BE-PAL9月号で“各駅停車の旅”をレポートしている、矢野直美さん。鉄道旅をこよなく愛する、元祖・鉄子に”各駅停車の旅”のコツを教えてもらった。
「各駅停車の良さは、その土地の風情を楽しむことができること。都会の駅から山中にひっそりたたずむ駅、海や川の車窓、渓谷に山岳といった風景を列車に乗っているだけで堪能できます。
旅のコツは、『ま、いいか』の精神。各駅停車の旅は待ち時間が多く、特にローカル線は列車の本数も少ない。なので長い待ち時間も運行の遅れといった旅に付き物のトラブルに遭遇したときも、『ま、いいか』とのんびり空でも見上げていましょう。
必要なアイテムとしては、特急や新幹線などと違い、各駅停車では旅の途中に食べ物・飲み物を購入するタイミングを外してしまうことも多々あるので、いつも水筒と軽食を用意しておくと安心。
夏は、列車内の冷房が効きすぎで、外が炎天下ということもあるので、脱ぎ着のできる上着やショールなどがあると便利。冬はその逆ですね」
なるほど、誌面ではJR予讃線で伊予上灘~喜多灘、下灘駅の絶景をレポートしていた矢野さんだが、まだまだオススメの各駅停車の旅があるという。ここでちょこっとご紹介。