自然の中で季語を探して一句詠む!BE-PAL編集スタッフで「アウトドア句会」やってみた - 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
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    2024.11.24

    自然の中で季語を探して一句詠む!BE-PAL編集スタッフで「アウトドア句会」やってみた

    自然の中で季語を探して一句詠む!BE-PAL編集スタッフで「アウトドア句会」やってみた
    焚き火の前で本を読んでいたら、なんだか筆を執りたくなってきた…。

    そう、「焚き火」を筆頭に、自然の中には季語があふれているのです!フィールドで季語を探しながら、ビーパル編集部員たちがここで一句!本気で対決したその結果はいかに…!?

    皆さんも焚き火の前で嗜んでみては?

    四季折々の情感を、五七五の定型で表わす俳句。小説は書けなくても、世界で最も短い詩なら詠めるかも? と、創作意欲を刺激された編集部員たちが句会を敢行した。
     
    吟行の地に選んだのは、BE-PAL編集長の別宅、サワッキーハウス。

    「歳時記を見ると、意外なものが意外な季節のことばになっています。油断ならないのです」
     
    そんな宮川師範のことばを裏付けるように、庭を少し歩くだけで季語が見つかる。栗にすすき、秋桜、見上げれば雲ひとつない秋晴れに蜻蛉。

    サワッキー:「知らないだけで、季語って案外身近なんだなぁ」
    マチダ:「そっか、銀杏も秋の季語なのか!」
    ブッシュ:「うへへへ、新酒と秋刀魚も加えて、季語だけで一杯呑めますね♪」
     
    ……どうやら、食欲の秋になるか、読書の秋になるかは人それぞれのよう。今年の秋は、自然派のことば遊び・句作を焚き火の前で嗜むのはいかが?

    師範  宮川 勉さん

    遠き日や
    ぱちり焚火の
    爆ぜる音

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    かつてBE-PAL誌上にて「だいこん屋主人のアウトドア句会」を担当。掲句の季語は「焚火」。季語に一見関係のない事物「遠き日」をぶつけると意外な新鮮味が表われますよ。

    編集長・沢木

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    良句

    「草刈り」は夏の季語だけど、この句は「秋桜」が季語。標語に近いかな。「税金は納期までに払いましょう」って標語をよく見るけど「秋桜が咲いたら草刈りをやめる」という強い決意を感じますね。

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    あぁ、草刈り合戦 終了の香りよ

    今夏の猛暑は本当に大変でした。二拠点生活は雑草との戦い。大量の汗をかきながら2週に1回のバトル。庭に秋桜が咲き、ようやく停戦となりました。

    編集・マチダ

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    良句

    お酒がおいしいんですね、いいではないですか。「ビール」は夏、「熱燗」は冬、「ホットワイン」もすでに冬の季語でしょう。これはもちろん冬の句。季語の三役そろい踏み、おそれいりました!

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    アツアツの酒プリーズ

    大好きなお酒だけで俳句ができないか……? と考えた一句。アウトドアで呑みたいお酒の冬バージョンを想像し、ニコニコしながら詠みました。

    編集・ハラボー

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    名句

    季語は「毬栗」で冬。「や」は前後の連なりを切る切字で、ふつう末尾には使いません。でも素直でいいですよ。たとえば上五を「木漏れ日や」、下五を「栗の毬」にするのはどう?

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    毬に隠れても食べちゃうぞ

    軍手を借りての栗拾いは、サワッキーハウスの風物詩。イテテ、と騒ぎながら、五感を使って詠んでみました。国文学専攻の意地、ここにあり!

    編集・サウザン小川

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    名句

    夏の季語「キャンプ」に「冬」をつければ、冬の季語になる。だけど「焚き火」もあるので、季重なりです。たとえば爆ぜる薪の音のほうに着目すると、深い闇や沈黙が強調されますよ。

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    俺の魂も燃えてるぜ!

    すっかり寒くなったキャンプには、焚き火が不可欠。暖を取るも良し、料理を作るも良し、薪をくべて自由に過ごす。あ〜早く焚き火がしたい。

    編集・ブッシュ早坂

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    駄句

    季語「きのこ」もこれだけ脇に追いやられると同情したくなりますね。季節はいいから肉をくれって、あんた、それは……。定型を守ろうと「肉」に「お」をつけたのは可愛いけど。

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    肉詰めにして いただきます

    そっかー、牡丹鍋(猪)とか紅葉鍋(鹿)とかが、冬の肉季語だったのか~。焚き火でジビエ鍋もいいよね。あ、想像しただけでもうヨダレが……。

    ※構成/梶原舞佑子 撮影/早坂英之(ともに編集部)

    (BE-PAL 2024年12月号より)

    焚き火の前で本が読みたくなったら…自然派のココロに刺さる88冊を掲載した「BE-PAL」12月号はいかが?

    焚き火の前でゆっくりとしたときを過ごす。そこにお気に入りの本があったら、どれだけ幸せなことだろう。読書とキャンプ&焚き火のアウトドアライフを提案する「CAMP with BOOKS」。次のキャンプには本を一冊持っていきませんか?

    購入・定期購入はこちらをチェック

    ※一部地域では発売日が異なります。
    ※電子版には特別付録が付きません。

     

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