日本屈指の氷の滝! 鳥海山「二ノ滝氷爆」で絶景ハイキング - 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
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    2022.01.04

    日本屈指の氷の滝! 鳥海山「二ノ滝氷爆」で絶景ハイキング

    鳥海山の二ノ滝氷瀑

    スノーシューでしか行けない冬限定の絶景

    「二ノ滝の完全凍結は、例年2月上旬ころですね」という遊佐町のトレッキング・ガイドさん。

    (とすれば、滝はまだ凍ってないかも…?)

    取材時期が1月上旬なのは残念だよな~、との思いに取材班一同、口数は少なく足も重い。

    スノーシューがズボズボ埋まる深雪をラッセルし、夏なら1時間の山道を歩くこと2時間半。

    鳥海山の雪山をスノーシューで歩く

    車道を1時間半歩き、ブナ林の急斜面を約20分トラバース。

    ブナの森の斜面をトラバースしていくと、谷間に突然、水の落ちる音が響いた。

    やはりまだ早すぎたか……。

     

    と、前を歩く写真家・後藤さんが

    「おぉー!」

    と叫んだ。

     

    飛び込んできたのは、岩壁にしがみつくようにむんずと立ちあがる巨大な氷瀑アーチ。

    氷の隙間からほとばしる流水に息をのむ。

    かつて見たことのない“半熟の氷瀑”であった。

    鳥海山の二ノ滝氷瀑

    滝の中へ入ると、氷に包まれた。空気の流れがなく意外と温かい。

    その辺にぶら下がっているツララを溶かして、馬肉入りラーメンを食べた。

    しみる〜! 

    落水の轟音。仰ぎ見れば凍る滝。時間が止まったみたいだ。

    雪山の静寂にしばらく身を委ねたい……ところだが、背中の汗が冷えてきて「早くラーメン食って下山しないと!」と急かす。

    (ここは氷点下の雪山、激寒いので長居は危険なのである)

    人間を寄せつけない荘厳さが、この滝を昔のままの姿に保ち、日本屈指の絶景たらしめているのだ。

     

    鳥海山・二ノ滝(山形県)

    アクセス:山形県飽海郡遊佐町。二ノ滝へのスノートレッキングのベスト時期は2月上旬〜3月上旬。 JR遊佐駅から車で15分の「胴腹滝」へ行き、そこから雪の中を歩いて往復約4時間。ガイドツアーがおすすめ。

    ツアーやガイドのお問い合わせ先(※新型コロナウイルスの影響で中止の可能性があります)

    遊佐鳥海観光協会 

    営業時間 8:30~17:30 (日曜日・年末年始は休み・祝日は営業)
    0234-72-5666
    https://www.yuzachokai.jp/

    ●「来ちゃいなよ遊佐町」
    http://yuzamachi.com/

     

    鳥海山ハイキング後の立ち寄りスポット

    遊佐町の名勝「丸池様」

    湧き水がブルーに輝く美しい湖、遊佐町の名勝「丸池様」。一つ目の魚が棲むという伝説が残る。

    アルケッチャーノ

    地元、庄内食材を用いた奥田政行シェフのイタリア料理店「アル・ケッチァーノ」は日本における地産地消レストランのパイオニアたる名店。時間が許すなら、ぜひ訪れたい。

    アルケッチャーノ「タラとカラスミのクリームパスタ」

    3800円のコースは「タラとカラスミのクリームパスタ」など全6皿だった。

    アル・ケッチァーノ

    0235-78-7230
    http://www.alchecciano.com/

     

    文=森山伸也 撮影=後藤匡人(「BE-PAL」2015年3月号より)

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