キノコ料理を食すには、まずは採るところから!キノコレシピを教えてくれた蜂須賀さんが教えてくれました。
根元深くから掘りとる
根元にツボ(外皮膜)があるかどうかは見分けポイントのひとつ。根元にナイフを差し入れ、根こそぎ掘って観察。
なめてみる
味も見分けの大きな要素。キノコを切って、中の肉に舌を当て、味を確認してみよう。ただし、決して飲み込まないこと。
狙い目は地形の変わる場所
斜面のふちなど、地形が変わるような場所に生えている場合が多い。斜面の場合は、下から上に向かって探すと、傘の裏側が見えたりして見つかりやすい。
キノコ情報をチェック!
福島の原発事故の影響で、東日本を中心に、キノコの採集が禁止されているエリアがある。林野庁のHPでは「きのこ・山菜等の放射性物質の検査結果」を公開。事前に必ずチェックしよう。
「食べられるキノコかどうか決める法則はないんだ。それぞれの特徴を確認し、種の見分けをするしかない。よく似た毒キノ
コがあったりするし、5年や10年の経験を積まないとね。
キノコとの出会いは一期一会。10年に1回しか出会えないものもあるよ。だから練習はなし。調理法でくくったりせず、とにかく、その1回で勝負に勝つ料理をする。完成したひと皿から、今日歩いた風景を映画のように思い起こさせるのが理想なんだ」