
2025年最新!キャンプでのリビング使いに最適なシェルター

フロアレスのシェルターは、リビングとして使うのはもちろん、インナーテントを組み合わせることで寝室としても使えるなど、キャンプスタイルに応じた自由な使い方ができる。
今回、最新モデルを試し張りしてわかったのは、いずれも通気性を意識した設計がなされているということ。とくに昨今の真夏の猛暑のなかでは、シェルター内で快適に過ごせるかどうかは大きなポイント。
その鍵を握るのがメッシュパネルだ。風通しを確保するだけでなく、外の景色を楽しめる開放感も演出してくれる。なかには全面をメッシュに切り替えられるモデルもあり、暑い季節にこそ力を発揮する。
これからのシーズンに向け、シェルターを選ぶ際は通気性の高さにも注目したい。
ブランド・商品 | 画像 | 販売サイト | 詳細情報 |
---|---|---|---|
価格 | |||
SABBATICAL(サバティカル) スカイパイロット シンセティック プラス | ![]() | ¥113,300 | |
ogawa(オガワ) アステロイド | ![]() | ¥176,000 | |
Snow Peak(スノーピーク) メラク Pro. | ![]() | ¥269,500 | |
MINIMAL WORKS(ミニマルワークス) シェルターG 2.0 チャコール | ![]() | ¥143,000 | |
鎌倉天幕 HIDEOUT-02DXK | ![]() | ¥136,070 | |
SABBATICAL(サバティカル) スカイパイロット シンセティック プラス
4本のサブポールを使用することで、省スペースながら広々とした居住空間を確保。前モデルに比べ、メッシュパネルの数が増加し、通気性と開放感が大幅に向上している。
●サイズ:W720×D380×H270cm
●収納サイズ:82×39×29cm
●重量:14.8kg
●メッシュパネル:8か所

内部は広々! リビング使いなら2~3ファミリーで過ごせるほど。サイドの空間も高い!

撥水性を持つ表面とポリウレタン加工の裏面で、防水性能も申し分なし。
ogawa (オガワ) アステロイド
同じ長さのポールたった4本で、迷うことなく設営できる開放感満点な自立式ドームシェルター。全部で9面のパネルはすべてメッシュとの2層構造だから、張り方のバリエーションも豊富だ。丸い天窓も付いている。

フルクローズ、フルメッシュ、フルオープンと自在にスタイルを変えられるドーム型シェルター。両サイドには張り出し可能なフラップ付きで空間の拡張もできる。
●サイズ:350×350×190cm
●収納サイズ:約76×45×35cm
●重量:約13.5kg
●メッシュパネル:11か所

天井には天窓があり、ルーフフライをはずせば開放感をさらに高められる。

フルメッシュやフルオープンにも対応。室内空間はスクエアで無駄がない。
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Snow Peak(スノーピーク) メラク Pro.
大きな幕体を壁面までしっかり立ち上げるフレーム構造。おかげで内部は隅々まで広々とした空間が広がる。大小の開口部と複数のベンチレーションで通気性もバッチリ確保!
●サイズ:約620×450×210cm
●収納サイズ:69×24×24cm(本体)、73×16×20cm(フレーム)
●重量:約18kg
●メッシュパネル:4か所

室内は広さはもちろん、高さも十分。天井の三角窓も開放感を高めるのにひと役買っている。

かなりの大型シェルターながら、設営も迷うことなくスムーズに行なえた。専用の薪ストーブをインすることもできちゃう。
MINIMAL WORKS(ミニマルワークス) シェルターG 2.0 チャコール
軽量性と耐久性を兼ね備えた多目的シェルター。最新モデルでは、高強度のダイニーマ素材を一部に採用することで、軽量化と耐久性を向上させている。
●サイズ:約350×300×170cm
●収納サイズ:約65×25×25cm
●重量:約6.9kg
●メッシュパネル:5か所

ダブルクロスポール構造で設営が何より簡単。それでいて広い空間も確保する。

ルーフと両サイドのベンチレーションで空気を循環させる。室内は快適だ。
鎌倉天幕 HIDEOUT-02DXK
張り方の自由度が高く、幅広い用途に対応できる汎用性と、気候や天候を選ばず使える優れた機能性が特徴。大型サイズながら軽量で収納時もコンパクト!
●サイズ:D480×W760×H240/220cm
●収納サイズ:80×28×28cm
●重量:約10.5kg(幕体:アクセサリー)
●メッシュパネル:8か所

ツーポールで立ち上げるシェルター内はかなり広々。高さも十分だ。

ポールの高さを下げれば、シェルターの裾を地面に付けられ、冬でも快適に使える。
撮影/三浦孝明
(BE-PAL 2025年6月号より)
▼参考記事
BE-PAL編集スタッフが張って試した!快適×良デザインシェルター

