徳島まで移動。10時に到着し、10時からカメリハ。着くや否や、「♂・♀・Kiss」(オスメスキス)の音合わせしまーす、といわれ、ほぼ完徹状態。
年末は明治座での舞台に、中山秀征さん&飯島直子ちゃんとのディナーショー、ももクロちゃんとの武道館での年越しライブもありました。4、5日前に、ももいろ歌合戦の大トリを歌ってください、とリクエストいただき、急いで曲を決めて、方南町のカラオケ店でひとり練習。アムズレンタカーが暇でよかった〜♪ なーんて。
年越しまたいでお客さんも入ったんですよ。近所のラガーマンがワンちゃんと一緒に借りてくださり(ビーパル読者でもあります!)、伊豆に出かけていかれました。
廣田さんも二刀流で大変なんです。TV業界も2、3日前の急なオファーとかがあるので、アムズの事務所と芸能の現場を行ったり来たり。でもどうしてか、アムズはなかなか儲かりません。ʼ24年は結構よかったんですけど、青倉さん曰く、昨年は経費の無駄遣いがあったとか。
クックックック。先月号にお話しした屋根付きの駐車場は、一昨日、速やかに解約させていただきました。
お客さんからのお土産
もはや恒例となったお客さんからのお土産紹介。「お土産なしで大丈夫ですので、みなさんアムズでクルマ借りてください!」(松本さん)とのこと。

那須塩原に行った方から「パスチャライズド牛乳サブレ」。パスチャライズドは低温殺菌の意。

「峠の釜めし」荻野屋のあんず羊羹。ソロキャン女子佐藤さんから。

連載で何回か登場している"松本支え隊"親衛隊長から庭で採れた柿。

本文で登場した生地デザイナーをしている読者の女性から手ぬぐい。

バグトラで群馬に行ったお客様から、地元産蜂蜜を使用のラングドシャ。

既に数回利用している香港からの常連客。今回の土産は静岡産の茶葉。

忙しい合間を縫って訪れた、浅井長政の居城だった小谷城。琵琶湖を望む景色が広がる。

浅井長政も眺めたかも
●松本明子さんのレンタカー、オフィスアムズはこちら→https://officeams.com/

松本明子さん
まつもと・あきこ 1966年生まれ。香川県出身。 ’83年に歌手デビューし、『DAISUKI!』や『進め! 電波少年』などで元祖バラドルとしての地位を確立。2021年から軽キャンのレンタカー事業(オフィスアムズ)を始める。
※構成/大石裕美 写真提供/オフィス アムズ
(BE-PAL 2026年4月号より)




