生き物の不思議、知る楽しさを味わえるソロ活5選! | 自然観察・昆虫 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル

自然観察・昆虫

2026.04.02

生き物の不思議、知る楽しさを味わえるソロ活5選!

生き物の不思議、知る楽しさを味わえるソロ活5選!
海、山、野原、近所……自然の中で過ごすソロ活は、徹底的にこだわれる。ここで紹介するソロ活ニストたちのように、自然の姿や絶景を堪能してみたい! 今回は発光する生き物や植物の魅力を撮影する楽しみについてご紹介。
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真似したい! ジャンル別自然派ソロ活~生物撮影 Watching creatures~

【001】生き物の不思議をテーマに生態を観察&撮影

自然写真家 景山陽さん

2001年山梨県生まれ。植物と関わりの深い昆虫や動物を撮影。得意分野は植物の連続写真や生態写真。HP「自然写真生活記」も人気。https://www.kageyamahinata.com

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19歳のとき、植物の生態を写真で記録した埴沙萠さんの『植物記』に感動。種の飛散や芽生えのようすとか、「こんな世界があるんだ」と。20歳でプロをめざし、独学で技術を学びました。瞬間を逃さないよう、赤外線センサーを使ったり、植物を育てたりもしています。技術も大切ですが、植物に対する見識や扱い方も重要。観察を続けながら、主観を大事にし、植物の不思議を表現していきたいです。

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カテンソウの花粉が飛散する様子。イラクサ科の小さな多年草で、花は2~3㎜。

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カラスウリの蜜を吸うエビガラスズメ。口はストロー状で花の奥の蜜まで吸える。

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同じ角度や高さで定点撮影することも多い。毎日、同じフィールドに通うことも。

24時間撮影OK!

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種や花粉の瞬間写真を撮るときは、プログラミングで挙動制御した赤外線センサーを使用している。

【002】キノコやホタルなど、発光する生き物に夢中

夜光写真家 田川哲也さん

1960年香川県生まれ。星を撮りたいとの思いで写真家の道を進む。近年は発光キノコやホタルなど、夜、光る生き物をテーマに活動している。

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星好きが高じて星仲間で情報交換をするようになったんです。そのなかに光るキノコを撮っている人がいて、自分もあっという間に夢中になり、そこからホタル、夜光虫と対象が広がっていきました。現場に入るときは基本ひとり。長時間露光撮影も多いですが、その間は自分でも驚くほど何も考えず、ぼーっとしています(笑)。そういう時間も含めて、自分にとっては大切な活動ですね。

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小さいころから大好きだった星空と、発光するツキヨタケがコラボした夢の一枚。

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ゲンジボタル。河川工事などで数を減らしている。

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ツキヨタケ。夜になるとぼんやりと光る。毒キノコ。

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夜光虫。情報をつかんだら現場へ急行!

【003】植物の名前を知ることの楽しさを発信!

樹木医・インタープリター 瀬尾一樹さん

フォロワー数は9.6万人、Xの「やけに植物に詳しい悟空」の中の人。著書に『やけに植物に詳しい僕の街のスキマ植物図鑑』(大和書房)など。

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学生時代に植物観察会に参加し、名前を知ると普段見ていた景色の解像度が上がり、風景がはっきり見えることを体験したんです。それが面白くて、家から駅までの樹木や植物を徹底的に調べました。自分が体験した感動を共有したくて、Xで発信したり、ガイドをすることも。雑草の見分け方や変な形の樹木の解説など、図版などを交えて紹介しています。身近な自然に興味を持つ人が増えてくれたらうれしいです。

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ひとかたまりに見える雑草だが、じつは13種類も生えている。名前がわかると雑草と呼べなくなる⁉

【004】撮影、文章、編集から出版までソロ! ニッチな図鑑を出版

自然系映像音楽作家 いがりまさしさん

1960年愛知県生まれ。植物の撮影、研究のほか音楽活動も。図鑑は「撮れたてドットコム」で販売。https://www.plantsindex.com

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60歳を機に自分が版元になって本を作ることに舵を切りました。ネコノメソウ図鑑のように、自分が出したい本を必要としている人に届けるために考えたのが、変動型予約部数印刷方式。注文時に予約金をいただき、部数に応じて価格を決定します。予算を最初に確保でき、次の仕事に投入できる利益を出すこともありえる。仕事量は膨大になりますが、ひとり出版の世界に可能性を感じています。

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キバナハナネコノメ。ガク裂片の色が黄色いのが特徴。分布は東海地方に限られる。

日本のネコノメソウ

MAPLART
¥2,500

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ネコノメソウとは?

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花の直径は数ミリ程度、草丈は足首以下~足首くらい。全国に分布。

【005】海外からも注目! ミニ盆栽の楽しさを伝授

盆栽系YouTuber アズチャンネルさん

趣味のカメラと盆栽を活かし、初心者に向けてミニ盆栽や寄せ植え作りのノウハウを動画で発信。海外からの反響も多い。新潟県在住。

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ミニ盆栽をはじめたのは6年ほど前。庭に祖父の盆栽鉢があったので、当時、体調を崩していたこともあり、リハビリを兼ねてという感じでした。ミニ盆栽は何を植えてもOK。鉢も小さくていいし、ハードルが低いのも魅力です。最初は葉の形で見わけやすいモミジなど、公園の木の下や側溝の隙間などに生えている樹木の新芽を採取して育てるのがオススメです。

ビギナーはモミジがオススメ!

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モミジの木の下などに生えている野生の新芽を採取する。

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赤玉土(中粒)と腐葉土を8:2に配合した用土で1年以上育てる。

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鉢に植え替える。コケで表面を覆い、枝葉を剪定すればミニ盆栽に。

鉢には使わない食器を活用

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使わなくなったマグカップに穴を開けて植木鉢に加工する技も。

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ポップな桜のミニ盆栽の完成。コケや砂を敷き、オリジナリティを表現。

※構成/松村由美子 写真/本人提供

(BE-PAL 2026年3月号より)

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