家族で快適にキャンプを楽しむためには、全員がゆったりと眠れる寝室を備えたファミリーテントが最適。このカテゴリーでは、依然ツールームテントが主流となっている。タープを張らずにリビングスペースを確保できる点が大きな魅力だ。
また、アウトフレーム構造を採用するモデルが増えていることも、注目すべき傾向。定番モデルとして知られるスノーピークの「アメニティドーム」は、今回のリニューアルによって、アウトフレーム構造と吊り下げ式のインナーテントを採用した。
両者の組み合わせは、設営のしやすさだけでなく、インナーテントを取りはずせばシェルターとしても使えるなど、汎用性にも優れているのがポイントだ。
ほかにも使用シーンや季節、人数に応じて柔軟に対応できるモデルが多数登場している。キャンプスタイルに合った最高のファミリーテントを見つけよう。
ブランド・商品 | 画像 | 販売サイト | 詳細情報 |
---|---|---|---|
価格 | |||
Snow Peak(スノーピーク) ランドネストシェルター | ![]() | ¥87,780 | |
Coleman(コールマン) レインカーム2ルーム/3025 DR | ![]() | ¥140,800 | |
SABBATICAL(サバティカル) アルニカ plus | ![]() | ¥109,890 | |
Coleman(コールマン) ルーミーフロント2ルーム(グレージュ) | ![]() | ¥42,900 | |
SABBATICAL(サバティカル) ギリア plus | ![]() | ¥69,960 | |
THE NORTH FACE (ザ・ノース・フェイス) ランダー6 | ![]() | ¥93,500 | |
LOGOS(ロゴス) neos エーコン リビングドーム L-BE | ![]() | ¥58,850 | |
Snow Peak(スノーピーク) アメニティドーム3 | ![]() | ¥76,780 | |
RATEL WORKS(ラーテルワークス) ヴォーゲル | ![]() | ¥97,800 | |
ZANE ARTS(ゼインアーツ) LOLO-M | ![]() | ¥99,800 | |
TENTER(テンター) Ortus-V | ![]() | ¥236,500 | |
ogawa(オガワ) オーナーロッジタイプ40R T/C | ![]() | ¥209,000 | |
CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ) ビバレースクリーンツールームロッジ 540UV | ![]() | ¥79,800 | |
Snow Peak(スノーピーク) ランドネストシェルター
前後左右対称のフレーム構造を採用したオールシーズン対応の2ルームテント。フライシートの向きを気にせずスムーズに設営できるのが特徴で、インナーテントをはずせば大型シェルターとしても使える。
●サイズ:約620×360×210cm
●収納サイズ:約76×32×35cm
●重量:約16.5kg
●MAX:4人

吊り下げ式のインナーテントは、家族4人がゆったり寝られるスペースを確保している。

高さ十分で、グループでの使用もOK!内部は日差しに強く、風の通りも良い。
Coleman (コールマン) レインカーム2ルーム/3025 DR
遮光に加え、新たに静音設計を採用。雨音を抑え、ジッパーのジ、ジ、ジィーッという音を無音に――という、従来になかった発想から生まれたモデル。外幕に遮光生地が使われ、日差しの強い夏場にはテント内の温度上昇を抑えてくれる。

ダークルームテクノロジーにより日光を遮り、室内の温度上昇を軽減。メッシュを活かした二重構造が雨音をやわらげ、快適な眠りをサポートする。クロスフレーム構造で設営はスムーズに行なえる。
●サイズ:約590×320×205cm
●収納サイズ:約φ32×74cm
●重量:約20kg
●MAX:5人

日光を遮断し、温度上昇を抑制。テント内は快適な睡眠環境だ。
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SABBATICAL(サバティカル) アルニカ plus
人気モデル「アルニカ」にメッシュパネル、サイドウォール、ルーフシートを追加したアップグレード版。周囲の8つのパネルは、メッシュや開放はもちろん、跳ね上げもできる。
●サイズ:W620×D320×H210cm
●収納サイズ:約80×40×35cm
●重量:約20kg
●MAX:4人

前後のパネルはサイドウォール付きで、横からの雨風を軽減。

360度メッシュにできるので、テント内部はとても開放的〜。
Coleman(コールマン) ルーミーフロント2ルーム(グレージュ)
2〜3人使用のコンパクトな2ルームながら、クロスフレーム構造によってワイドな前室を確立。入り口のキャノピーを立てれば、リビングスペースを拡張することもできる。手頃な価格設定も◎。
●サイズ:約490×260×170cm
●収納サイズ:約φ24×70cm
●重量:約10kg
●MAX:3人

前室の両サイドにはDドアが採用され、通気性と開放感を確保する。

インナーテントは吊り下げ式。はずしてシェルターとしても使える。
SABBATICAL(サバティカル) ギリア plus
前モデル「ギリア」のアップグレード版。全面をメッシュパネル化し、テント下部にはスカートを追加。2人用と5人用、2種のインナーテントが付属し、シーンに応じて使い分けられる。
●サイズ:W520×D300×H170cm
●収納サイズ:約67×35×30cm
●重量:約14.6kg
●MAX:7人

2種のインナーテントを両方付けてみた。こうすれば最大7人が寝られる!

