イカを岸から釣れる!伝統のルアーフィッシング「エギング」の魅力を語ってみた | 釣り 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル

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2024.09.04

イカを岸から釣れる!伝統のルアーフィッシング「エギング」の魅力を語ってみた

イカを岸から釣れる!伝統のルアーフィッシング「エギング」の魅力を語ってみた
イカ釣りというと、海面を煌々と照らす釣り船を思い浮かべる方が多いと思います。実は岸からも、古来からある伝統のルアーを使用してイカを釣ることもできるのです。

この記事では、沿岸によく接岸するアオリイカを狙うルアーフィッシング、エギングを解説します。

エギングの由来は「餌木」

300年前から姿を変えていないエギ

発祥は300年前ともいわれ、当時から形を変えていない。

エギングとは日本に古来から存在する伝統のルアー、餌木(エギ)を使用してイカを狙うルアーフィッシングのことです。

古来からある釣りで、釣りをする人たちからはエギングと呼ばれています。

必要なタックル(釣り道具)

今回は、エギングの主なターゲットであるアオリイカを狙う上で初心者の方におすすめの、最もオーソドックスなタックルを紹介します。

エギングで使用する釣り道具類

ライフジャケット(右上)は、足場の良い場所であれば浮き輪のように膨らむ膨張式が身軽でおすすめ。

ライフジャケット・スパイクシューズなど

海釣りにライフジャケットは必需品です。

また、ライフジャケットと同等に重要なものがスパイクシューズなどの足元の装備です。

そもそも落水しないことが大事なので、しっかりと準備をしましょう。

ロッド(釣り竿)

8.3~8.6ftでパワーランクML~Mクラスのロッドが、重量などのバランスが良くおすすめです。

パワーランクとはロッドの強さのことで、M(ミディアム)や、H(ハード)などがあり、MLクラスはミディアムとライトの中間を指します。

リール

今回は釣り具大手メーカー2社のリールでおすすめを紹介します。

シマノ製リールであればC3000番、ダイワ製リールではLT2500番がおすすめです。

両社ともにエギング専用のモデルがラインナップされ、軽量感を追求した設計やエギングの釣り方に適したハンドル形状などが採用されていておすすめです。

エギ

秋に使用するエギのサイズは小型のアオリイカに合わせて3.0~3.5号がおすすめです。

軽い3.0号はゆっくり沈むのでじっくりと見せて誘うことができ、3.5号は重く飛距離が出るため広範囲を探れます。

色は膨大なラインナップがあり迷い始めるとキリがなくなってしまうので「これだ!」と思う物を選ぶと良いでしょう。

ライン

PEラインとショックリーダーの結束「10秒ノット」の手順

PEライン(右)とショックリーダー(左)の結束は「10秒ノット」が簡単で初心者におすすめ。

最後にラインですが、エギングではアオリイカの小さなアタリを手元に伝える感度が大事な要素となります。

ポリエチレンの撚糸・PEラインはナイロン製などのラインに比べて伸びが少なく、アオリイカがエギを抱く(イカが獲物を触手で掴むことを「抱く」と呼びます)感触を、“ピンと張った糸電話”のように手元に伝えてくれるので断然おすすめです。

注意点として、PEラインは結び目の強度が弱くなる特徴があり、エギを結ぶ際にPEラインに代わり結び目の役目をする、ナイロンなどでできたショックリーダーを使用する必要があります。

その他

アオリイカを持ち帰るクーラーボックスや、イカが吐く墨で地面が汚れるため、堤防や漁港で釣りをする場合は洗い流すための水くみバケツも用意しましょう。

アオリイカを釣るおすすめの場所、時期、時間帯

穏やかな海面

波の穏やかな日の磯まわりは、格好のエギングポイント。

アオリイカが好む場所

アオリイカは磯や岩礁帯といった身を隠せる場所を好みます。

平坦に見える堤防でも海底はゴツゴツした岩場になっていることも多く、そういった場所は格好の釣りポイントです。

航空写真で海底の岩場が確認できるところもあるので、ポイント探しに活用しましょう。

おすすめの時期

アオリイカの主なシーズンは春または秋です。

春は産卵のために接岸する大型の親イカを狙うことができますが、個体数が少ないため釣ることが難しい傾向があります。

その年に生まれた子イカを狙う秋のシーズンが個体数も多く、釣りやすいため、初心者におすすめです。

よく釣れる時間帯

おすすめの時間帯は“マズメ”どきです。

“マズメ”とは、日の出または日の入りで明暗が切り替わる時間帯のことをいいます。

マズメどきはアオリイカの食事のタイミングといわれ、よく釣れる時間帯です。

アオリイカを釣るコツ

ロッドをシャクる

アオリイカはエギが跳ね回る動きに反応します。

キャスト(投げること)して10秒ほど沈めたら、エギに跳ねる動作を与えるため、「シャクる」というロッド操作をします。

弛んだライン(糸ふけ)をリールで巻きとりながら、ロッドを大きく上下に動かすことでエギが激しく上下に動き、アオリイカに強くアピールします。

ロッドを静止する

3~5回ほどロッドをシャクったら、次は一転して5秒ほどロッドを静止します。

実はこのタイミングが最も重要で、エギが静止しているときにアオリイカが捕食体制に入り、抱いてきます。

アオリイカのアタリは魚のようなブルブル、というものではなく、ちょうど人の手がエギを掴むようなモソッとした小さな感触です。

アタリを逃さないコツは、リールでしっかり糸ふけを巻き取ってからロッドを静止することです。

PEラインがピンと張っていれば、アオリイカのわずかなアタリを感じ取ることができます。

釣ったアオリイカを美味しくいただこう

アオリイカのお刺身

アオリイカは食べても大変美味しい釣り物で、お刺身は絶品。

美味しくお刺身でいただくコツは、数日寝かせることです。

釣った直後は身が硬くうま味も少ないのですが、捌いてから3~4日ほど冷蔵庫で寝かせることでうま味が増し、身も柔らかくなります。

少し手間はかかりますが、せっかくであれば美味しくいただくためにぜひ実践してみてください。

エギング特有のマナーを守ろう

釣りを終える際はゴミなどを残さないのはもちろんですが、エギング特有のマナーもあります。

イカは釣りあげるとほぼ確実に墨を吐き出します。

漁師の方の職場である漁港や、堤防を墨で汚してしまった場合はしっかり洗い流してから釣りを終えるようにしましょう。

志田 こうたろう

アウトドアライター 釣りYouTuber

幼少から釣りに触れていたものの、“趣味としての釣り”をするようになってからは12年。 子どもたちの成長と共に少なくなる一方の釣行を可能な限り有意義なものにしようと奮闘中。 夏は特に好きな鮎の友釣りで川に入り浸る。クルマ好きで国家2級自動車整備士。

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