トンネル型にブリッジフレームを追加し、強度と剛性も高い。
THE NORTH FACE (ザ・ノース・フェイス) ランダー6
最大6人まで寝られる大型2ルームテント。広いインナーテント(寝室部)に加え、最大幅290×奥行き190㎝のリビングスペースを持つ。オートキャンプやフェスで快適な時間を過ごすことができる。

最大6人が就寝できる大型ドームテント。天井高は約2mあり、テント内を立って移動できる。アウトフレーム構造を採用しており、インナーテントをはずせばシェルターとしても使える。
●サイズ:520×320×198cm
●収納サイズ:約27×72×27cm
●重量:10.77kg
●MAX:6人

上部のベンチレーションはかなり大きく、換気性能もバッチリ。
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LOGOS(ロゴス) neos エーコン リビングドーム L-BE
メインフレームをあえて曲げたエーコントップフレームを採用。正面からみるとどんぐりのような形状で、風を効果的に分散し、優れた耐風性を実現する。天井高にも有効!
●サイズ:約全長510×幅310×高さ197cm
●収納サイズ:約68×21×21cm
●重量:約8.5kg
●MAX:4人

インナーテントは吊り下げ式。最大4人が寝られるスペースで広々。

フレームには強度と柔軟性を兼ね備えた素材を採用している。
Snow Peak(スノーピーク) アメニティドーム3
同社の定番テントがリニューアル。左右対称デザインとなり、両サイドからの出入りが可能になり、室内面積も拡張。インナーテントを付けたまま設営&撤収ができるのもメリットだ。
●サイズ:約515×280×165cm
●収納サイズ:約74×22×25cm
●重量:9kg
●MAX:3人

大きなメッシュパネルが追加され、通気性が大幅に向上している。

アウトフレーム構造になり、インナーテントは吊り下げ式になった。
RATEL WORKS(ラーテルワークス) ヴォーゲル
タープにもなるフロントパネルは、12通り以上の多彩なアレンジが可能。天井を含め全方位をメッシュにでき、通気性抜群。薪ストーブ用の煙突ポートも備えるなど、冬も活躍する仕様だ。
●サイズ:約W480×H530×D216cm
●収納サイズ:約70×40×35cm
●重量:約19.25kg(ツールバッグ除く)
●MAX:9人

インナーウォールの内と外両方に、便利な収納ポケットを配置。
ZANE ARTS(ゼインアーツ) LOLO-M
人気の「ロロ」がミドルサイズで登場。美しいフォルムはそのままに、2〜3人での使用に最適なサイズ感と快適性を備える。ワンポール構造の高さに加え、ゆとりある居住空間を確保する。
●サイズ:(約)最大長420×最大幅350×高さ220cm
●収納サイズ:72×30×30cm
●重量:12.5kg
●最大対応人数:3人

大人ふたりがゆったりと就寝できる広さ。荷物を置くスペースも十分。

テント内部は天井が高く、着替えや出入りもスムースに行なえる。
TENTER(テンター) Ortus-V
単体使用もできる5~6人用の中型テント。同ブランドの「Ortus-S」や「Ortus-N」とファスナーで連結でき、前室としても使用可能。3本のメインアーチポールによるトンネル型で設営もカンタン!
●サイズ:約W350×約D270×約H170cm
●収納サイズ:約73×33×31cm
●重量:約17.5kg
●MAX:6人

前後の出入り口とサイドにはメッシュパネルを備え、通気性を確保。
ogawa(オガワ) オーナーロッジタイプ40R T/C
1985年に登場した名作テント「オーナーロッジエクセレントシリーズ」の復刻モデル。当時のクラシックなデザインはそのままに、素材や機能をアップデート。快適な室内環境と耐候性を両立する。
●サイズ:約長さ420×幅400×高さ215cm
●収納サイズ:82×68×40cm
●重量:約33.6kg
●MAX:3人

3面にメッシュパネルを配置し、夏場でも涼しく快適に過ごせる。
CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ) ビバレースクリーンツールームロッジ 540UV
クラシックなロッジ型テントの美学を踏襲しつつ、往年のデメリットを解消した進化版。キャプテンスタッグの伝統的なスタイルを受け継ぎながら、最新の構造と快適装備を備えている。広々とした空間で、家族がゆったりと過ごせる大型テントを探している人におすすめ。
●サイズ(約):フライ:320×540×H205cm、インナーテント:300×260×H195cm
●収納サイズ(約):幕体:78×29×29cm、ポール:72×18×18cm
●重量(約):幕体:11kg、ポール:14kg

1990年代に人気を博した「ビバレー」を現代仕様で復刻。約5畳のリビングスペースに加え、最大6人が就寝できるインナーテントで、グループキャンプにも対応。

インナーテント内は約4.8畳と広々。立ち上がれる高さもうれしい。
撮影/三浦孝明
(BE-PAL 2025年6月号より)